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様々なハンドガンに対応するホルスター、SAFARILAND GLS ロングサイズを買ってみた

記事作成日:2016年6月19日

様々な種類のハンドガンに対応した汎用ホルスターと言えば、一般的にはナイロン製でもともと緩い寸法になっているか、ベルクロ等で大きさを調整出来る物が一般的かと思います。
今回紹介するSAFARILAND GLSは、従来の汎用型ホルスターとは一線を画した設計がなされている汎用型ホルスターです。

見ての通り、カイデックスで作られており、専用ホルスターとなんら変わりがないように見えます。
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しかし、見てくださいこの対応している銃の種類の多さを・・・。
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エアソフトガン化されている物(MGCやJAC等、古いメーカーの製品を除く)をざっくりピックアップしてみると・・・

  • M1911 ガバメントシリーズ
  • ハイキャパ等のダブルカラムガバメント
  • M9/M92F
  • CZ75
  • FN57
  • Glock17、34
  • S&W M&P

といった感じです。

まあ、何かこうやって見るとそこまで凄い汎用性という訳でも無いのかもしれませんが、このホルスターの構造上、これらの銃以外にも対応している物があるのかもしれません・・・。
小型拳銃と大型拳銃以外は大体対応してるのかな?

尚、GLSは長さが「ロング」、「スタンダード」、「コンパクト」、「サブコンパクト」と4種類存在し、私が今回購入したのは「ロング」になります。

長さによって対応する銃の種類が異なるので、自分の使いたい銃がどのサイズなのかを調べる必要があります。

ざっくり紹介すると、

ロング:上記の銃+スタンダード、コンパクト、サブコンパクト用の銃も一部対応
スタンダード:Glock 17、HK45、M&P等
コンパクト・・・USP、P99+ロング、スタンダード用の銃も一部対応
サブコンパクト・・・Glock26やM&Pコンパクトのような短い銃用

本当、ざっくりになりましたが、こんな感じです、
とりあえず、ロングサイズが一番様々な銃で使えそうだったので、ロングを買っておきました。

まあ、あと私自信、Glock 34とFN57が主力なサイドアームになるので・・・。

という訳で、GLSの内容物はこんな感じ。
ホルスターと調整工具、説明書です。
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ホルスターはパット見専用ホルスターにしか見えない作りですが、よく考えながら見ると、様々な銃のスライド形状に対応するように、表面の凹凸が非常に複雑化している事が分かります。
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反対側はこんな感じ。
ベルトクリップが標準で付いてきます。
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付属のベルトクリップは角度調節が出来ないタイプになっています。
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そして、意外と面白いのがこの、付属の工具。
一見変わった形の六角レンチ(T型レンチ)ですが・・・
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これ、単にL字の六角レンチが固定されてるだけで、簡単に取り外せるようになってます。
ちなみに、このとっては樹脂で出来ており、付属の六角レンチより小さいサイズ(あまりに小さい物を除く)であれば、一応使う事が出来ました。
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このパーツだけバラ売りして欲しい・・・。

という訳で、まずはホルスターの中身を見ていきます。
背面に付いている2本のプラスネジを抜くと、このようにホルスターを開く事が出来ます。
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尚、このネジはタップネジになっているので、ネジを緩めたり締めたりする時はうっかりタップを掘ってしまわないように気をつける必要があります。
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まず、ここでどんな感じでロックが掛るのかを確かめていく事にしました。

とりあえず、M&Pはこんな感じ。
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Glock 34はこんな感じ。
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Glock 19はこんな感じ。
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FN57はこんな感じになります。
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まず、銃のロックはトリガーガードに大して行われます。
後はトリガーガードの左右にかかるテンションと、トリガーガードの前のフレーム下部にかかるテンションで銃を保持します。

実質トリガーガードの形状や大きさによってロック出来るか出来ないかが決まる感じですね。

ちなみに、薄い(細い)トリガーガードを使う場合は、付属のスペーサーを噛ませてやる必要があります。
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付属のスペーサーを噛ませると、これくらいの隙間だった部分が・・・。
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こんな感じで狭くなります。
これによってトリガーガードにテンションが掛るようにしている訳です。
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説明書にもイラスト付きの手順が書いているので、分かりやすいです。
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フレーム下部にかかるテンションは、こちらの銀色の六角ネジで行います。
ホルスターに銃を入れた状態で締め込んでいき、ある程度硬くなってきたら後はテンション具合の微調整をする感じですね。
調整は比較的楽です。
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結構ユニークな製品で、好き嫌いが分かれそうな感じですが、私は結構気に入りました。

という訳で、ホルスターを買ったら絶対にやる儀式、ELSの取り付けを行います。

今回、ELSを買い忘れていたというか、まだ家に在庫があると思っていたら無かったので、別のホルスターに使われていた物を拝借して付けています。
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これでいつでも私の装備に取り付けれるようになりました。
本当、ELSは便利です。

という訳で、このSAFARILAND GLSはとりあえずGlock 34用で調整しておきました。
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ちなみに、グラツキ加減はこんな感じの結果になりました。

Glock系とFN57は全然ガタツキが無く、ガッチリ固定出来ました。
当然、抜き差しはスムーズに行えます。

一方、M&Pは若干ガタついてしまいました。
ただ、これはBlackHawkのCQCホルスターや、Safarilandのカイデックスホルスターでも同様のガタツキが起きているので、ロックする方式を採用しているホルスターは共通で同じような問題が起きるのかもしれません・・・。

最後になってしまいましたが、SAFARILAND GLSのロックレバーは中指で操作するという少し変わった操作方法になります。
ドローする時にかなり慣れが必要だと思いますが、私は割とすぐに馴染めました。


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