
VFC/Cybergun SIG MCXのモーターをサマリウムコバルトモーターからLONEX A5に変えました
記事作成日:2018年2月15日
VFC/Cybergun SIG MCXを調整した時に、とりあえず余っていた東京マルイ サマリウムコバルトモーターを入れていたのですが、ちょっとヘタっているモーターだという点と、今後電子制御化するにあたって相性があまり良くないかと思ったのでLONEX A5に交換する事にしました。
尚、LONEX A5を選択した理由としては下記。
- プリコックさせる予定なので、トルク系のモーターが欲しかった
- 7.4Vで柔らかいスプリングを使う仕様の為、LONEX A2等はオーバースペック過ぎる
- ブラシがスタンドアップタイプ(PTWとブラシが共用出来る)
- 値段がそんなに高くない
という4点です。
LONEX A5はそこまでの高トルク(いわゆる鬼トルク系モーター)という訳ではありませんが、EG1000よりも断然トルクは高いですし、更に燃費も良いです。
7.4Vのバッテリーを使い、そこまで固くないスプリングを引く仕様の電動ガンにマッチしているモーターだと思います。
LONEX TITAN A5 デュラブル スタンダードモーター ロング BLACK GB-05-18
また、ブラシもスタンドアップ型を採用しておりアクティブブレーキの効きが良く、動作も非常に安定しているので、電子制御ユニットとの相性が良いです。
個人的にはPTW(トレポン)のブラシと、ブラシが共用出来るのもメリットの1つですね。
という訳で、LONEX A5をSIG MCXに組み込んでいくのですが、私のSIG MCXはピニオンギアとベベルギアをヘリカルにしています。(LONEX スパイラルベベル/ヘリカルピニオンギアセット)
その為、LONEX A5のピニオンギアを交換する必要があったので、ピニオンリムーバーを使ってピニオンギアを外しました。
以前、LONEX A2のピニオンギアを交換しようとした時、途中でリムーバーが壊れたという経験があったのですが、LONEX A5は割とあっさりピニオンギアを外す事が出来ました。
やはり、LONEXのモーターは価格帯によって使用しているピニオンギアも違うのでしょうか…。
↑ラベルがボロボロになってしまっていますが、そもそもSIG MCXのグリップにLONEX A5を入れようとすると、ラベルを剥がす必要があるので別にボロボロになっても良かったり…。
また、ブラシをシルバーブラシに交換する事にしました。
左が純正のブラシ、右がSYSTEMA純正のシルバーブラシ(Ag90)です。
SYSTEMA Ag90% モーターブラシ / スプリング(2個セット) 純正
ブラシ交換ついでにエンドベルを取り外し、モーターの軸受けにタミヤ モリブデングリスを塗布しておきます。
モーターの軸受がメタル軸受けの場合、個人的にはモリブデングリスがお勧めです。
そういえばLONEXのモーターって分解が楽なのもメリットの一つですよね。
コミュテーターのメンテナンスとか、凄くやりやすいです。
尚、シルバーブラシに交換した後は暫く安定化電源に繋いで慣らし運転をします。
基本的にブラシ交換後はブラシのアタリが取れるまで慣らし運転をしたほうが、動作は安定しますし、コミュテーターの寿命が伸びるのでやったほうが良いですね。
暫く(10〜15分程度)慣らし運転を行い、ブラシのアタリが取れたらヘリカルピニオンギアを取り付けます。
後はモーターを入れてピニオン位置調整を行います。
まあ、前回組み込んだ時にも書いた通り、LONEX スパイラルベベル/ヘリカルピニオンギアセットはほとんどピニオン位置調整が必要ない(むしろほぼ出来ない)んですがね…。
尚、先にも述べた通り、SIG MCXのグリップは非常にタイトで、LONEX A5を入れる場合はラベルを剥がさないとそもそも入りませんでした。
それでも結構キツかったので、モーターの表面にシリコングリスを少し塗布して入れる必要がありました。
結果、こんな感じの初速と発射サイクルになりました。
バッテリーは7.4V、使用弾は東京マルイ 0.20gです。
サマリウムコバルトモーターを入れていた時は秒間13発程度だったので、ほんの僅かに発射サイクルは上がっていますが、ほぼ同じ感じですね。
と言うか、トリガーを引いてから発射されるまでのタイムラグ(レスポンス)も特に変化を感じませんでした。
割と電子制御を組まなくても、普通に使えるレベルのレスポンスだと思います。
まあ、それでも電子制御は組むんですがね…。
ちなみに、電子制御化自体は当記事を書いている段階では既に終わってます…。
が、少々トラブルが起きているので記事になるのは頃く先になると思います…。