高倍率で超カッコいい、DISCOVERY 3-18X50SFIRVFライフルスコープを買ったのでレビューします | エボログ

高倍率で超カッコいい、DISCOVERY 3-18X50SFIRVFライフルスコープを買ったのでレビューします

語彙力不足なブログタイトルですが、『DISCOVERY 3-18X50SFIRVF』というスコープを買ってみました。

「DISCOVERY(ディスカバリー)」というメーカーは国内ではマウントリングや水平器等の光学サイトに取り付けるオプションパーツの流通があるので、聞いたことがあるという人も多いと思いますが、スコープも作ってたんですね。
数ヶ月ほど前にAmazonで売られているのを見つけて私は初めて知りました。
そして、レティクルや外観の形状と42,500円(2018年7月現在)という値段の安さに惹かれて購入した次第です…。

ちなみに、メーカー公式サイト(http://www.discovery-optics.com/index.php?m=Product&a=show&id=184)での価格は449.99ドル(約5万円ちょい)となっているので、メーカー希望小売価格(?)よりも安いです。

という訳で、そんなDISCOVERY 3-18X50SFIRVFのレビューをしていきます。

尚、実は今まで使っていたカメラが故障してしまい、新しいカメラを買ったのですが、まだ使い方に慣れておらず一部ピンぼけしてたり途中で調整したりしたせいで色がおかしい事がありますが、ご了承を…。
早く操作に慣れねば…。

内容物はスコープ本体にバトラーキャップ、マウントリング、ロングフード(撮影漏れ)、DISCOVERYロゴの厚紙(裏側にスペックが書かれている)、取扱説明書、レンズ拭きといった感じ。

取扱説明書で使われている写真が「お前、これカメラの説明書じゃ無いんだからさぁ…」と突っ込みたくなるような写真が使われていました。

鹿をにレティクルを合わせてる写真とかそれっぽい写真もあるんですが、何故ここはトンボと戦闘機…。
フォーカスの説明で近距離と遠距離みたいな感じの事を言いたかったのでしょうか…。(それにしても、このトンボはマクロ撮影みたいな距離でしょう…)

と、そんな事は置いといて、まずは簡単なスペックを紹介します。

メーカー:DISCOVERY OPTICS(CHINA)
倍率:3倍〜18倍
対物レンズ径:50mm
チューブ径:34mm
重量:748g
フォーカス調整:サイドパララックス
レティクル仕様:FFP
その他:ニトロゲン封入、ショックプルーフ、ウォータープルーフ、フォグプルーフ

いわゆる実銃対応製品ではあるようですが、カタログスペックを見る限り対応弾薬などは不明なので、どの程度の衝撃に耐えれるかは正直分かりません。

また、DISCOVERYのスコープには大きく分けて14種類のランクがあり、私が購入した製品は「HD/34」という上から二番目のランクの製品です。
安い奴だと84.99ドル台(9500円くらい)の製品もありますが、これも実銃対応という扱いになっているみたいなので、耐衝撃性能に関してはあまり過度な期待はしない方が良いと思われます。

付属のバトラーキャップはこんな感じ。
シンプルで至って普通な感じですね。

マウントリングはこんな感じで、2本のノブを締め込んでマウントレイルに固定するタイプです。

リングの直径は34mmで、1インチと30mmへの変換アダプター(赤色のパーツ)が付属します。
尚、リング中腹から20mmレイル部分までの高さは約33mmでした。

付属のロングフードはこんな感じで、ものすごく特徴的なデザインをしています。
何だこの穴…。

スコープ本体はこんな感じの形状をしています。
50mmという大きな対物レンズに加えて、チューブ径が34mmと非常に太いので、威圧感が半端ない外観です。

ロングフードを付けるとこんな感じになります。
この形状に惹かれたんですよ…。めっちゃカッコいい。

尚、どの程度デカイかと言うと、こんな感じ。
上から順にBushnell AR-OPTICS 1-4x24mm、Bushnell AR OPTICS 3-12x40mm、DISCOVERY 3-18X50SFIRVFです。

恐らく、『一般的なライフルスコープ』のサイズは真ん中にあるBushnell AR OPTICS 3-12x40mmだと思います。
デカイでしょう…。

Barrett M82みたいな対物ライフルに乗っけるといい感じかもしれません。

では、細部を見ていきます。

スコープの中腹にはサイドフォーカスが付いており、その上に光量調節ダイヤルが付いています。
サイドフォーカスは15ヤード〜500ヤードまでは数字が入っており、それ以降は無限になっています。
光量調節ダイヤルは1〜6段階で調節が可能、ONとOFFが交互に配置されています。

ちなみに、15ヤードよりも更に45度程度ノブを回す事が出来るのですが、ピントに大きな変化は無さそうでした。

使用するバッテリーはCR2032型。
バッテリーは最初からスコープにセットされていました。

エレベーションダイヤルとウィンテージダイヤルはそれぞれこんな感じ。
1クリック1/10MILの稼働量があり、可動範囲は上下左右共に17MILです。

上記写真の状態だとロックされており、ツマミを上に引っ張る事でダイヤルを回す事が出来るようになります。
また、エレベーテーション・ウィンテージ共にゼロリセット機能も付いており、上部の蓋を外す事で、ダイヤルのカバーを外す事が出来ます。

ゼロリセット機能とは、ゼロイン調整後にダイヤルを外してスコープ側のドットと目盛りの0を合わせて取り付ける事で、その後レティクルを動かしても元の位置にリセット出来るという機能になります。
割と便利な機能です。

接眼レンズ側はこんな感じ。
側面には「HD」という当スコープで使われているレンズの名前が、上部には製品名が書かれています。

※ボケててすみません…

パワーノブのデザインもとても特徴的ですね。
そして、倍率の表記は何か不思議な仕様で、「7」と「9」がありません。
また、数値の間隔は倍率が低い状態だと幅が広く、倍率が上がってくると幅が狭くなってくる仕様になっています。

つまり、倍率を上げていった際、最後の方はちょっと動かしただけでも大きく倍率が変わるという事になります。
とは言っても、実際にスコープを覗きながらパワーノブを回していってもそんな凄い差は感じなかったです。

DISCOVERY 3-18X50SFIRVFのレンズとレティクルを見ていきます

接眼レンズと対物レンズはそれぞれこんな感じで緑色のマルチコートが施されています。
また、対物レンズの縁に当製品の名前が書かれています。

覗くとこんな感じ(イルミネーション消灯、倍率3倍)

正直、びっくりしました。
この価格の3倍の見た目がこんなに素晴らしいとは…。
淵は細く、レティクルも鮮明で目盛りや目盛りに書かれている数値がかなり小さいですが目を凝らすと見えます。

しかし、倍率を上げていくと残念な結果に…。

イルミネーションを点灯させた状態での3倍、6倍、12倍、18倍での見え方はこんな感です。
3倍での淵の細さは凄いですが、5倍辺りから急激に淵が太くなり、それ以降は淵の大きさは変わらないといった感じでした。

淵の大きさだけではなく、アイリリーフやアイボックスにも大きな変化がありました。

3倍の時では90〜120mm程度とアイリリーフが長く、アイボックスもそこそこ広めで覗きやすいのですが、5倍以降はアイリリーフが70〜100mm程度と全体的に短くなり、アイボックスもかなり狭くなり、しっかり真っ直ぐ覗きこまないと直ぐにケラレてしまいます。

3倍〜18倍まで目の位置を変えずに覗き込みたい場合は、接眼レンズから目の距離を90mm〜100mm程度の範囲でスコープの位置を調節するのが良いと思います。

この辺りの挙動を動画に撮ってみました。
カメラを上下左右に動かした後、前後に動かしています。

3倍での見え方

18倍での見え方

3倍の時の淵の細さ、アイリリーフの長さ、アイボックスの広さが凄かった反面、倍率を上げた時にちょっと残念な感じになりますが、このレティクル形状でFFPなのは超楽しいです。

この比較を行って気づきました。
このスコープは、実用性うんぬんではなく、このFFPレティクルを見る為に買うべき製品だという事に…。

尚、イルミネーションの光量に関しては炎天下の屋外で視認するには少し明るさが足りていない感じがしました。
曇り空や日陰であればしっかり赤く光っているのが見えるのですが、日向だとほんのり赤が見える程度の光量です。

以前、レビューしたLayLax SOLのように全くイルミネーションが見えないという訳ではありませんが、もうちょっと光量が欲しいと感じました。

DISCOVERY 3-18X50SFIRVFのパララックス計測

高倍率なスコープですが、例のごとくパララックス計測をやります。
普段使っている3mの距離だとピンぼけが酷かったので、部屋の中で取れる最大距離の5mで計測を行いました。
倍率は3倍です。

まず、像の歪みに関してはほぼ気になるような歪みはありません。
あえて言うなら、レンズの淵の方が少し歪んで見える程度でしょうか…。

視点をケラレるギリギリまで上下左右に動かしてみて、レティクルのズレを見ていきます。
結果、ギリギリ2cmの円に収まりましたが、視点を動かすと気になる程度に歪みます。

まあ、普段と計測している条件が異なるので、あんまり参考にはならないかもしれませんが、この程度のズレです。
というか、高倍率スコープだと20mとか30mとか、更に言うと100m、200mでのズレを見た方が良い気もするんですがね…。

追々、河川敷に行って撮影してきますかね…。

DISCOVERY 3-18X50SFIRVFの総評

個人的にはこの価格だと「高コストパフォーマンス」と言いたい所なのですが、色々検証していった結果、高倍率時の覗きやすさ(アイボックス・アイリリーフの大きさ)を踏まえて考えるとちょっと「パフォーマンス」という点においては微妙な製品かな?と感じました。
3倍〜4倍の間の性能だけで言うと、高コストパフォーマンスと言えるのですが、5倍以降がちょっと…。

ただし、点や線だらけのゴテゴテしたFFPレティクルと、特徴的な外観のデザインに惹かれて買うなら大いにアリだと思います。

また、アイボックスやアイリリーフが狭くなるとは言っても、全然実用性があるレベルですし、付属品の豊富さやサイドフォーカスにイルミネーション、ゼロリセット機能等と機能も踏まえて考えると悪くはない製品だと思いました。

ハズレでは無いですが、万人にオススメ出来るか?と言われるとちょっと微妙な所ですね。
このスコープのデザインやレティクルの形状、仕様が好きなのであればオススメ出来ます。

オマケ

このDISCOVERYのスコープ、「Tangent Theta(タンジェント・シータ)」という製品にとても良く似ているというツイートを見かけました。

確かにめっちゃ似てる…。
ちなみにこれ、価格は0が1つ違う位の超お高いスコープでした。