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アクティブブレーキを効かせるには、ブラシをコミュテーターにしっかり密着させるのが良い気がする

記事作成日:2016年11月5日

記事タイトルの通りですが、色々試した結果、アクティブブレーキの効き具合を安定させるには、ブラシとコミュテーターの密着率をいかに上げるかが重要ではないかと思っています。
コミュテーターのメンテナンスをこまめに行い、極力綺麗な状態で使うのはもちろんですが、それでもブラシがイマイチだと直ぐにコミュテーターがダメになりますし、立ち上がりやアクティブブレーキの効き具合が悪くなってしまいます。

例えば、短いブラシを使ったり、ブラシスプリングが劣化して柔くなってしまっている場合、コミュテーターの回転によってブラシが浮く事があります。
当然、ブラシが浮くと電気の流れが止まるか不安定になり、スパークも発生してコミュテーターを痛めてしまいます。

また、アクティブブレーキによって±が逆向きの電流が流れた時にブラシが浮いてるとかなりのスパークが発生しますし、効きも悪くなります。

トレポンのグリップを外した状態で、色々なブラシを使って試すとよく分かると思います。
新品のブラシだとなんの問題も無いのですが、短いブラシや柔らかくなったブラシスプリングを使うと、トリガーから指を離した瞬間(モーターが停止する瞬間)に凄いスパークが散ります。

当然、コミュテーターは焦げ、下手したら欠けてしまいます。

最近は少しでもトレポンのブラシが減ってきたらゴム板をブラシとブラシスプリングの間に挟んで使うようにしています。
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で、今回は通常電動ガンでそれを行います。
まあ、モーターの構造自体はトレポンも通常電動ガン(EG1000互換)も変わらないですからね…。
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ASCU Gen4を組み込んだE&L M4A1 DXで使っている、GUARDER製ハイトルクモーターです。
低価格ですがトルクは十分にあり、感覚的にはLONEX A5以上、LONEX A2未満といった所。
11.1Vでぶん回してもそこまで大きな発熱は無く、ピニオンの形状もマルイ系ベベルギアと相性が良いので、非常にコストパフォーマンスの良いモーターだと思います。

このモーターも長いこと使っているのでブラシがけっこう削れてきているんですよね…。
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この状態で使うとギアの停止位置がかなり不安定になり、場合によってはオーバーランしてしまっていました。
私はこのE&L M4に逆転防止ラッチを付けておらず、トレポンとほぼおなじ感覚で運用しているので、モーターのオーバーランはかなりマズイことになります。

なので、こんな感じにカットしたゴム板を用意しました。
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このゴム板をブラシとブラシスプリングの間に挟み込んで、ブラシのテンションを上げます。
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これにより、ブラシがコミュテーターにしっかり密着し、アクティブブレーキのかかり具合も良くなります。
半面、モーターの回転数がかなり落ちる(毎秒1発程度のサイクル低下)という問題がありますが、立ち上がりの速度とアクティブブレーキの効き具合がかなり良くなるので、セミオートメインで使ってる人にはお勧めです。

やっぱりFCU搭載の銃はセミのキレを良くしたいですからね。
ASCUはプリコックにはならないので、キレキレとは言い難いですが、トレポンと同等レベルにする事は可能です。

ASCUで更にキレを良くしたいならDSGですね。
DSGとASCUの相性は最高に良いです。

昔、私は「モーターは使い捨てで良いや」と思っていたのですが、EG1000を使っている時はそれでも良かったのですが、最近1万円を超えるモーター、トレポンに至っては2万円を超えるモーターを使うようになってからはその考えは捨てる事にしました。
なるべくモーターを長持ちさせる為には、やはりこまめなコミュテーターのメンテナンスと、常に強いブラシスプリングのテンションが必要だと思います。

ちなみに、上記で紹介したゴム板を挟む方法を使うと、最後の最後までブラシを使い切る事も出来るので、ブラシを購入するコストを削減する事も出来ます。


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