外径5.5mm、200万画素のファイバースコープ、BlueFire WiFi Endoscopeを買ってみた
記事作成日:2019年4月22日
精密射撃界隈で、ファイバースコープを使ってチャンバーやノズルの状態をチェックする人が居る…という話を耳にしたので物は試しにと買ってみました。
今回購入したのはAmazonで3000円ちょっとで売られている安いファイバースコープです。
外径は5.5mmとインナーバレルを通すには丁度良いサイズで、カメラの画素数は200万画素、先端にはLEDも付いているので光の届かないチャンバー内部もしっかり撮影する事が出来ると思われるので、この製品を買ってみました。
「Endoscope」って「内視鏡」って意味なんですね。
初めて知った。
取扱説明書は2つあり、1枚は設定方法が英語で印刷されている物(写真左側)、もう1つが機能や操作説明がされている物(写真右側)で、こちらは複数言語で記載されており、日本語表記もあります。
中華製品にありがちな、機械翻訳のような不自由な日本では無かったです。
こちらがファイバースコープ本体。
長さが3.5mもあり、そんなに要らないのですが、この長さしか無かったんですよね…。
ぶっちゃけ長すぎて邪魔です。
このファイバースコープはバッテリ駆動でiOS、AndroidデバイスとWiFiで接続して使う製品になります。
バッテリー駆動時間は3〜4時間で、充電はUSBケーブルを使います。
カタログスペック上、カメラとケーブルはIP68の防水になっていますが、コントローラー部分は防水ではありません。
中華製品ですし、そも防水性能は過信しちゃ駄目ですが…。
焦点距離は3cm〜10cm、カメラは200万画素のCMOSとなっています。
ファイバースコープの先端はこのようになっています。
中央にカメラがあり、その周囲に小型のLEDが6個付いています。
付属品としてカメラの映像を90度反射させる事が出来るミラーや、磁石が付いた先端、フック状になった先端などが付属してきました。
これらは奥まった所にある物を探したり引っ張り出すのに使えそうですね。
これらのパーツはファイバースコープ先端のカバーを外して取り付けるようです。
尚、ファイバースコープ自体は5.5mmなのですが、このカバーは6.29mmの太さがあったので、今回の用途ではこのカバーを外して使う必要がありました。
しかし、このカバーを外したまま使うとネジ山がインナーバレル内側を削ってしまう可能性があったので、バレル保護の為に熱収縮チューブを巻く事にしました。
ちなみに熱収縮チューブを巻いた状態でほぼ6mmぴったりでした。
6.03mmのインナーバレルなら大丈夫でしたが、それ以上のタイトバレルだとこのままでは使えないかも…。
コントローラー部分はこんな感じになっています。
まあ、説明見なくてもすぐ分かるようなシンプルなインターフェースですね。
ちなみにズームイン・ズームアウトは単なるデジタルズームなのでただでさえ200万画素と低い画素が拡大されるので、汚くなるだけです。
実際に使ってみましたが、あんまり使い道が無さそうな機能でした。
という訳で、こちらのファイバースコープを使っていきます。
今回はiPhoneに接続するので、AppStoreから「Scope View」という無料アプリをインストールします。
インストールしたらファーバースコープのWiFiをONにして、「Jetion_XXXXXX」というWiFiに接続、パスワード「12345678」を入力します。
問題無く「Jetion_XXXXXX」に繋がったら、先ほどインストールした「Scope View」を起動。
これでファイバースコープが使えるようになります。
アプリ側の設定は解像度の設定やら色々とあるのですが、設定を変更しても画質の変化はありませんでした。
実際にスクリーンショットで撮影出来る解像度にも変化は無かったです。
というか、設定してももう1度設定画面を開き直したら設定が640×480に戻ってました。
もしかしたらこれ以外の機種(よりハイエンドな機種?)なら解像度が変更出来るのかもしれません。
スマートフォン上だと画面いっぱいに映像が映し出されますが、実際に撮影出来る解像度は、640×480(VGA)です。
とりあえず説明書を撮影してみましたが、割としっかり写ります。
お世辞にも高画質とは言えませんが、3000円台の製品としては十分な画質だと思います。
尚、フォーカスは固定です。
という訳で、早速インナーバレルの中に突っ込んで色々撮影してみました。
こんな感じでHOPパッキンの突出量やらどのように出ているか、ノズルは中央に配置されているのかなど、普通では確認する事が出来ないチャンバーの状態が分かります。
画質は低いですが、一応これくらいを確認するには十分な気がします。
あと、面白い。
また、BB弾を入れた状態だとBB弾とHOPの突起がどう当たっているのかなどが分かるのが良いですね。
動画で撮影するとこんな感じです。
途中ライトの輝度があまりに高くて調整してたりしています。
これは色んなチャンバーを見ていきたいですね。
調整時の参考にもなりますし。