頭から足元まで一式揃ったRED ROCK製ギリースーツ、『5パーツ ギリースーツ ウッドランド』のレビュー | エボログ

頭から足元まで一式揃ったRED ROCK製ギリースーツ、『5パーツ ギリースーツ ウッドランド』のレビュー

RED ROCK製のギリースーツ、『5パーツ ギリースーツ ウッドランド』をつぼみトレードカンパニー様よりお借りしたので、レビューしていきます。

ご依頼頂いて書いたレビュー記事ですが、あまり気にせずいつも通り、良いこと悪いことを色々と書いていきます。
(当ブログの方針をご理解の上、承諾頂いております)

日本だと「ムック」とか「モリゾー」とか色々な愛称があるギリースーツですが、今回ご紹介する当製品もそういった全身を偽装出来るタイプの製品になります。
このような、スポーツバッグ位の大きさのパッケージに入っています。

全身覆えるサイズとなるとかなりのボリュームがある製品なのですが、このように持ち運びしやすいサイズに収められるのは良いですね。
ちなみに、こちらの製品は北米Amazonで一番売れているギリースーツだそうです。

内容物はフード、ジャケット、パンツ、ガンカバーの4点。
「5パーツってなんだ?」と最初思ったのですが、説明を見る限り持ち運び用のパッケージ(袋)を入れて5パーツみたいですね。
袋を開けるとギリースーツが丸められて入っており、このようにファステックスで止められています。

開くとこんな感じ。
開けたての圧縮布団のように割とカチコチなのでちょっとほぐしてやる必要があります。

まず、頭から首元まで覆うフード部分はこんな感じ。

下地の布はこのような濃い緑、明るい緑、茶色、黒の4色からなるデジタルカモ。
雰囲気はロシアのデジタルフローラ迷彩に似ている気もします。(緑の色合いは違いますけど…。)

内側はこんな感じになっています。
網目の細かい虫除け帽子のような構造になっており、蒸れにくい仕様になっています。

尚、のぞき窓もメッシュ状になっています。

ジャケットはこんな感じで、モサモサした何かにしか見えませんが、れっきとした長袖の服です。
こちらも下地はデジフロみたいな模様の迷彩服です。

ズボンはこんな感じ。
こちらはまだズボンである事が認識出来ますね…。

尚、今回レビュー用にお借りしたサイズはM/L。
基本的にUS-Sサイズを限界まで縮めてちょうど良い位のウエストの為、サイズは合っていませんが、腰の所は絞れるようになっているので一応ズレる事なく履くことが出来ました。

最後に、ガンカバー(銃に巻きつける為の偽装網)です。

ゴム紐に偽装網が縫い付けられており、両端にナイロン紐で出来たリングが付いています。

ギリースーツを着用すると、こんな感じになります。
ちょっと撮影環境の都合で全身をお見せする事が出来ないですが、偽装網の密度はバッチリですね。

↑実際はもっとほぐしてフサフサさせた方が良いです。

特に頭と肩の部分の偽装がしっかりしているので、シルエット(輪郭)を誤魔化しやすくなっているのが流石といった所ですね。

尚、この撮影をしていたのは真夏日(エアコンは掛けてない)の屋内で、扇風機を掛けていたのですが、そこそこ扇風機の風が通り抜けていたのでモサモサしている割には通気性は高いような印象がありました。

もちろん、「夏場でも涼しい」なんて事はなく、普通の迷彩服よりも全然暑苦しいですが、熱が籠もって死にそうになる位に蒸れる心配は無さそうです。

とは言え、夏場のギリースーツ着用は生死に関わるのでご利用は計画的に…。

ギリースーツの意味と偽装方法について

ギリースーツというのは単に着るだけでもそれなりの効果は発揮するのですが、ちゃんとした着こなしをしないと効果が薄れてしまいます。
“ちゃんとした着こなし”というのは『いかにして、人のシルエットを隠すか』ということです。

人は、人のシルエットに敏感です。
自然の中に人のシルエットがあると、ついそこを注意して見てしまう癖があります。

自然の中に溶け込む為には周囲の色と馴染むだけではなく、シルエットを誤魔化すのが非常に重要なのです。
いわゆる迷彩服は、風景に溶け込む事(人のと風景の境界線を曖昧にする)を目的としていますが、このギリースーツはそれに加えてシルエットを分かりにくくするという効果があります。

人のシルエットは頭と肩にかけてのラインが最も分かりやすいと言われています。

例えば、左の図は人のシルエットと認知されているマークだと思います。
これの顔部分の横から肩にかけて、三角形を追加してあげるだけでもう人のシルエットでは無くなります。

ギリースーツを使ってシルエットを誤魔化すというのも簡単に言うとこういう事です。
腕や胴体、足は射撃体勢によってかなり誤魔化す事が出来ますが、頭から肩にかけてのラインは中々消すのが難しいのです。

しかし、このRED ROCK 5パーツ ギリースーツ ウッドランドくらいにモサモサしたギリースーツを着用していれば、シルエットを誤魔化す事が出来ます。

尚、この頭から肩にかけてのシルエットを誤魔化しつつ俊敏性(動きやすさ)を損なわない偽装方法として「ハーフギリー」と呼ばれる胸から上辺りのみフサフサしたギリースーツを着用する方法もあります。
当製品の場合、例えば上半身用のギリースーツのみ着用したり、上半身用のギリースーツを加工して改造する事で、ハーフギリー化する事も出来ます。

また、ギリースーツには得意な場所と不得意な場所があります。
今回お借りしてレビューしている『RED ROCK 5パーツ ギリースーツ ウッドランド』は、その商品名の通りウッドランド系(緑、茶色、黒)のギリースーツです。

市街地のような緑の無い場所はもちろん、森林系でも明るい色との相性が悪いです。

↑フード部分を草むらに置いてます。

このように黄色の強い草や明るい色の緑の環境下だと偽装効果は大幅に下がってしまいます。

一方、濃い緑、木のそば等はかなり高い迷彩効果を発揮します。

↑フード部分を草むらに置いてます。

このような感じで、一概に緑系のギリースーツと言っても得手不得手はあるので、自分のよく行く場所の色味に併せて選択すると良いと思います。