SVD(ドラグノフ)専用可変倍率スコープ、Vector Optics SCFF-16 DRAGNOV 3-9×24のレビュー | エボログ

SVD(ドラグノフ)専用可変倍率スコープ、Vector Optics SCFF-16 DRAGNOV 3-9×24のレビュー

Vector Optics(ベクターオプティクス)製のスコープ、SCFF-16 DRAGNOV 3-9×24をつぼみトレードカンパニー様よりお借りしたので、レビューしていきます。

Vector Optics SCFF-16 DRAGNOV 3-9×24の内容物と外観レビュー

当製品の内容物はこんな感じで、スコープ本体、アイピース、マウント、調整工具、取扱説明書、満足保証書、クリーニングクロスになります。

尚、つぼみトレードカンパニーでは「満足保証」と言って、購入から90日の間、無条件で返品をする事が可能なサポートを行っております。

万が一製品の品質に不満があったり、思っていたのと違うような製品の場合は返品を行う事が可能な制度になります。

では、SCFF-16 DRAGNOV 3-9×24を見ていきましょう。

反対側はこんな感じ。

こちらのスコープは『SVD』ことドラグノフ狙撃銃専用のスコープになります。
確実にPSO-1を意識してますね。
それとも、これって実物あるんでしょうか…。(東側の知識は皆無)

コメントで情報を頂きました。
どうやら、『PO 3-9×24』というスコープがオリジナルのようです。

尚、『ドラグノフ狙撃銃用』と言っても、実際はAK系(AK74、AK10x系)のサイドレイルにも取り付ける事が出来る事が確認出来ました。

尚、SVDやAKをお使いの方であればご存知な方も多いと思いますが、エアーソフトガンにおいて、AK/SVDのサイドレイルの規格はメーカー毎に微妙に誤差があり、若干寸法が違う物から全く互換のないレベルに大きさが異なるものなど様々なので、注意が必要です。

うまく付かなかった場合は、削ったり盛ったりといった加工が必要になります。 

付属のアイピースはこんな感じで、程よい柔らかさのゴム製です。

では、細部を見ていきます。

まず、対物レンズはこのようにフードを伸ばす事が可能になっています。
瞬時にロングフードに切り替える事が出来る仕様ですね。

持ち運ぶ時はフードを縮めておいて、使うときにキャップを外しつつフードも伸ばすといった感じなのかもしれません。

VectorOpticsのロゴと3-9×24の表記が入っています。

レティクルのイルミネーションの電源スイッチはこちら。
私はロシア語は全く分かりませんが、スイッチを上げるとON、下げるとOFFでした。
ON/OFFしか無いので、輝度の調節は出来無さそうです。

電池はパワーノブの下付近に付いており、単三電池を1本使用します。
結構クリアランスが大きくて、「電池これで合ってるのかな…」と不安になりますが、単三電池で間違いないようです。

エレベーテーションノブとウィンテージノブには樹脂製のカバーが付いています。

こちらのカバーを外すとこんな感じで、ノブが出てきます。

目盛りはそれぞれこんな感じで、180度分しか印字されておらず、このままではノブが180度しか回りません。

ダイヤル上部の2本のネジを外すと黒いノブのみ回転させる事が出来るようになるので、基本的にはこの状態でゼロインを行うようです。

ゼロインが完了したら、銀色のダイヤルと黒色のダイヤルをそれぞれ操作し、ネジ穴の位置を合わせてネジを取り付けます。

基本的にゼロイン調整は黒いノブを回して行い、ゼロが取れた後はターゲットまでの距離、角度、風速などの環境の変化に合わせて銀色のノブを回して調整する感じですね。

やってる事はゼロリセットとよく似ている気がするのですが、これも『ゼロリセット機能』と呼ぶのでしょうか…。

尚、1クリック辺りの稼働量が不明ですが、180度の回転でもかなり大きく移動するので、1クリック1MOA以上ありそうな気がします。

パワーノブはこんな感じで、当スコープは3倍〜9倍という倍率比ですが、ノブは90度程度しか回りません。
また、倍率の表記は「3」と「9」の2つのみで、中間の目盛りはありません。

SCFF-16 DRAGNOV 3-9×24のマウントと調整工具について

当製品には写真左側のような専用の工具が付属します。
こちら、なにに使うのかと言うと、写真右側のようにマウントの幅・テンション具合を調節するのに使います。

マウント下部のナットの隙間に太い工具を差し込んだ状態で、薄い工具でナットを回します。

また、マウントは2種類付属してきます。
マウントを外すには側面のプラスネジ4本と、内側に付いている六角ボルト2本を外します。

2種類のマウントの違いは高さ。
この通り、少しだけ高さが違っています。

この高さの異なるマウント、それぞれが何用の物なのかが不明ですが、写真右側の背の高いマウントを使うと、クリンコフ(We-Tech AK74UN)に取り付ける事が出来ました。

尚、スコープはかなり左側に配置されます。(実物のPSO1も同じような感じだったので、これは仕様なのかなと…)

SVD(A&K ドラグノフ SVD)に取り付けた場合はこんな感じになります。

反対側から見るとこんな感じ。

SCFF-16 DRAGNOVは色や質感が実物によく似ているので、相性が良いですね。

尚、KSC AK74 ERGにも取り付けようとしたのですが、サイドレイルの溝の厚みが全く違っており、取り付ける事が出来ませんでした。

ちなみに、実物のスコープカバーに納める事が出来ました。

SCFF-16 DRAGNOV 3-9×24のレンズとレティクル、パララックスについて

接眼レンズは緑色の反射がするコーティング、対物レンズは緑色だったり青色だったり紫色だったり色々な色に反射するコーティングが施されていました。

スコープを覗いた時の様子はこんな感じ。
写真左が3倍、写真右が9倍の状態で、倍率を上げるとレティクルも一緒に拡大される、いわゆる『FFPレティクル』が採用されています。

また、レティクル形状はPSO-1にそっくりですね。

ちなみにアイピースを取り付けた状態で覗くとこんな感じ。
まあ、上の写真のレンズの外側を黒く塗りつぶしただけの見え方ですが…。

発光イルミネーションを切るとこんな感じ。(9倍の状態)

これらの写真から分かる通り、かなり縁が狭く、レティクルがとても鮮明です。
色もそんなに悪くはないですね。

正直、ファーストインプレッション時点ではとてもびっくりしました。
「何でこんなに縁薄いん?レティクルも細かい所まで鮮明だしすげぇな」と。

PSO-1タイプのレプリカスコープ今までもは何度か覗いたことがありますが、ここまで見やすい製品は初めてかもしれません。

ちなみに、視野の広さはPSO-1並、像の綺麗さとレティクルの鮮明さはPSO-1以上です。
まあ、40年以上前の製品と比較しても…といった感じはありますが。

ただし、全てにおいて完璧という訳ではありません。
まず、真っ直ぐ覗いた時でも歪みがあり、視度調節が出来ないので視力に合わせたピントを合わせる事が出来ません。

像の周囲が歪んでいる

視度調節が出来ない為、自分の視力との相性が悪いと非常に目が疲れますし、かなり目が悪い場合はボヤケてまともに見る事が出来ません。
乱視とか入ってると、なおさら辛いかもです…。

また、アイボックス・アイリリーフは非常に狭く、視点を動かした際のパララックスが結構あります。

上の写真でも分かる通り、視点を動かした際は歪みが更に激しくなります。

もっとも、このスコープはアイピースを付けた状態で運用するはずなので、こんな無茶苦茶に視点を動かして狙う事はまず無いと思います。
実際、アイピースを付けた状態でこんなに視点を動かしたら目が痛いですし、アイピースが変形して覗けなくなります。
その為、あまり気にしなくても良い問題だとは思いますが、こういう性質があるという点にはご注意を…。

Vector Optics SCFF-16 DRAGNOV 3-9×24の総評

冒頭でも軽く触れましたが、私自身あまり東側の光学サイトには詳しくはないのですが、刻印はしっかりロシア語ですし、形状・色合いの再現度も高いと思うので、かなり頑張っているスコープではないかと思われます。
それがリアルかどうかは別として、見栄えは良いかなと思います。

また、スコープとしての性能も悪くはなく、若干の歪みはあるものの視野は広く、像も比較的明るい方なので個人的には好印象です。

形状、色、質感といった点でPSO-1の仕様を踏襲しており、ドラグノフやAKとの相性が良いのも高評価でしょう。


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