ジュラルミン切削のマウントリング、PDI プレシジョン マウントリング(1インチ、30mm、34mm)のレビュー | エボログ

ジュラルミン切削のマウントリング、PDI プレシジョン マウントリング(1インチ、30mm、34mm)のレビュー

2019年12月30日

PDI PRECISION MOUNT RINGを株式会社 PDI様よりお借りしたのでレビューしていきます。
今回お借りした物はマウントリング(30mmチューブ用)に加えてオプションの1インチマウントリング(試作品)、そして34mmマウントリング(試作品)になります。

こちらのマウントリングはジュラルミンをCNC切削して作られているオフセット・ワンピースマウントリングで、製品名の通りマウントの精度を重視した製品になります。
プレスリリース:https://pdijapan.co.jp/?p=1529

マウントリング本体(30mmマウントリング)が27,000円と、非常に高価な部類のマウントリングになります。
1個4万円とか5万円とかする実物マウントリングに比べると安価かもしれませんが…。

ちなみに、1インチマウントリング、34mmマウントリングはオプションパーツとして販売される予定のもので、これらの価格は未定です。

尚、リリース情報を見る限り『別売オプションで弊社製マルチマウントプレート(発売中)に対応、各メーカーのマイクロドットサイトを搭載可能に』とも書かれているので、2階建てにする事も可能なようです。

という訳で、そんなプレシジョンマウントリングを紹介していきます。
外観はこんな感じでマットな黒色(表面処理はブラックアルマイトとの事)。

上下はこんな感じ。
付いていているマウントリングは30mmチューブ用の物になります。

20mmピカティニーレールに対応しています。
側面のノブ(ナット)を回して締め込むタイプになっています。

この通り、ノブは結構細いのでしっかり締め込んで固定した場合はモンキーレンチなどを使うと良いかもしれません。(締め込み過ぎには要注意)

ノブを限界まで緩めると外す事が可能です。

マウントには軽量化の為なのか、肉抜きが施されています。
尚、オフセットの量は約63mmありました。

しかし、このオフセットマウントリングは少々注意が必要で、20mmレールよりも高い位置にハンドガードの上面があるとハンドガードに干渉してしまう可能性があります。

上の写真のように、MAGPUL SLハンドガードとこのオフセットマウントリングを組み合わせる事は出来ませんでした。(マウントベースの前側が浮いてしまい、正常に固定出来なくなってしまう)

尚、マウントリングは全長約150mm、20mmレール上面からの高さは約55mmで、約38mmの所にスコープの中央が来る感じです。

こちらのマウントリングはマウント下部のネジを4本外す事でリング部分とマウント部分に分離させる事が可能になっています。

こうする事で、オプションパーツである1インチや34mmのマウントリングへの交換を可能にしています。

このような分割構造であっても程よいクリアランスが取られており、ガタつかず、キツ過ぎずといったいい塩梅になっています。
この辺りの精度は切削系が得意なPDIの為せる技なのでしょう。

よく「1インチ変換リング」みたいな感じの樹脂製のリングが付属するマウントリングがありますが、この方式の方が断然高い精度が期待出来ますね。

重量は181g。(30mmマウントリング取り付け時)
そこまで軽い訳では無いですが、同サイズのマウントリングの中では比較的軽い部類なのかな?と思います。
200g超える製品も多々ありますので。


1インチ、30mm、34mmのマウントリング単体の重量はそれぞれ下記の通り。
重さ的には30mmが最も軽く、次に1インチ、34mmといった感じになっています。

1インチのリングは30mm用のリングの外寸を元に作られており、肉厚になっているせいで30mmよりも少し重量が増えているようです。

土台部分の重量(ネジ込み)は106gでした。
つまり、1インチマウントリングと組み合わせると203g、34mmマウントリングと組み合わせると228gといった感じですね。

マウントリングに各種スコープを付けていきます

という訳で、このマウントリングにスコープを取り付けていきます。
まずは1インチから。

スコープを載せる為にマウントリングのネジを外します。

続いて、マウントリング自体の水平を取るのですが、この製品はマウントの下部がしっかり水平取れているので、平らな床の上に置くだけでマウントリングの水平が取れてしまうのです。

後はスコープを乗せてスコープの水平を出し、ネジを締め込めば完成です。
もの凄くスコープの取り付けが楽ですね。

という訳で、こんな感じのライフルスコープを付けてみました。
今回付けたスコープはBushnell LEGEND ULTRA-HD 4.5-14x44mmです。

こういったオフセットマウントはショートスコープとの相性が良い気がするのですが、1インチのショートスコープを持っていないので、ライフルスコープになりました。(30mm、34mmはショートスコープを使いますので、ご了承下さい)

「プレシジョン(精密)」という名前が付いているだけあって、マウントリングの寸法はドンピシャ。
一切の隙間無く、ピッタリ取り付ける事が出来ました。

よくある鋳物のマウントリングではこうはならないでしょうね…。
もっとも、実銃用のマウントリングだと設計思想上、意図的に隙間を設けている製品も多々ありますが。

しかし、こうもピッタリくっつくと気持ちが良いです。
ただし、安価な製品だと割と塗装の厚みを考慮出来ていない製品、そもそもチューブ自体の精度が悪い製品などはこのマウントリングが使えない可能性があります。
もっとも、3万円近くするマウントリングにそんな粗悪な光学サイトを乗せる人は居ないと思いますが…。

と、少し脱線しましたがAR15系のライフルに取り付けるとこんな感じになります。
ライフルスコープでもアイリリーフが長い製品との相性は良さそうですね。

真横から見るとこんな感じ。
自然に構えた時に丁度良い高さになっています。

続いて、30mmチューブのスコープを付けていきます。
取り付けたスコープはDiscovery HD 1-6X24 IR(DS-HD 99307)です。
例のごとく水平器を置いてスコープの水平を取り、マウントリングを締めていきます。

マウントリングの精度が高く、水平も取りやすい構造なので、取付作業がサクサク進められて良いですねぇ。

30mmリングも隙間無くピッタリ合わさっています。

銃に取り付けるとこんな感じ。

真横から見るとこんな感じ。

冒頭で紹介した、ハンドガードに干渉しちゃってるパターンの奴です…

最後に34mm用のマウントリングにスコープを取り付けていきます。
取り付けるスコープはPrimary Arms Platinum Series 1-8X24mm Riflescope with Patented ACSSです。

このスコープとこのマウントリング、割と相性良いかもしれません…。(見た目的に)

もちろん、リングの隙間は無し。

銃に取り付けるとこんな感じになります。

横から見るとこんな感じ。
34mmチューブ用リングに関してはリング自体の大きさもあって、30mmや1インチ用よりも少しだけ高い位置にスコープの中心が来る感感じでした。

という訳で、PDI プレシジョン マウントリングのレビューは以上になります。

それにしても、日本国産のマウントリングでここまで高価な製品って珍しいんじゃないでしょうかね…。
高価なスコープは日本製のものが沢山ありますが、高価なマウントリングと言うと海外製品が多い印象があります。

しかも、PDIというエアソフトガン向けパーツを作っているメーカーからこのような製品が出るのは非常に珍しいのではないか?と思います。
最近、精密射撃の方に力を入れているのでしょうか。