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先端のスリットが特徴的なインナーバレル、Trident Air Diversion Barrelを買ってみた

記事作成日:2017年8月16日

効果の有無は置いといて、変な形のインナーバレルって見つけるとつい買ってしまうんですよね…。
という訳で、「Nebular Design Trident Air Diversion Barrel」という東京マルイ系のガスブローバックハンドガン用のインナーバレルを買ってみました。

今回私が購入したバレルの長さは113mmなので、ガバメントとかMEU、ハイキャパとかそこら辺用のインナーバレルになります。

Facebookページを見る限りラインナップとしてはガスブロ長物の他、電動ガン用も存在するようです。
ちなみに、中国語名は「三叉戟空氣定流管」と呼ぶらしいです。
まあ、そのまんまですね…。

尚、113mmのインナーバレルはマルイのGlock34にもピッタリのサイズだったりします。
当記事ではこちらのインナーバレルをGlock34に組み込んでいきます。

付属品としては、バレルとチャンバーパッキンが付いています。
海外製品にしては珍しく、チャンバーパッキンは非常に柔らかい材質で、国内用のガスや弾の重量でもいい感じにHOPが掛かりそうな印象です。

HOP窓はかなり広め(長め)で、前側が斜めにカットされています。
また、マルイ以外のガスガンや電動ガン等にも対応する為でしょうか?左右の切れ込みが複数箇所に入っています。

このインナーバレルの最大の特徴がこちら。
マズル側にこのような切れ込み(スリット)が3箇所に入っています。
テーパーも結構長めですね。

具体的な効果の程はショップの店員もよく分かっておらず、調べてもイマイチ分からなかったのですが、恐らくこの切れ込みに放出されたガスが流れ込み、マズル付近のガスの流れを安定化させる役割があるのだと思われます。
いわゆる段付きテーパーとかロングテーパーと似たような効果でしょうか…。

まあ、冒頭でも書いている通り、そんな効果なんて個人的にはどうでも良いのです。
面白そうだから買ってみただけなので…。
後「何だこの形状?!」というのの理由を推察したりとか割と楽しいですし、自作パーツや加工をする時の参考にもなります。

チャンバーパッキンはVFCのガスガンでよく見かける、突起大きいタイプです。
個人的にこのタイプの凸形状は割と好きですし、硬さも程よい感じなのでこのパッキンはこのまま使います。

調べてみた所、こちらのチャンバーパッキンは単品販売されている「X-Shock Hop up」という製品のようです。

上がGlock34の純正インナーバレル、下がTrident Air Diversion Barrel 113mmです。
スリットの長さを除くとほぼ同じバレル長かと思います。

Glockのチャンバーに取り付けた状態。

HOPの突起はこんな感じになります。

銃に組み込み、マズルから覗き込むとこのような感じに見えます。
凄く気持ちが悪い。

初速は0.20gで75m/sと箱出しと大きな変化は無さそうです。

実際に屋外で撃ってみましたが、弾の伸び具合には驚きました。
0.25g弾を使って、純正バレル+チャンバーパッキンだと30m位がギリギリ有効射程かな?といった状態だったのですが、こちらのバレルを組み込んだ所、40m近くスーッと綺麗な弾道を描いて飛んでいきました。
初速は60m/s台と非常に遅いので、ゆっくり真っ直ぐ弾が伸びていく感じですね。
非常に面白い弾道でした。

今まではメイプルリーフのクレイジージェットインナーバレルが最強だと思っていたのですが、Trident Air Diversion Barrelもかなり良さげですね…。
是非とも電動ガン用も買って組んでみたい所です。
多分、エアーを余らせているようなチューン(流速系)で効果が期待出来そうです。