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小型なのに超多機能、HOLOSUN HS507C ミニリフレックスサイトを購入したのでレビューします。

記事作成日:2018年5月19日

HOLOSUN製のミニリフレックスサイト、HS507Cを購入しました。

内容物はドットサイト本体、トルクスレンチ、ゼロインや電池ボックスを開ける時に使う専用レンチ、ネジ2本、取扱説明書、クリーニングクロスといった感じ。
尚、付属の取扱説明書は英語表記ですが、こちらから日本語マニュアルをダウンロードする事が出来ます。
http://www.holosun.jp/html/page1.html?ptk=4ee6993668806125ab2226ae48459ca84781bee4

HOLOSUNHOLOSUN 実銃用 実物 RMR ドットサイト 20mm レイル対応 HS507CAmazonで購入する

HS507CをHOLOSUN.jpで予約したのが昨年末。
色々な事情により発売延期が続いてしまいましたがよやく手に入りました…良かった。

HS507Cの外観はこんな感じ。
見るからに小さい筐体に色々詰め込んである感が凄いです…。

反対側はこんな感じ。

標準でロータイプの20mmマウントベースが付いてきます。

サイト上部のソーラーパネルはこんな感じ。

側面に+と−のボタンが付いており、この2つのボタンを使って「電源ON/OFF」「自動調光ON/OFF」「光量調節」「レティクル切り替え」の4つの機能を操作します。

ボタンの操作はそれぞれこんな感じ。

電源ON:消灯状態で+ボタンクリック
電源OFF:点灯状態で+−ボタン同時押し
自動調光ON/OFF:点灯状態で+ボタン長押し(3秒程)でトグル切り替え
光量調整:自動調光がOFFの状態で+、-ボタンクリック
レティクル切り替え:点灯状態で-ボタン長押し(3秒ほど)で3種類のレティクルが順番に切り替わる

尚、光量調節は12段階で、うち2段階はナイトビジョンモードになっています。
※HOLOSUNのナイトビジョンモードはIRではなく、単に光量を落としているだけです。

反対側には光センサーが付いています。
ウィンテージダイヤルの横に空いている小さな穴が光センサーです。
この穴を通る光の量によって、自動調光のドットの明るさが変化するので、この穴を塞いではいけません。


[2018年5月20日 追記]

この光センサーの位置ですが、説明書で光量調節やソーラーパネルについて記載されている所に書かれている「Drain Hole」という文字を私が誤解釈してしまいました。
「Drain Hole」は排水孔という意味で、この穴は単なる水抜き穴ですね…。

お恥ずかしい勘違いをしてしまいました…。
申し訳ございません。

正確には、ソーラーパネル部分が光検知も兼ねているようです。
センサーらしい物は見当たらなかったので、ソーラーパネルで得られた電力量によって光量を変えているのではないか?と思われます。

[追記ここまで]


エレベーテーションダイヤルとウィンテージダイヤルはそれぞれマイナスドライバーを使って回せるようになっていますが、付属の調整工具を使っても良いと思います。
尚、調整ダイヤルは結構硬めで、クリック感があります。

ミニリフレックスサイトでありがちなダイヤルをロックする機能はありません。
恐らく、調整ダイヤルの硬さによってレティクルのズレを抑えているのだと思います。

尚、ダイヤルは1クリック0.5MOAの可動量があり、最大可動量は±40MOAです。

マウントベースはトルクスネジ2本によって固定されており、付属のトルクスレンチを使って取り外す事が出来ます。

電池ボックスには蓋が付いており、付属の工具を使って回す必要があります。
電池はCR2032を使います。

電池蓋を外すのに専用工具が必要なのはちょっと面倒ですね…。
もっとも、HOLOSUN製品は電池寿命がえげつなく長い(当製品は5万時間:約5.7年)のに加え、当商品はソーラーパネルも付いているので電池交換なんて滅多に起きないと思いますが…。

尚、マウントベースの規格はTrijicon RMRと互換があります。
ドットサイト本体のサイズ感もこの通り、傘が少し長い位でほぼ同じサイズです。

DCI GUNS製のRMRマウントベースにもポン付け可能でした。

尚、ハンドガンのスライドにRMRが直付け出来る製品にも対応しており、その場合は付属の短いネジを使うようです。

↑Glockのスライドへの取り付け方が取扱説明書に記載されています。

HOLOSUN HS507Cのレンズとレティクルについて

HS507のレンズには綺麗なルビーコートが掛かっています。
レンズは割とぶ厚め。

レンズは若干青みがかかっていますが、ルビーコートが掛かっているミニリフレックスサイトの中では割とクリアな方だと思います。
ただ、左から右にかけてのグラデーションが気になるのに加え、左端がかなり青いです。

まあ、中央付近はクリアなので使用には問題無いと思いますが、レンズ全体がクリアなレンズではありません。

ドットはこんな感じです。
左から2MOAドット+32MOAサークル、2MOAドット、32MOAサークルになります。

HOLOSUN製ドットサイトのサークルは一般的には65MOAなのですが、小型なドットサイトに合わせてか半分程度のサイズになっていますね。
実際、65MOAのサイズ感になれてると結構小さく感じます。

では、いつものパララックス検証をしていきます。
約2.5m先のディスプレイに映る直径2cmの円からドットがはずれなければ合格点といった感じ。

結果はこんな感じ、全然問題ありませんでした。
もっとも、レンズ自体が小さいのも功を奏しているのかもしれませんが…。

尚、上下よりも左右の方がレティクルの移動量が多いので、その分ズレも大きく出ている印象があります。


という訳で、HOLOSUN HS507Cのレビューは以上になります。

ミニリフレックスサイトって意外と選択肢が少なく、そして手頃な値段で普通に使える製品となると東京スコープ製品か、少し割高になりますがDoctorサイト位になってしまうと思います。
実物のTrijicon RMRは高すぎ、レプリカ製品はどれもこれも何かしらの問題点を抱えていますので…。

そんな感じで意外と選択肢の少ないミニリフレックスサイトの選択肢が1個増えるのは良いと思います。
また、マウントもTrijicon RMRと互換があるのもHS507Cの大きなメリットだと思います。

尚、同社製のリフレックスサイト、HOLOSUN HS510Cとの比較も追々やっていこうと思っています。


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