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VFC UMP用に気化室がしっかり確保出来るシャフトが長い日本仕様注入バルブを購入

記事作成日:2019年5月20日

WE、VFC、KJ Works、GHKなどのメーカーに対応する日本仕様注入バルブを買ってみました。
今回購入したのは一般的な注入バルブに比べるとシャフトが長くなっているタイプの製品になります。

海外製品のガスガンの多くは注入バルブが海外で一般的な高圧ガスに対応するバルブになっており、HFC134AやHFC152Aのガスを注入している間に「シューッ」と音が鳴らないのに加えて注入するのに時間が掛かったり、そもそも満タンに入らなかったりします。
加えて仮に満タンに入ったとしてもガスが噴き出さないので満タンになったかどうかが分からないんですよね…。

例えば10秒くらいかけてガスを入れているのに実は全然入ってなかった…なんて事も物によってはあります。

そういうトラブルを防ぐ為にも、国内向けの注入バルブに交換する事を個人的にはお勧めします。
国内向け注入バルブに交換するだけでガスが入りやすくなりますし、ガスがはいっていく「シューッ」という音も鳴ります。
また、満タンになると注入バルブからガスが漏れて「満タンになった」という事が分かります。

シャフトが長いだけで中身の構造は普通の注入バルブと同じです。

このシャフトの長さの分だけ、ガスが入る量は減ってしまいますが、フロンガスが気化する事が出来るスペースを確保する事が出来る訳です。

ガスを満タンに入れると最初の数発は生ガスを吹いてしまったり、初速の低下が著しい(マガジンが冷えやすい)場合、この注入バルブに交換する事によって改善する可能性があります。

という訳で、こちらの注入バルブをVFC製ガスブローバック銃であるUMP9のマガジンで使ってみます。

写真左側がUMP9に最初から入っている注入バルブです。

尚、VFC製品は全般的にこの手の国内仕様注入バルブとの相性があまり良くありません。
「WE用」として売られている注入バルブもVFCと互換がありますが、同様にあまり相性が良くないです。
UMP9も例の如く、単に交換しただけではガスが漏れてしまいました。

なにせOリングのサイズがこんなにも違うんですよ…。
写真右側がVFC UMP9のマガジンに最初から入っていたOリング、左が国内仕様注入バルブに付属してくるOリングです。

では、Oリングを入れ替えたらどうか?と、UMP9に入っていたOリングを付けてみたのですが、今度はガスを暫く入れていくとガス漏れが発生、最終的にはOリングがこのように外れてしまっていました。

最終的に、程よい大きさかつ太めのOリングを用意する事で解決しました。
材質はNBR(ニトリルゴム)で、外径7mm、太さ1.9mmのOリングです。

自分は色んなサイズのOリングがセットになった物を購入していますが、単品で探したい場合はホームセンターなどの水道管コーナーで探せば同じようなサイズのゴムが見つかると思います。

という訳で、とりあえず手持ちのマガジン3本全てにこの注入バルブを組み込みました。
これでサバゲーでUMP9を使う下準備が出来ました。