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Alpha Parts製 SYSTEMA PTW用加速シリンダー M90を買ってみた

記事作成日:2019年1月16日

去年の3月末頃に購入したものの使われる事なく、ずーっと放置されてたのですが、今更ながらレビューします。

元々チャイポン(A&K STW)の予備パーツとして購入したのですが、チャイポンのチャンバーは個体によってSYSTEMA系のノズルと合わない事が後になって判明。
結果、放置される事に…。

今回レビューするのはM90シリンダー。
表面はマットな黒い塗装がされています。

G&D DTWと似たような仕様の加速シリンダーで、加速穴がシリンダー下部に設置されています。

このタイプの加速シリンダーは検知基盤(SWD)のピンが樹脂で覆われていないタイプだとグリスがピンに付着し、動作不良を起こす可能性があるので要注意です。
必要以上にグリスを塗らなければ良いだけなんですが。

スプリングガイドにはM90と入っています。
ノズルは少しザラつきのある金属製(磁石がくっつく)で、SYSTEMAの現行仕様と同様六角レンチを突っ込んで回す事が出来るようになっています。

尚、スプリングガイドとシリンダーヘッドは共にステンレスのようです。

とりあえずこちらのシリンダーを流速ポンに入れてみます。
初速は75m/s後半。SYSTEMA純正のピストンスプリングを組んだ場合でも似たような初速になるので、ほぼSYSTEMA純正と同じ感じですね。

エア漏れも無く、しっかり気密が取れてました。

こちらのシリンダーを分解してみたところ、色々と新発見が…。

まずピストンですが、樹脂製のピストンヘッドが付いていました。

私は昔のSYSTEMA PTWの事をあまりよく知らないのですが、昔は樹脂ヘッドだったみたいですね。
08年モデル位からアルミに変更されたようです。

それにしても見事なまでに真っ青…。
表面がつるつるしており、少し弾性もある事から材質はPOMのような気がしますが、正確な事は不明…。

ピストンヘッドはこのくらい伸びます。

ピストンヘッドが樹脂なせいか、SYSTEMA純正のピストンヘッドよりも4g軽かったです。

耐久性能に問題があった為に樹脂からアルミに変えたんだと思うのですが、個人的には樹脂ピストンヘッドも選択肢の1つとして欲しいな〜と思ってたのでこれは中々ありがたい…。

これは何かうまい使い方を考えたいですね。
アルミに比べるとピストンの打撃音が少ないハズなので、消音カスタムとかに使えるかもしれません。

シリンダーヘッドとノズルはこんな感じ。
ノズルは全体的にざらついており、シリンダーヘッドとノズルの間にはしっかりグリスを塗布してあげた方が良さそうな印象があります。

箱出し状態では上の写真の通り、シリンダーヘッドがくわえ込む部分にのみ少量のグリスが塗布されているだけでした。

ピストンスプリングガイドの形状はSYSTEMA純正とよく似ています。
切削も綺麗ですし、ネジ山もしっかりしてます。

A&K STWや某O社のシリンダーのように、スプリングガイドが吹っ飛んでいくような事は無いでしょう。
というか、STWのピストンにAlphaPartsのスプリングガイドを入れるとスプリングガイドが吹っ飛ぶ問題が解消されました。

ピストンスプリングは不等ピッチです。
SYSTEMA純正よりも短いですが、そこそこ硬いです。

という訳で、未だにこのピストンをどう使うのか決めてないんですが、さっさと記事にしたかったので記事にしました…。

Alpha Parts、中々面白いメーカーだと思います。
というか、ギアボックスとかギアセットとか、意外と色々なトレポンパーツ出してるんですよね…。