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トイスター トカレフ TT33を分解しました

記事作成日:2017年5月28日

「今更誰得だよ」と思いますが、ネタがある以上記事にせねば…という訳で、トイスター製 エアーコッキングガン、トカレフ TT33の分解記事です。

多分今では入手困難な銃だと思います…。(昔は店頭でもたまに見かけたんですがね)
ちなみに、なぜこのタイミングでこんな記事を書いているのかと言うと、友人から譲り受けた為です。

尚、こちらはシアーがたまに掛かったり掛からなかったりするジャンク品です。
つまり、スライドを引いて離すと撃てる、恐ろしい仕様になっています。

という訳で、分解開始。

まずは本体左側の銀色のパーツ(スライドストップを固定しているパーツ)を外し、スライドストップを抜きます。
スライドストップは2分割になっています。
これでスライドとグリップ部が分離出来ます。

シアーを確認した所、どうやら結構削れてるようです。
まあ、これがシアーが掛かったり掛からなかったりする原因かと思われます。
ポリカーボネート樹脂っぽい感じですし、摩耗は仕方ないかと。

続いて、スライドを分解していきます。
まず、樹脂製のU字のパーツを外し、手前の金属パーツを抜きます。

ここは何となくガバメントの分解に似てますね。

これでスライドにくっついているパーツは全て外せるようになります。

特に外す順番が決まっている訳では無さそうなのですが、私はピストン→インナーバレル+チャンバー→リコイルスプリング→アウターバレルの順番で外していきました。
ちなみに、ピストンの分解もU字の透明パーツを外せばピストンスプリングやピストンヘッド等が外せるようになります。

インナーバレルとチャンバーを分離させるには、チャンバー下部のピンを抜くだけです。
これでアウターバレル、チャンバーパッキン、チャンバーが分離出来ます。

ピストンスプリングガイドは引っ張れば抜けます。

続いて、グリップ側の分解。
まずはグリップパネルを外すのですが、これは実銃通りです。
左側のパネルの内側にあるT字のレバーを動かしてロックを外します。

次に、右側の内側にある棒状のレバーを動かしてロックを外します。

マガジンキャッチはマイナスドライバーを使って上手いこと外します。

こんな感じでマガジンキャッチをロックしている突起を逃しの溝まで持っていけば簡単に外せます。

続いて、ハンマー周りの分解です。
ハンマーの根元付近に付いているピンを抜くと…

トリガーやハンマーなどが付いたユニットがごっそり抜けます。
実質この1本のピンによって保持されてるんですね…

トリガーはこのユニットにくっついてるだけなので、簡単に外せます。

ユニットの分解も簡単で、こちらのプラスネジを外すだけ。

これで真っ二つにできます。

という訳で、これでトイスター トカレフ TT33の分解は完了。

大分古い銃な事もあり、グリスはドロドロのベタベタでした。
ちなみに、ハンマーも落ちる時「カチン!」ではなく「ぬちゃっ・・・」といった感じでゆっくり落ちていきます。

という訳で、次はシアーの修理と組み立てですね。
ついでに樹脂感満載のこのスライドとグリップを何とかかっこよくしようと思っています。


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