エボログ

謎の0.25g バイオBB弾を貰ったのでレビューします

記事作成日:2018年5月17日

メーカー不明の謎のバイオBB弾 0.25gを頂いたのでレビューします。

尚、 入荷時点ではモンスターボール化(表面のワックスが飛んで、金型のゲート跡が浮き出てしまっている状態)が進んでしまっている弾が結構あったそうです。
そのため、問題のある弾と問題の無い弾に分別し、今回は問題の無い弾を頂いています。

こちらの弾は何故か2色混在しており、1つがグレー系の色、もう1つがアイボリー系の色です。

たまにグレーの弾やアイボリーの弾が混ざっている訳ではなく、丁度半々位の量で混在しています。

色以外の違いは特に無く、共に若干の光沢はあるもののマットな感じ。
表面処理に関してはマルイやG&Gの0.25gとよく似ている気がします。

気泡チェック

最近あまりやってなかったのですが、久しぶりにやってみます。
弾を真っ二つにして、中に気泡が入っているかどうかをチェックします。

この検証をやってなかった理由としては、この結果が分かった所でその検証が出来ないのでやってなかったのです…。

なにせBB弾に気泡が入っているかどうか、気泡がどこに入っているかは実際に弾を割ってみないと分からないので、気泡による集弾性や飛距離の影響を計測する事が出来ないんですよ…。

その為、気泡が入っているから何なんだ?という話しになってしまいます。
「気泡が入っているHOPの回転が不安定になり、命中精度が悪い」という話しは昔からよく耳にしますし、理屈は分かるのですが証明のしようが無いので…。

実際に気泡が含まれていたロットの弾を撃ってもそんなに命中精度が悪い印象も無かったので…。

まあ、今回はやってみます。
結果、気泡なし、断面は綺麗なもんです。

断面はバイオ弾らしい粉っぽさがあります。

重量測定

いつも通り適当に10発摘んで重量を測っていくのですが、色が異なる以上違う弾として計測していきます。

まずはアイボリー系の弾から。

  1. 0.249g
  2. 0.246g
  3. 0.245g
  4. 0.246g
  5. 0.250g
  6. 0.249g
  7. 0.250g
  8. 0.249g
  9. 0.250g
  10. 0.248g

平均:0.2482g
最大:0.250g
最小:0.245g
誤差:0.005g

続いてグレー系の弾から。

  1. 0.249g
  2. 0.251g
  3. 0.250g
  4. 0.254g
  5. 0.251g
  6. 0.250g
  7. 0.249g
  8. 0.252g
  9. 0.252g
  10. 0.249g

平均:0.2507g
最大:0.254g
最小:0.249g
誤差:0.005g

概ね同じ位の重量が計測されましたが、全体的にグレー系の方が若干重い弾が多めに計測されました。
まあ誤差の範囲レベルだと思いますが…。

重量のばらつきは案外少なめで、割と普通な感じ。

弾の大きさ測定

続いて、弾の大きさを計測します。
まず、KSC製品の5.98mmゲージを通し、通過した弾を同社製5.95mmのゲージに通します。
次にKSC製品5.98mmのゲージで弾かれた弾を蔵前工房舎製6.00mmのゲージに通します。

結果は下記の通り。

  • KSC製5.98mmゲージを通過した弾は198g、弾かれた弾は31g。
  • KSC製5.95mmのゲージを通過した弾は0。
  • 蔵前工房舎製6.00mmを通過しな買った弾は0。

つまり、BB弾の外径は6.00〜5.95mmの間であるという結果になりました。
また、弾の色の違いによる大きさの違いは特に気にする程は無さそうでした。

ワックスを飛ばしてみた

いつも通りヒートガンで暫く弾を加熱し、BB弾表面のワックスを飛ばしてみます。

結果、表面の光沢が無くなり、モンスターボールになりました。
モンスターボールの感じからしてもG&Gやマルイによく似ています…。

燃焼テスト

最後に燃焼テストです。

バイオBB弾が本当に”バイオ”BB弾なのか?というのを簡易的に調べる方法として、昔からBB弾を燃やすという方法が取られています。

『天然由来の成分のみで構成されたバイオBB弾は燃やしても鼻に刺さるような匂いや黒い煙が出ない』『樹脂が混在しているセミバイオや樹脂弾は鼻に刺さるような匂いが出て黒い煙が出る』というのが通説です。

もっとも、そうではないケースもあるようですが、殆どのバイオBB弾においてこの実証方法は有効だと思われます。

こちらの謎バイオBB弾で試した所、煙は白色、匂いもキツくはありませんでした。

ターボライターを使って燃やしたので急激に加熱された部分は黒く焦げ、それ以外の部分はドロドロに溶けました。

燃焼テストの結果を見る限り、間違いなくバイオBB弾であるという事が分かりました。

まあ、たまにバイオBB弾を自称しているセミバイオBB弾とかありますからね…。
このテストは初めて試すBB弾では必ずやっていきたいと思っています。


かなりの弾数を頂いたので、今後のサバゲーでも使ってみようと思います。

ちなみに、既に何度か手持ちの銃の動作検証にこの弾を使ってますが、弾上がりや初速のブレ等の問題は起きておらず、割と普通に使えそうな弾だなと思いました。
比較的給弾がシビアなASG EVO3やトレポンでも問題なく使えているので、今回頂いた弾に関してはそんなに悪い弾では無さそうです。