トレポン用 G社Superdutyタイプトリガー、通称『鳥ガー』を購入したので組みました(・8・)
記事作成日:2020年3月4日
ちゅんちゅん工房製品の『RTW用 G社Superdutyタイプトリガー』を購入しました。
ねりねり堂設計の3Dプリント製品で、材質はチタンで作られています。
そこに、ちゅんちゅん工房がセラコートを施したトレポン用カスタムトリガーです。
付属品はトリガー本体とシャフト、スペーサーのリング2つです。
ちなみに、本家のはこんな感じ。
本来はGeisseleのコンプリートAR15(Geissele Super Dutyシリーズ)に付いてくる奴みたいですね。
Geisseleのトリガーだとストレートタイプが有名(レプリカの場合、ストレートの方がよく見かける)だと思うんですが、こういうタイプも出してるんですよね。
こんな感じでシャフトを通し、左右にスペーサーのリングを取り付けます。
このリングはちゅんちゅん工房製のRTW用強化トリガースプリング、「ちゅぷりんぐ」の内径ピッタリになっていました。
もちろんSYSTEMA純正のトリガースプリングを取り付ける事も可能です。
実はショットショー2019のGeisseleブースでこのタイプ(これと全く同じかは未確認)を触ってトリガーフィーリングの良さに感動しました。
実銃のトリガーって結構重い印象があったんですが、ストン…とスムーズにシアーが落ちる感じで「カスタムトリガーってすげーな」と。
展示されていたのはシアーやハンマーなどが全部セットで組まれていたので、トリガーだけの問題じゃ無いとは思いますが、トリガーの形状的にも本当に引きやすいトリガーでした。
というわけで今回、このトリガーを組み込むのは流速ポンこと2012年のチャレンジキットベースのトレポンです。
この銃には元々FCC製のGeisseleタイプストレートトリガーを組んでいました。
このトリガーを取り付けたのが2015の11月なので、ほぼ5年ぶりの仕様変更ですね…。
FCC製のストレートトリガーと比較。
ポン付けだと少しトリガーの左右に遊びがあったので、左右に0.05mmのシムを1枚ずつ入れています。
ガタツキがあるからといって動作に問題が出る訳じゃ無いんですが、なるべくガッチリさせたいので…。
後は組み立てて試運転です。
こういう作業が簡単に行えるのがM4系トレポンの魅力ですよねぇ…。
本当、パーツの組み立てが楽…。
動作はこんな感じ。
トレポンの社外製トリガーはポン付けだとスイッチがうまく押せなかったりする事もありますが、自分の場合は大丈夫でした。
ただ、トリガーストロークが少し長すぎる気がしたので、詰めていきます。
使用するのは瞬間接着剤とアルテコです。
こういう調整にはゲル状の粘度の高いヤツがあればベストなんですが、手元に無かったのでサラサラ系です…。
これを写真右側赤矢印の所に塗布し、スイッチが押されるまでのタイミングと、引きしろを調整します。
後で削るので、まずは少し多めに塗布して動作チェック。
当たり前ですが、ECUを取り付けた際にトリガー検知用スイッチを壊さない程度に盛ってください。
盛りすぎるとスイッチを壊してしまうので。
見事に失敗。
まあ、想定済みでした。
常時スイッチが押されている状態になっているので、セーフティを解除したら動作してしまいます。
引きしろも殆ど無い状態だったので、ヤスリでゴリゴリ削っていきます。
精度を気にしない、コンマ数ミリ単位の調整は接着剤で盛った後にヤスリがけが楽だと思います。
見栄えは悪いですが見えない部分ですし。
これで何度か組み込みと動作テストを繰り返し、最終的にスイッチを押す部分は0.1mm程度、トリガー底部は0.5mm程度のかさ増し具合になりました。
動作はこんな感じに。
実際のトリガーストロークはこんな感じで変わっています。(無負荷時とトリガーを引いた時の画像を重ねています)
1mm行くか行かないか程度ですが、トリガーストロークが短くなっています。
微々たる差ですが、割といい感じになりました。
トリガーフィーリングって、こういう小さな差が重要だと思うんですよ。
詰めすぎも良くないですし、ストローク長すぎも良くないと思います。
個人的に一番ベストなストローク量に出来たかな?と思ってます。
という訳で、久しぶりにストレートトリガーじゃ無くなった流速ポンです。
全体像はこんな感じ。
割とこの光学ゴテ盛りセットアップが気に入ってます。