Amazon限定仕様のEssential Phone PH-1(Halo Gray)を購入しました
記事作成日:2018年9月22日
発売してかれこれ1年以上経ちますが、Essential Phone PH-1(Halo Gray)を購入しました。
iPhone XS等の新機種が発表されると同時に、私が大好きだったiPhone SEが廃盤になってしまったのでこれを機にAndroidに戻ろうと思ったのです。
後継機種出さずに廃盤ってどういう事やねん…。
個人的に、iPhoneは好きだったんですが最近は目新しい機能も無く、Androidの後追い感が出てきて「なんだかな〜」といった感じが凄いんですよ…。
そこで、どういうAndroidを買おうか?と考えた結果、下記理由からEssential Phone PH-1のHalo Grayを選択しました。
- 外観がiPhone 4っぽい雰囲気が残っていてカッコいい
- Halo Grayの色がカッコいい
- チタンフレーム採用、背面はセラミックと、材質的に男心がくすぐられる
- 最新のAndroid 9 Pieにアップデートで対応、既に配信済み
- ノッチを採用したベゼルレススマホが欲しかった
- SDカード挿さなくても十分なストレージ量がある
- 3万円台で買える
といった感じです。
安い時を狙えば2万円台で買えるみたいですが、今回は早めに欲しかったのでそういうタイミング外で購入したのでUS Amazonで309.99ドルでした。
送料、手数料等全部あわせて38000円といった所でした。
ちなみに、日本国内だと最近楽天モバイルとIIJmioが取扱を始めたようですが、共に税込みだと5万円近い金額で販売されるようなので、確実に輸入した方が安いです。
Essential Phone PH-1の開封の儀
という訳で、開封の儀を執り行います。
一応ミドルハイ位のスペックがある機種なせいか、パッケージも結構凝った造りになっています。
↑引き出しのようにスライドさせて内容物を取り出します。
付属品としてはスマホ本体と規約や保証等が記された紙、SIMスロットを取り出す為のピン、USB-C→3.5mmイヤホンジャック変換コネクタ、USB-Cケーブル、充電器です。
USB-C→3.5mmイヤホンジャック変換コネクタとUSB-Cケーブルはこんな感じ。
USB-Cケーブルは両端ともUSB-Cコネクタになっています。
充電器は日本で普及しているAタイプになっています。
出力は27W、電圧は100〜240V、周波数は50/60Hz両対応なので日本国内でも問題なく使えますね。
Essential Phone PH-1(Halo Gray)はこんな感じ。
ディスプレイ側にボタンは一切付いていません。ちなみに、ガラスはGorilla Glass 5です。
※貼られていた保護フィルムは既に剥がしてあります。
背面はマットなグレー、側面は銀色です。
これがHalo Grayの特徴、この色が気に入ったので買いました。
チタンフレームの一部にはアンテナの為だと思われる樹脂部分(ここもセラミックなのかな?)が見受けられ、iPhone 4とかiPhone 5と同じような仕様・デザインになっていますね。
音量ボタンと電源ボタンは右側面に集中しています。
ボタンはしっかりとしたクリック感があり、操作性は悪くは無いです。
間違って押してしまうような事は今の所起きていません。
下部にはスピーカー、USB-Cコネクタ、SIMスロット、マイクが付いています。
SIMスロットは付属のピンを使って開けます。
尚、SIMはnanoSIMが1枚入ります。
裏面はこんな感じ。
フラッシュは2色のLED、カメラはデュアルで、片方はカラーもう片方はモノクロカメラになっています。
真ん中の穴はマイク、その右側に2つ並んでいる銀色の小さい物は専用の360度カメラを取り付ける為の部分になります。
また、指紋センサーも背面に付いています。
手に取るとこんな感じ。
このサイズのスマホはデカくて全然馴染めなかったのですが、もう小さいスマホが主流になる見込みは皆無のようなので慣れていかないといけないですね…。
ちなみに、手持ちのAndroid達比較。
他にも何台か持ってるんですが、仕事で使っている兼ね合いから自宅に置いてないので全部は比較できません…。
左から順に『Jelly Pro(2.4インチ)』、『Sony Xperia A2(4.3インチ)』、『Nexus 5(4.95インチ)』、そして『Essential Phone PH-1(5.71インチ)』です。
ちなみに、この中で一番使い勝手良かったのがXperia A2ですねぇ…。次にJelly Proでしょうか。
初期設定とAndroid 9.0 Pieへのアップデート
という訳で、早速起動していきます。
起動直後の言語は英語になっていますが、直ぐに変更が可能です。
言語は色々な国が登録されています。
『日本語』と『日本語(日本)』と何故か2つあるのは何が違うんでしょうかね…。
とりあえず『日本語(日本)』を選んでおきました。
後はAndroidの普段どおりのセットアップをしていくだけです。
WiFi設定したり、Googleアカウントでログインしたりですね。
という訳で、これがEssential Phone PH-1の素の状態です。
出荷陣点ではAndroid 7.1.1がインストールされていますが、既にAndroid 9.0.0のアップデートがダウンロード出来る状態だったので、ダウンロードしてインストールしていきます。
ファイルサイズは1GB以上あるので気長に待ちます。
Essential Phone PH-1の良い所は、メーカー側の手が加えられていないほぼ素のAndroidが入っており、プリインストールアプリも必要最低限の物しか入っていません。
メーカー側が作っているアプリとしてはカメラアプリとAmazon alexa位ですね。
カメラアプリに関してはハードウェア的にも少々特殊なので専用のカメラアプリなのは仕方がないでしょう。
Amazon alexaが入っている理由は、Amazon限定モデルであるHalo Grayだからですね。
そうこうしているうちにAndroid 9のダウンロードが完了したので再起動してインストールしました。
結果、こんな感じになりました。
Android 9に変わった事でUIも結構変わりましたね。
特にホームボタン周りの変化が大きいです。
Essential Phone PH-1(Halo Gray)を1日使ってみて思った事
実際にEssential Phone PH-1をメイン機として使ってみました。
尚、Android WareであるLG G Watch R(Ware OS 2.0インストール済み)とペアリングさせています。
ロック画面の操作性について
ロック画面には2種類あり、左側が指紋センサーが有効な状態、真ん中はパターンによる認証、右側がホーム画面になります。
写真左、時計だけが表示されている状態では、背面の指紋センサーを使ったロック解除が出来ます。
尚、画面消灯中もこの指紋センサーは機能しており、電源ボタンを押さずに指紋センサーを触るだけでロックを解除し、ホーム画面を表示させる事が可能です。
また、単に時計だけみたい場合は消灯中のスマホの角度を変える(手に持った状態で手首をひねる程度)とディスプレイは黒いまま時計だけ表示されるモードになります。
モバイルネットワークについて
今回、私はEssential Phone PH-1にnuro mobileのSIM(ドコモ回線、音声電話付きプラン)を入れて使っています。
シムを入れた時点でネットワークは問題なく検出され、APNの設定をするだけの状態でした。
APNは予め色々なキャリアの物が登録されていましたが、nuro mobileのAPNは無かったので+マークから手動で登録しました。
3G、LTEで問題無く通信する事が出来ました。
そもそも、Essential Phone PH-1はLTE(4G)だけで、「1(2100), 2(1900), 3(1800), 4(1700/2100), 5(850), 7(2600), 8(900), 11(1500), 12(700), 13(700), 17(700), 19(800), 20(800), 21(1500), 25(1900), 26(850), 28(700), 29(700), 30(2300), 38(2600), 39(1900), 40(2300), 41(2500), 42(3500), 43(3700), 66(1700/2100)」と非常に幅広い対応バンドがあるので、国内外問わずあまり困る事は無いでしょう。
ノッチによるアプリ側の不具合がある
Essential Phone PH-1は最近の流行りでもあるノッチが付いています。
ノッチとは、ディスプレイ側に入り込む形でカメラやセンサー類が付いているデザインの事で最近のAndroidやiPhone X以降の機種でもこのノッチデザインが採用されています。
このノッチのせいで一部アプリで崩れが発生しているのです。
例えば、Feedly(RSSリーダー)。
そもそもFeedlyはアプリの実装自体が下手くそというか、レイアウトさせるのに結構強引な手法を取っているので、ノッチに限らずこの手の表示崩れのような不具合が多かったんですよね…。
綺麗なレイアウトだとこんな感じ。
Gmail、Googleカレンダーは通知領域とアプリ領域でくっきり分かれています。
Google Mapsでは、通知領域の背景が透過されており、地図が入り込むようなデザインになっています。
本当に画面いっぱいまで使えている感じがするので、ノッチデザインだとGoogle Mapsのような仕様が理想なのかもしれません。
画面分割機能が微妙
別に期待はしてなかったのですが、画面分割機能はお世辞にも使い勝手が良いとは感じられませんでした。
そもそも画面分割に対応しているアプリが少ない気がするのに加え、画面分割するまでの手順が長く、分割後の操作性も悪すぎるのです…。
また、画面分割が出来るか出来ないかは画面分割をさせようとするまで分からないのも面倒な事ですね。
アプリアイコンを長押ししてから「何だよ、これ画面分割出来ないのかよ」ってなります。
画面分割の手順は下記になります。
- タスク切換え画面を表示
- 画面上側に表示させたいアプリアイコンを長押し
- 画面分割を選択(画面分割非対応アプリは、画面分割のメニューが出てこない)
- 続いて、画面下側に表示させたいアプリを選択
これでようやく画面分割が出来ます。
写真左はヤフオクアプリ全画面時、真ん中がヤフオクアプリとTwitterに分割させている状態、写真右は画面分割させている状態でホームボタンを押した時の状態です。
iPadで出来るような直感的な画面分割には出来なかったのだろうか…。
バッテリーの持続時間は問題なし
バッテリー寿命は全然問題ないレベルでした。
モバイル回線でアプリをダウンロードしたり、動画を見たりとそれなりに負荷の掛かる事をやっていたのですが、それでも41%も空きがあります。
ちなみに、バッテリーは3040mAhの容量があります。
ベンチマーク結果
最後に、ベンチマーク結果を載せておきます。
使用アプリはAnTuTuベンチで、スコアは190820でした。
という訳で、Essential Phone PH-1(Halo Gray)のレビューは以上になります。
外観は納得のクオリティですし、動きも滑らかで非常にいい感じなのですがいかんせん端末がでかい…。
このサイズに慣れるために買ったものの、慣れる事が出来るのかすでに不安です。
とは言え、iPhone SEが廃盤になってしまった以上「ずっとSEを使い続ける」という事が出来なくなってしまったので、このサイズに慣れないとだめなんでしょうね…。