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王道デザイン、Vector Optiocs製 6インチ バイポッド(ハリスタイプバイポッド)のレビュー

記事作成日:2018年12月14日

VectorOptics製のバイポッド(二脚)、『VectorOptics 6インチ バイポッド(SCBPB-01)』を、つぼみトレードカンパニー様よりお借りしたので、レビューしていきます。

ご依頼頂いて書いたレビュー記事ですが、あまり気にせずいつも通り、良いこと悪いことを色々と書いていきます。
(当ブログの方針をご理解の上、承諾頂いております)

という訳で、こちらが今回レビューするバイポッドになります。
内容物としては、バイポッド本体に加えて20mmレイルにバイポッドアタッチメントを追加するパーツ、満足保証書になります。

つぼみトレードカンパニー様では、『満足保証』と言って、購入から90日の間は無条件で返品をする事が可能なサポートを行っています。
万が一製品の品質に不満があったり、思っていたのと違うような製品の場合は返品を行う事が可能な制度になります。

また、5年間のメーカー保証や特別なご案内を受け取る事が出来るサービスを受ける事が可能になります。

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こちらがバイポッド本体になります。

見ての通り、「バイポッドと言えばこれ!」みたいな感じがする、王道のハリスバイポッドのレプリカになります。
完全コピーではなく、部分的に仕様が変わっていますが、よく見かける形状のバイポッドだと思います。

足の長さや機能から察するに、『S-BR』がオリジナルではないかと思われます。

重量は380g。
そこまで凄い重い訳ではありませんが、ライフルに付けた時に若干フロントヘビーになる重量です。

銃本体と干渉する部分にはラバーが貼られており、程よいテンションを実現しているのに加え、銃自体を傷つけないようになっています。

足のツッパリになっているスプリングには熱収縮チューブが巻かれており、展開した時の「バイーン」という音を抑制出来るようになっています。
また、何かにぶつけた時に鳴ってしまう金属音も軽減出来るようになっているのが特徴です。

ヒンジ部分にTac Vector Opticsのロゴが入っています。

バイポッドを展開した状態だとこんな感じになります。

こちらのバイポッドの足は6段階で長さを調整する事が出来るようになっています。
長さを調整するには写真左、赤矢印の所にあるボタンを押すと、スプリングテンションによって「シャコッ!」と勢いよくバイポッドが伸びます。

安価な製品だと、この動きだけでバイポッドが壊れたりするのですが、この製品はとりあえず大丈夫そうでした。

ここにスプリングが付いています。
尚、足のパーツは硬質ゴムのような少し弾力のある材質でした。

尚、バイポッドの長さは最も短くした状態で、約16cm。
最も長くした状態で約23.5cmでした。

バイポッド後部にはこのようなレバーが付いているのですが、こちらはバイポッドの首振り機能をロックする為のレバーです。
大型で、操作しやすくなっているのが特徴です。

このレバーのデザインはハリスではなく、サードパーティ製カスタムパーツの「SYJX S Lock Ratchet Lever」が元ネタっぽいですね。
ハリス純正だと、単なるネジだったハズです。

このレバーを180度回すと首振り機能が使えるようになります。
写真の通り、傾ける事が出来ます。

では、こちらのバイポッドを取り付けていきます。
まず、バイポッド下部のネジを緩めて、バイポッドアタッチメントに挟み込む為のアームに付いているゴムチューブを外します。

続いて、銃本体のバイポッドアタッチメントに挟み込んでいきます。
Vector Optics SCBPB-01は、写真左のようなアタッチメント(スイベルフック/スイベルスタッド)に対応しています。

基本的に殆どのボルトアクションライフルにはこういった横穴付きの突起(スイベルフック/スイベルスタッド)が付いていると思います。(WW2時代などの古い、ボルトアクションライフルには流石に付いてませんが…)

挟み込んだら下部のネジを締め込んでアームをロックします。
結構強めに締め込んだ方がガッチリ固定されるので良いのですが、あまり強く締め込みすぎるとパーツを変形させてしまうので要注意です。

ちなみに、実物のハリスバイポッドも締め込みすぎによる破損が起きるらしいので、これはこの構造上の仕様だと思います。
締め込みはほどほどに…。

展開するとこんな感じになります。

バイポッドを展開したり足を伸ばしたりする動きを動画で撮ってみました。

展開や伸縮など一通りの動きがスムーズに行えます。
特にバイポッドを展開したり折りたたんだ時の「パチン!」といい音が鳴るのがとても気持ちが良いですね。

尚、バイポッドを取り付けるアタッチメントが付いていない銃でも20mmレイルが付いているのであれば、付属の変換アタッチメントを取り付ける事でバイポッドを付ける事が出来ます。

例えば、レイルハンドガードに取り付けるとこんな感じになります。

バイポッドを展開するとこんな感じになります。

バイポッドの材質はいわゆる「鉄」ではありませんが、全体的に肉厚なのでそう簡単に折れたり曲がったりするような事は無いでしょう。
試しに勢いよく「バチン!」と展開させてみたり、少し落下させるような形で銃を地面に置いたりしてみましたが、特に問題は無さそうでした。

ただ、バイポッドの足の部分はアルミのパイプのようなので、あまりに強い衝撃を与えるのは推奨されないでしょう(バイポッドを展開した状態で地面に叩きつけるような行為)。

バイポッドの精度としてはガタついたり、逆に動きが渋かったりといった問題は無く、悪い無い品質だと思います。

総評

皆様、ノーブランドの安価なレプリカバイポッドを使っている最中に壊れてしまった事は無いでしょうか?
私は何度か経験があり、それ以降ハリスバイポッドのような複雑な構造のバイポッドは絶対レプリカは買わないと決めた位です…。

散々、安物買いの銭失いをやっている私が言っても説得力ゼロかもしれませんが、そういった中途半端な製品は本当に安物買いの銭失いになります。

今回紹介しているVector Optiocs製 6インチ バイポッドには、5年間のメーカー保証が付いている事から、メーカー側もそれなりに自信を持って販売している製品である事が分かりますし、実際触ってみた感触としては十分な強度があるように感じました。
流石に実物のハリスバイポッドに比べると全然ですけどね…。
※実物のハリスバイポッドは見た瞬間に硬さが伝わってきますし、手に取ると「鉄の塊!!」みたいな、凄い重厚感があります。

値段を考えると非常にコストパフォーマンスが高い製品だと思われます。
Vector Opticsはこういう『程よい性能で程よく安い』製品を出してくれるので、良いですね。

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