A&K製トレポン(チャイポン)、S.T.W.を早速買ってみたのでレビューしていきます(ファーストインプレッション)
記事作成日:2017年6月11日
UFCが今になって何故かA&K製のトレポン(チャイポン)の取扱を始めたので、早速買ってみました。
今回購入したのは、先行して流通が始まったM4 RISタイプの製品です。
今後、ノーマルハンドガードの製品や、HK416タイプが発売される予定です。
ちなみに、A&K STW自体はG&D DTWと同じくらい昔から存在する中華製トレーニングウェポンで、別に目新しい物というか新製品とかそういうわけではありません。
単に今まで輸入代理店が無く、ショップに頼んで輸入してもらうか、個人輸入をするしか手に入れる方法が無く、流通が少なかっただけです。
という訳で、そんなA&K S.T.W.のレビュー記事になります。
こちらの記事はファーストインプレッション記事で、外観と初速のレビューになります。
分解やパーツの互換性等は追って別の記事でレビューします。
A&K S.T.W.はこんな感じのパッケージに入っています。
「将軍」て…。A&KってこんなWEみたいなネーミングセンスだっけ…?
しかも、「Shogun Training Weapon」ってなんだよ…。
将軍が訓練で使う銃なんでしょうか?
更に、下には「ABBA Version」という謎の表記。
「最新アドバンスブローバック機能搭載版」と日本語でも書かれています。
チェックボックスに印が入っていないので、この機能が付いていないモデルです。
ちなみに、実際にA&K S.T.W.のラインナップの中には「S.T.W. ABBA」という製品が存在します。
しかし、どれだけ探してもブローバックしているレビューやら動画は見つけられませんでした。
ABBAバージョンをレビューしている外人も居ましたが、中身は普通のS.T.Wでした。
一体ABBAとは何なのでしょうか…。
取扱説明書はこんな感じ。
NO COMPROMISE(妥協しない)だそうです。
説明書はイラスト付きで色々解説されています。
表記は全て英語。
意外なことに、マガジンは2本付いてきます。
マガジンの装弾数はSYSTEMA純正と同じ120発。
インナーは半透明の樹脂で色はスモークです。
SYSTEMA純正マガジンと同じようなフォロワートップがひょうたん状になっています。
個人的に「これだけ欲しい!」と思っているパーツがこちら。
トレポン用のBBローダーアタッチメントです。
これ、覆いが付いてるおかげで給弾し易いんですよ…。
バーティカルフォアグリップとレイルカバーはこんな感じ。
共に非常に安っぽいです…。
BB弾とフロントサイトの調整治具、
BB弾にはシリカゲルも付いてくるので、もしかしてバイオBB弾?
色もA&K製のバイオBB弾によく似ています。
アウターバレルとフロントサイトはスチールですが、フラッシュハイダーは恐らくダイキャストです。
フロントサイトの脇にスリングスイベルが付いています。
ハンドガードはレイルハンドガードになっています。
中華銃でよく見かける非常に安っぽい質感、塗装のハンドガードです。
ハンドガードの内側には銀色に輝くヒートシンクが入っています。
レシーバーはこんな感じで、割と傷があります。
まあ、ここら辺は仕様みたいな物ですね。
マグウェル部分の刻印はレーザー刻印のようです。
精度はそんなに高くなく、文字のフチがギザギザになっていますし、文字にグローが掛かったような感じで変色しています。
尚、「U.S. GOVT.」のUSがシールで隠されてます。(中華製品でよく見かける「フル刻印じゃないよ!」と主張する為のシールでしょう)
セレクターレバーの部分はこんな感じ。
こちらも「U.S.A.」の刻印の上に丁度「MADE IN CHINA」のシールが貼られてます。
キャリングハンドルはこんな感じ。
こちらはわざわざ「A2」と入っている所を見ると、G&Pのコピーでしょうか…。
ピカティニーレールはこんな感じ。
キャリングハンドルを付ける時に付いたと思われる傷がちらほら見受けられます。
反対側はこんな感じ。
ダストカバーのスプリングは最初から歪んでますし、何か汚れてます。
グリップはA2グリップ。
グリップ底部のネジはこのような感じになっています。
種類の異なるネジが混在していて、もうカオス。ネジ穴舐めてるし。
また、旧型のSYSTEMA PTWで付いているイモネジもあります。(2013年のロット辺りからこのイモネジは無くなりました)
ストックはこんな感じのLMT亜種タイプ。
ストックチューブは6ポジションです。
配線はこんな感じで無駄に長く、細いです。
コネクタはラージコネクタです。
バットプレートを外すとこんな感じ。
ストックの構造は基本的にSYSTEMA PTW純正のLMTストックと同じですね。
現行モデルのPTWはブッシュマスタータイプのストックになっていますが…。
尚、FETがかなり大きく、08モデル位のサイズなので、ストックチューブにLiPoバッテリーを入れる事は難しいです。
という訳で、続いて動かしていこうと思います。
私はラージコネクタを持っていないので、XT30に交換しました。
尚、配線にはどちらが+でどちらがーなのか、表記が一切無いので、気をつけましょう。
使用した弾はG&G製 0.20gの樹脂弾。
HOPは箱出しのままです。
この後、30発撃ちましたが、初速は71m/s〜96m/sの間を行ったり来たりしてました。
また、フルオートは給弾不良多発で発射サイクルの計測が出来ませんでした…。
また、飛距離は不明ですが集弾性は酷いもので、めちゃくちゃ上下にブレます。
まあ、初速のバラ付きがこんな物なので仕方ないかもしれませんが…。
という訳で、ファーストインプレッションはこんな感じです。
A&K S.T.W.の個体差について
最後に少し個体差について話していきます。
私は店頭在庫全てのS.T.W. 3丁を見せてもらい、比較したのですが、割と気になる個体差が見受けられました。
- グリップの底で使用されているネジの種類が違う。
- 塗装の質感が少し違う(僅かな差で、並べて見ないと分からないレベル)
- 配線に+、-のマーク(熱収縮チューブの赤と黒)が付いてる個体がある
といった感じでしょうか。
中華電動ガンなので、個体差や組付けミスはまあ仕様みたいな物だと思っていますが、購入を検討される方はご注意下さい。
引き続き私はS.T.W.のレビュー記事を書きますが、他の個体と同じとは限らないので…。
オマケ
動作とかはYouTubeにレビュー動画を上げていますので、そちらをご参照下さい。
動画では、テイクダウンして軽く内部パーツを見たりもしています。
YouTubeにこういうレビュー動画上げるのは初めてですが、写真と文字だけでは伝わらない事も多いと思うので、今後もこういうレビュー動画を上げていきたいなと思っています。
分解レビューを書きました。
分解レビューを投稿したので、ご興味のある方はこちらもどうぞ。