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東京マルイ ガスブローバックライフル 89式を購入したのでレビューします

記事作成日:2018年7月5日

待ちに待った東京マルイ製ガスブローバックライフル、89式5.56mm小銃〈固定銃床型〉を購入したので、早速レビューをしていきます。

どうやら入荷数が少なくて予約者全員に行き渡るかすら怪しい状態みたいですね…。

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内容物はざっくりこんな感じ。
珍しい付属品としては、バレルナット(フラッシュハイダーとアウターバレルの間に挟まっているクラッシュナットみたいなパーツ)を外すためのスパナが付属するという所でしょうか。

また、取扱説明書には3点バーストの機構について詳しい説明が書かれていたり、3点バースト使用時の注意書きが描かれた用紙が付属しています。

そういえば、マルイのガスブロ3点バーストってこの89式が最初?

外観レビュー

まずは、『東京マルイ ガスブローバックライフル 89式5.56mm小銃〈固定銃床型〉』の外観を見ていきます。
とは言っても、89式の外観なんて皆知ってる話だとは思うのですがね…。

電動ガンの89式とちょっと違っている箇所があるので、その辺りもちょっと紹介していきます。

まず、ハイダ〜フロントサイトまではこんな感じ。
アウターバレルはアルマイトでしょうか。ちょっとキラキラした黒色です。

フロントサイト下部、実銃だとガス量を調整する為のダイヤル(規制子というパーツ)が回せるギミックは健在。

バイポッドを取り付けるとこんな感じ。
バイポッドは使うつもりは無いので、先端のビニールは付けたままにしています。

ハンドガードは電動ガンの時とは異なり、スチール+樹脂カバーといった構成で、かなりずっしりしています。
取り付けた際のキシミはありませんが、ガタツキはあります。

ハンドガード全体がスチールの板で作られており、そこに樹脂パーツが付いている感じの構造ですね。
ハンドガードだけで335gの重量がありました。

また、MWSとは異なりHOP調節ダイヤルがハンドガードの内側に付いています。
MWSは本当面倒くさい所に調節ダイヤルが付いていますからね…。これはとても良い改良だと思います。

なお、このダイヤルはクリック感が無い無断階調整が可能になっています。
ここもMWSとは異なる仕様になっていて良いですね。(無断階調整だと、細かいHOP調節が可能)

レシーバー部分はこんな感じ。
電動ガンとは異なり、89R刻印になっているのと、アンビセレクターレバーが付属します。

TOKYO MARUI MADE IN JAPAN ASGKのいつもの刻印はインジェクションポート下部に入っています。

ボルトオープン状態はこんな感じ。
ロッキングラグが銀色ですね。

尚、ダストカバーはライブです。
ボルトを一度引くとダストカバーが下がり、指で押して戻さない限りそのままです。

保管時など、レシーバー内部にホコリやゴミが侵入する可能性があるので、使い終わったら閉じておいた方が良いと思います。

グリップ底部は蓋になっており、中に小物を入れる事が出来ます。
お守りでも入れておきましょう。

尚、グリップは電動ガンの89式よりも少し細いというか、左右が薄くて前後が広い感じがしました。
いわゆるモーターの膨らみが無くなっている感じですね。

ただし、電動ガンのM4とガスのM4ほどの大きな差は無いと思います。
あと、個人的には電動ガンの方が握りやすかった気が…。

ストック・バットプレートはこんな感じ。

フロントサイトとリアサイトはこんな感じ。

フロントサイトは付属の調整工具を使って上下位置を変える事が出来ます。
リアサイトは側面のダイヤルを回す事で上下左右の調節+仕舞う事が出来ます。

マガジンについて

東京マルイ ガスブローバックライフル 89式のマガジンはMWS用マガジンと互換があります。
単に自衛隊仕様のデザインになっているだけですね。

リップ・ガスルートパッキン周りと、マガジン底部(注入バルブ側)はこんな感じ。

形状が異なる他、色というか塗装の感じが結構違います。
MWS用マガジンは若干茶色っぽい灰色なのに対し、89式用マガジンは光沢のある青っぽい黒色をしています。

尚、マガジンを挿入する時はかなりタイトで、マガジンキャッチを押しながら差し込まないとスムーズに入ってくれませんでした。

89式用マガジンとMWS用マガジンを入れた状態。
どちらともガチガチにロックされ、ガタツキは全くありません。

グラつかないのは安心出来るのですが、ちょっと差し込みにくいのが難点ですね…。

ちなみに、89式用マガジンをMWSで使う事も可能でした。

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箱出し状態の作動性と初速について

という訳で、撃っていきます。
使用している弾は東京マルイ 0.20g 樹脂弾、ガスはHFC134Aです。

まずは常温(マガジン温度26度)から。

初速は78m/s±2m/s程度でした。

続いて、マガジンを温めていきます。

最初、50度まで温めてから撃ってみた所、あかん事になりました。
夏場、マガジンを日向に放置して温めている人をよく見かけますが気をつけましょう…。

何が起きたのかはお察しください。

尚、40度は大丈夫でした。

大丈夫と言っても、超ギリギリですけどね。
何度か撃って試しましたが、超える事はありませんでした。

尚、撃っていて気になったのがトリガーフィーリング。

トリガーの引きが、MWSに比べて少しもっさりしており、トリガープルが重いです。
また、トリガーを引いてハンマーダウンするまでの間に一度トリガーが重くなるタイミングがあります。

MWSのトリガーフィーリングに慣れているとガク引きの原因にもなりそうなので、この辺りは慣れる必要がありますね…。

セミ・フル・3点バーストの様子を動画で撮ってみました。

動作は非常に快調で、リコイルもそれなりにあります。
特にマガジンを温めた時の鋭いリコイルはとても気持ちが良いですね。

MWSに比べるとリコイルは少し大人し目な印象がありますが、射撃時の金属音は89式の方が上ですね。

これは今後サードパーティから発売されるであろう、リコイルUP用のカスタムパーツに期待…。

ちなみに、セレクターレバーですが、ハンマーダウンの状態ではセーフティ(安全)に入れる事が出来ません。
この辺りはガスブロM4とかを使っている人なら察する事が出来る仕様だとは思いますが、これが理由でMWSのセレクターレバーを破損させた人の話をちらほら耳にしているので、注意が必要だと思います。

セーフティ状態にしたい場合は一旦ボルトを操作してハンマーを起こしてからセーフティに入れる必要があります。

工具無しで分解出来る所まで外してみる

とりあえず、工具無しで分解出来る範囲で分解を行っていきます。

この辺りの分解方法は取扱説明書にも記載があるので、説明書を見ながら作業をすれば特に困る事は無いと思います。

とりあえず、テイクダウンしてボルトやスプリングガイド等を外します。

ロアレシーバーはこんな感じで、MWSに比べてかなり複雑な機構になっているのが分かります。
出来れば分解したくないレベル…。尚、ストックの基部に関しては電動ガンとは仕様が違う感じ。

ボルトはこんな感じで、重量は245gでした。

MWSはロアレシーバー側にZシステムの特徴でもある、ダンパーの機構が備わっていましたが、89式はボルト側にダンパーが付いているようです。
尚、ロッキングラグはMWSと同様にスプリングテンションによって前後に可動するようになっています。

リコイルスプリングとスプリングガイドはそれぞれこんな感じ。
リコイルスプリングは柔らかくて長いスプリングと、短くて硬いスプリングの組み合わせになっています。

いわゆる二重スプリングですね。
この構造は作動性が大幅に向上するので、かなり良いです。

マウントベースについて

東京マルイ ガスブローバック 89式のマウントベースは電動ガン用とは互換が無いようです。
レシーバー上部、マウントベースを取り付ける部分の寸法が違っているらしいです。

そのため、ガス89式用のマウントベースが同時発売されています。
マウントベースはダイカスト製で、レシーバーに挟み込んだ後2本のネジで締め付けて固定する仕様になっています。

取り付けるとこんな感じに。
ガタツキは一切ありません。

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東京マルイ ガスブローバックライフル 89式の総評

まず、外観に関してはハンドガードがスチールになっていたり、刻印が現行仕様のR刻印になっていたりと、良い改良が施されていると思います。
特に、HOPダイヤルが調整しやすい位置になっているのは非常に有り難いですね…。

作動性、初速の安定性に関関しては、流石は東京マルイといった所でしょうか。
しかし、マガジン温度が上がった際の問題はMWSの時から変わらずですね…。

というか、現行ロットのMWSはノズルの穴空けで、この問題を回避してたと思うのですが、89式は初期のMWSと同じような感じ。

弄る人間からするとこっちの方が有り難いのですが、箱出し状態で使う場合はマガジン温度には気をつける必要がありますね。

ところで、何故東京マルイのフィクスドスライドガスガン SOCOM MK23のマガジンには、ガス圧が一定を超えたらガスが漏れる弁が実装されているのに、それ以外の銃には全く実装されていないのでしょうか…。
安全対策という点でいうととても優秀な機能だと思うのですが。

という訳で、東京マルイ ガスブローバックライフル 89式5.56mm小銃〈固定銃床型〉の開封レビューは以上になります。

次はまあ、分解していきますかね。
エアソフトガンを買う理由の半分くらいは分解したいからですし。

【2018年7月7日 追記】
分解レビューを書きました


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