何度切れても大丈夫な電動ガン用ヒューズ、OPTION No.1 ゾンビヒューズ(30A)を買ってみた | エボログ

何度切れても大丈夫な電動ガン用ヒューズ、OPTION No.1 ゾンビヒューズ(30A)を買ってみた

何度ヒューズが切れても3分程で元に戻るという非常にユニークな製品がOPTION No.1から発売されたので買ってみました。
という訳で、ゾンビヒューズの30Aです。
尚、15A、20A、30Aの3種類のラインナップが存在します。

内容物はこんな感じで、タミヤミニコネクタ付きのケーブルと熱収縮チューブが2本付属します。
コネクタが付いていない側の配線の皮膜は最初から破られており、予備ハンダが盛られている状態でしたので、恐らく既存の接点やケーブルにはんだ付けする想定なのだと思われます。

配線の長さは約25cm程度です。

ゾンビヒューズ本体の大きさはそれなりにありますが、非常に薄いのが特徴です。

尚、15Aと30Aはほぼ同じサイズですが、20Aは少し細いです。

中身が気になったので分解していきます。
というか、実はゾンビヒューズは2個購入し、1つは分解用、もう1つは実際に使う用として分けてます。

まず、皮膜を剥がすとこのような板状のパーツがはんだ付けされているだけである事が分かりました。

こちらの板は2枚入っていました。

板に貼られているテープ(恐らく絶縁テープ)を剥がすと銀色の板が見えてきました。

中身はこんな物でした。
見た感じ、単なる鉄の板です。

動画も撮ってみました。

正直これが何故ヒューズとして機能するのか訳がわからなかったので、Twitterの方に書き込んでみた所、数人の方から意見を頂き、自分の方でも調べた所どうやら過電流保護として使われる「ポリスイッチ/復帰型PTC」と呼ばれる物である可能性が高い事が分かりました。
ポリスイッチは電動ガンだとFCU(電子トリガーと呼ばれる物)の一部製品に保護回路として搭載されていたり、他にもバッテリーのセルを連結させる部分や、家電製品などに使われていたりと割と一般的な保護回路のようです。

ポリスイッチがどういった物なのかはこちらを参考にすると良さそうです。
https://www.marutsu.co.jp/contents/shop/marutsu/mame/160.html

更に詳しい説明だとここらへんでしょうか…。
上記よりも難しい事が書かれていますが、実際の事例を踏まえて説明しているので分かりやすいです。
http://ednjapan.com/edn/articles/0902/01/news011.html

大きさは大分違いますが、似たような外観・機能を持つ製品が秋月で売られていました。

http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-00929/

ポリスイッチの特徴としてざっくり読み解くと、「過電流により発熱し、抵抗値が上がり電流を制限する」という製品である事が分かります。

一般的に電動ガンで使われているヒューズと大きく異るのは物理的に電流を遮断している訳ではなく、単に抵抗を増やして電流に制限を掛けているだけのようです。
その為、発熱が収まると再度使えるようになる訳です。

この発熱が収まるのに3分程時間が掛るのだと思われます。

ここで少し気になったのは、気温による誤作動は無いのか?という点。

まず、発熱によって動作するのであれば、気温の影響を受けそうな気がします。
例えば真冬だと直ぐに冷めるはずなので、再度使えるようになるまでの時間は短くなりそうですし、あまりに寒すぎた場合動作しなくなったり反応が鈍くなる可能性は無いのか?というのが気になります。
また、真夏だと許容量を超えていないのにヒューズが動作してしまう事もあるのではないか?と思ったりもします…。

素人目線ですが、ちょっと気になりました。
ただ、実際に色々な製品で使われている物のようなので、そんな簡単に気温の影響を受ける物でも無いのかもしれません。

後、このゾンビヒューズですが、30Aだと1個1900円位します(ショップによって変動しますが)。
物理ヒューズが1個100円位と考えるなら、最低でも19回ヒューズを飛ばさないと元が取れません。

メーカー公式では「面倒なヒューズ交換の手間が省けます。」と紹介していますが、ヒューズが飛ぶという事は飛ぶ原因があるはずなので、その原因を追求しないまま再度使えるようになってしまうのはちょっと危ないような気もします…。
原因究明するついでにヒューズを交換するなんて大した手間でも無いですし…。

また、筒型のヒューズを使っている場合、ゾンビヒューズに変える事で省スペースになるというメリットもありますが、ミニ平型ヒューズの方がコンパクトですし、メリットとしては弱い気もします…。

うーん。
とりあえず「面白い商品」止まりな感じが…。

似たような種類の製品として、サーキットブレーカー(ヒューズが飛んでもスイッチを押すだけで再利用可能)のような製品もありますし…。