CLOCHETTE CERFさんが行う、光学サイト用耐BBガラスコートを試してみた(10mでの被弾検証) | エボログ

CLOCHETTE CERFさんが行う、光学サイト用耐BBガラスコートを試してみた(10mでの被弾検証)

サバイバルゲームフィールドのCLOCHETTE CERF(クロシェットサーフ)さんがサービスを行っている光学サイト用の耐BBガラスコートを試してみました。

こちらのコーティングサービスは、ドットサイトやスコープ等のレンズに硬度が9H以上になる特殊なコーティングを施し、BB弾の被弾によるレンズ割れのリスクを軽減する為の物になります。

ツイートに書かれている通り、フィールドに持ち込んでの施行も可能ですし、製品を郵送してお願いする事も可能となっています。
私は後者の郵送して施行をお願いしました。

尚、今回依頼をするにあたってブログでテストを含めたレビューを行う旨と、コーティングに関する詳しい情報を伺っております。
DMでのやり取りを一部抜粋する形になりますが、下記のような感じで硬化にある程度の時間が必要である事と、ハンマーのような物で殴打したり、至近距離からのフルオートはNGという旨を伺っております。

コーティングは30分程度で終わりますので、遅くても到着日翌日には返送致しますが 返送直後~2週間程度は硬度が4Hから徐々に9Hに硬化していく形となり 完全硬化するまでには20日間かかります。 20日間経過すると、最終的な硬度が9H以上となりますので、20日経過後でしたら衝撃テスト等を実施していただいても構いませんので、初めは透過率やにじみ、ボケ等の検証して頂ければと思います。

注意事項ですが、あくまでもガラスコーティングですので、元々の製品が持つ耐久度を大きく超えた衝撃(ハンマーでガラス部を直に殴打する等…コーティングした部位は耐えますが、塗っていない側面部が衝撃に耐えられずに破損します)並びに、想定外の衝撃を与えると破損する可能性は大です。

基本的に、実際に起こり得るシチュエーションでの被弾で耐える事は確認していますが、ゼロ距離での被弾や、同じ箇所へのフルオートでの連続被弾では割れる可能性がありますので、ご注意願います。

TwitterのDMより引用

という訳で、今回コーティングを依頼するのはこれら3機種。
『HOLOSUN HS510C』『VORTEX SPARC AR』『LayLax SOL』です。

これらの機種を選んだ理由としては下記の通り。

  • HOLOSUN HS501C:リフレックス型でレンズが比較的分厚い
  • VORTEX SPARC AR:マイクロT1型で対物レンズの更に外側にガラスプレートが付いている
  • LayLax SOL:手持ちのスコープの中では一番ぶっ壊れても精神的に痛くない

尚、全部実物系にした理由として、レプリカの光学サイトは根本的にレンズが外れたり「割れる」以前の問題が起きる事が考えられた為です。
せっかく検証するのに「レプリカだから壊れた」「良い検証が出来なかった」ってなるの、嫌じゃないですか…。

これらの3機種をCLOCHETTE CERFさんに送り、暫くしたら戻ってきました。
戻ってきた製品のレンズを確認したのですが、目視では何の変化も感じられませんでした。

見た目上の変化はありませんが、CLOCHETTE CERFさんから『ケミカルメーカーの方にも検証してもらい、ガラス被膜が形成されているのも確認済です。 』とのご連絡を頂いたので、ガラスコーティング自体はしっかり出来ている物と思われます。

では、早速検証しましょう。
尚、検証内容は『5m先から0.28gでセミオートで射撃、被弾してどうなるか』を想定しており、こちらの内容もCLOCHETTE CERFさんにも共有しています。(実は一番最初は2〜3mの距離でやろうと思ってました)
ただ、「いきなり5mで割れたら嫌だな…面白くないな…」と思い、10mでのテストに変更しました…。
10mで問題無いなら、距離を詰めていけば良い訳ですからね。

尚、BB弾の重量を0.28gにした理由としては、サバゲーで使用されるBB弾の中で、重めの弾としてはオーソドックスだと思った為です。
実際0.28gを使っている方はソコソコいらっしゃると思いますし、0.28gで耐えれるなら安心だろうという事で、0.28gにしました。

尚、この検証場所として使わせて頂いたのはDEFCON_1さんのシューティングレンジです。
オーナー私物のホグサドルまでお借りさせて頂き、万全の状態で検証を行う事が出来ました。

というか、何かと検証させていただくのにDEFCON_1さんのシューティングレンジを使わせて頂いてますね…。ありがたやありがたや…。

銃はシューティングレンジの備品のレスト台に固定し、ドットサイトまでの距離(10m)はiPhoneの「計測」アプリで計測しました。(このアプリ、超便利です)

尚、今回検証に使ったのは流速ポン(という名の単なるDSGトレポン)で、弾はGallop 0.28gを使用、検証前に測った初速は76m/s後半(約0.82J)でした。

では、早速検証していきます。
流石に10m距離だと100発100中とは行かず、ちょくちょく外してますがご了承ください…。
あと、オーナー+その時にお店に居た方数名と話しながら検証してたので、普通に話し声が混じってますが、こちらもご了承ください…。

まずはHOLOSUN HS510C。
リフレックス型のドットサイトで、分厚く、大きく湾曲したレンズが特徴のドットサイトです。

何度か直撃を食らっても耐えれたので「お?!」と思いましたが、4〜5発目くらいの直撃で割れました。
レンズの下の方に着弾した際に割れたので、何度か耐えれたのは当たりどころでしょうかね…。

では、次。VORTEX SPARC ARです。
マイクロT1型のドットサイトで、ドットを反射する為のレンズの外側に薄いガラスレンズが付いています。
このタイプの製品だとこういう仕様の製品は割と多い気がします。

すみません、いかんせんレンズが小さく、何度も外してるのですが、これは2発目の直撃でしょうかね?こちらのドットサイトは割とあっさり割れました。
割れた時はレンズのほぼ真ん中に当たった感じですね。
パキッ!といい音が鳴りました。

思いの外サクサク割れてしまうので、「これはむしろ10mで検証始めといて良かった〜…」と思いながらLayLax SOLを撃っていきます。

レンズがチューブの奥まった位置にあるのに加えていかんせん小さいので当てるのが一苦労…ただ、こちらは10mの距離では割れませんでした。

ただし、このように被弾した跡はレンズに残りました。

しかし、この跡はレンズペンを使ってゴシゴシ拭いたら落ちたので、単にBB弾のワックスがレンズにこびりついてしまっただけのような感じです。
もちろん、汚れが落ちただけでレンズが変形している可能性は否めませんが、目で見えるような凹みとかは無かったです。

結果、割れてしまったのはHOLOSUN HS510CとVORTEX SPARC ARの2台ですね。
特にVORTEXの割れ方がエグい。

割れた状態のサイトピクチャ(共にドットは消灯させてます)

という訳で、少なくとも10m先から0.28gのBB弾で撃たれた場合、レンズ割れを防ぐ事は出来ないという事は分かりました。
当たりどころによって割れたり割れなかったりというのは耐BBガラスコート無しの光学サイトでも同様ですからね。

検証後、CLOCHETTE CERFさんに割れた旨の報告と写真を送った所、下記の返答が来ました。

弊社のフィールドでは、0.2gのBB弾限定フィールドなので、0.2gでの検証しかしていないんですよね… 一応、0.2gでeotechタイプのホロサイトのレプリカでは、割れない事を確認済です。

TwitterのDMより引用

どうやらCLOCHETTE CERFさんでは0.20gでの検証しかしていなかったようです。
また、その後検証動画を撮影する…との事だったのですが、動画は消えてしまったようです…。

検証動画を撮ったのですが、動画データが消えてしまいした

動画は残っていないのですが、検証結果として、0.2gで10mの距離から撃った場合、施工していない物は2発で破損、施工しているものは10発以上当てても破損無し、5mの距離から撃って5発以上当てて破損するという結果になりました。

TwitterのDMより引用

0.2gであれば10mの距離で耐えれていたみたいですね。
0.28gの場合、弾速の減衰量が0.2gよりも少ないので、銃口で同じジュール数だったとしても10mの距離だと0.28gの方がジュール数は高いでしょうからね。

ただ、0.20gでも5mの距離では割れてしまったようなので、割れる時は割れる感じですね。

という訳で、個人的な見解を述べさせていただくと、レンズの保護をするなら『物理的なレンズガードが一番』な気がしますね。
ポリカにしろアクリルにしろ、割れたら交換すりゃいい訳ですから…。

尚、こちらの光学サイト用レンズコーティングですが、絶対に割れなくなる訳ではない事をご了承頂いた方のみ施工を行うとの事です。
詳しくはCLOCHETTE CERFさんのリリースをご確認下さい。