TERCEL モスバーグ M500SSBを分解していきます
記事作成日:2019年5月7日
TERCEL製ガスショットガン、モスバーグ M500SSBを分解していきます。
ファーストインプレッション記事でも書いたとおり、この銃は箱出し状態で使える代物ではありません。色んな意味で。
という訳で、分解していきます。
基本的にはマルシン製のモスバーグシリーズと同じ構造をしているので、分解方法も同じだと思います。
マルシン製のを弄ったのが結構前で、あまり覚えておらず、完全に同じかは確証無いですが…。
まず、バレル下部に付いているマガジンを外します。
チューブキャップを開けて、奥まった所に付いている1.5mmのイモネジを緩めます。
これでマガジンのインナーが分離します。
続いて、アウターバレル側面に付いているイモネジを緩めます。
これでアウターバレルがスポッと抜けます。
アウターバレルを抜くとインナーバレルとチャンバー?基部?みたいなパーツが露わになるので、モンキーレンチなどを使って基部みたいなパーツを回すと一式外れます。
続いて、フォアエンドを外します。
フォアエンドは専用のナットみたいなパーツにより固定されているので、これを外す必要があります。
手で掴んで、力を込めて回せば外せました。
フォアエンドが外れたらチューブマガジンのガワを外します。
これらのパーツは単にレシーバーに刺さってるだけなので、フォアエンドを外した後に引っこ抜けば外れます。
マガジンはこんな感じで3本のパイプがろう付けされています。
中々強引な固定方法ですねぇ…。
最後にアクションバーを固定しているパーツを外します。
細い棒を穴に突っ込んでピンを押し出してやると簡単に外せます。
一旦これでバレル周りは一通りバラす事が出来ました。
次はレシーバーです。
まず、トリガーガード手前のネジと、レシーバー側面のピンを抜きます。
ピンは抜く方向が決まっているので、写真通りピンを押し出す必要があります。
これらのパーツを外すとトリガーとハンマーが一式外れます。
ちなみに後になって知ったのですが、トリガーを外すより先にストックを外すのが正しい分解方法っぽいです…。
写真の順番がおかしくなるのでこの記事では私が分解していった順番通りに掲載しますが…。
モスバーグ M500 SSBのトリガーはこんな感じ。
と言っても、基本ここもマルシン製品にそっくりなんですが…。
ハンマースプリングは結構固めで、至る所にスプリングが組み込まれており、以外とパーツ点数が多いのでこの部分の分解はやらない事にしました。
元に戻すの面倒くさそうですし…。
続いて、ガスタンクやらアクションバーを外します。
これらのパーツはネジやピンなどで固定されておる訳では無く、ガチャガチャ適当に弄ってたら外せます(というか、落ちてきます)
ガスタンクはこんな感じ。
この形、やっぱりまんまマルシンですねぇ…。
この製品はロータリーチャンバーというかなり独特な機構を備えており、チャンバー自体が45度程度回転し、給弾します。
写真左が給弾中の状態、写真右が射撃可能な状態です。
放出バルブとチャンバーの口というか、チャンバーとバレルの接合部分はこんな感じ。
注入バルブはWE互換などの海外製品でよく見かける形では無く、どちらかと言うとマルイ製の注入バルブによく似た形をしています。
ちなみに、クラウン製ガスリボルバーの注入バルブと互換がありました。
放出バルブは非常に長く、とてもユニークな形状をしています。
海外の高圧ガスに対応する為か、スプリングやOリングが非常に堅いです。
ガスタンクのチャンバー部分を分解していきます。
まず、レバーを外した後(写真左)、4本のネジを外し、カバーを外します。(写真右)
続いて、チャンバーにテンションを書けているボールを外します。
これでチャンバーを取り外す事が出来ます。
チャンバーとインナーバレルの接合部はねじ切りされており、回せば外れます。
最後に、ストックを外します。
先述の通り、ストックはトリガーを外すよりも前に外しておくと良いと思います。
まず、バットプレートを固定しているネジを外します。
こちらのネジはゴムの蓋で隠されているので、まずは蓋を外す必要があります。
尚、このネジは粘りが全然無い樹脂ストックに直接タップネジが刺さっている状態なので、ネジを外そうとすると自然と自壊していきます…。
なので、これはネジの仕様を変えた方がよさそうですね…。
バットプレートが外れたらストック内部の奥まった所にあるネジを回して外します。
割と長めのプラスドライバーが必要になります。
ストックの基部は金属製でした。
という訳で、TERCEL モスバーグ M500SSBの分解方法の紹介は以上になります。