
50%トレポンの初速調整と、最終弾検知の誤作動を直していきます。
記事作成日:2018年2月13日
A&K STWにSYSTEMA バリューキット3を組み込んだ『50%トレポン』ですが、組み立て直後のレビューにも記載した通り、初速が0.20gで95m/sと少々高めの結果になりました。
別に既定値よりも下なのでそこまで大きな問題では無いのですが、個人的に95m/sは高すぎる初速なので少し落とす事にしました。
という訳で、とりあえず手持ちのスプリングを色々試していったのですが、その過程で『A&K STWのスプリングは個体によって違う物が入っている』という事が分かりました。
上から順に、STW M4 CQB-R、STW HK416D、SYSTEMA純正、GAW 74%となっています。
- STW M4 CQB-Rのスプリングは短くて硬い。
- STW HK416Dのスプリングは少し長くて柔らかい。
- SYSTEMA純正は長くて硬い。
- GAW 74%はSYSTEMAより若干短くて柔らかい。
という訳で、まずは長くて柔らかい、STW HK416Dのスプリングを試す事にしました。
結果は0.20gで80m/s前後。
落ち過ぎじゃない…?
まあ、下がる分には良いです。
試しにスペーサーを入れて初速を上げてみる事にしました。
その結果、1発目で嫌な音を立てて動作停止。
弾も発射されず。
テイクダウンしてシリンダーを見てみると、なんとピストンが後ろで停止しています。
こんな状態、初めて経験しました。
どうやら、ピストンスプリングがスペーサーによって変形、ピストンと干渉してしまったようです。
STWのピストンは末端が平らに整形されていない為、負荷が掛かった時に外方向に力が逃げてしまうんでしょうね…。
STWの純正ピストンスプリングとスペーサーの組み合わせはやめたほうが良さそうです。
次に試したのはSYSTEMA純正のピストンスプリングなのですが、これはダメでした。
掲載出来ない初速を叩き出してしまいました。
次に試したのはG.A.W. Anti Shrink Spring for SYSTEMA PTW 81%と74%のスプリングです。
共にこのような銀色のスプリングで、SYSTEMA純正よりもかなり柔らかいです。
SYSTEMA純正のピストンスプリングだと初速が高すぎて困る事は多々あると思う(特にTW5やCQB-R)のですが、そういった時に便利です。
とりあえずまずは81%を試しました。
結果、87m/s前後ととてもいい感じの初速になりました。
そこから少しスペーサーを増やして92m/s前後まで上げました。
発射サイクルは秒間18〜19発程度です。
丁度良い初速になったので、これで50%トレポンの初速調整は終了です。
続いて、色々動作テストを行っていた時に最終弾の検知がよく誤作動を起こす事に気がついたので、こちらを変える事にしました。
挙動としては射撃時の振動によってボルトリリースレバーが動いてしまい、弾切れじゃないのにも関わらず動作を停止してしまう感じです。
これの解決方法は色々あるのですが、今回はマグネティックボルトストップを使う事にしました。
という訳で、買ってきたのはSYSTEMA純正のマグネティックボルトストップ専用スプリングです。
マグネティックのボルトリリースボタンは余り物を使いました。(元々流速ポンに組み込まれていたパーツ)
マガジンが刺さっていない状態だとこんな感じで、しっかりスイッチが押される事を確認。
空のマガジンを差し込むとボルトリリースレバーが押し上がる事を確認。
暫く撃ってみましたが、今まで起きていたトラブルは無くなりました。
初速も動作もバッチリです。
後は少しギアノイズが気になるので、これは追々調整していこうと思っています。