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KJWORKS ホークアイ KC-02 Ver.2(日本仕様)を購入したのでレビューします

記事作成日:2020年4月9日

ルガー 10/22をモデルベースにしたKJワークス製のガスブローバックライフル、ホークアイ KC-02の日本仕様(Japan Version)を買ってみました。
尚、今回購入したのはV2と呼ばれている(Ver.2とも呼ばれる)改良バージョンになります。

KJワークスの初期モデルはおろか、タニオコバから出ていた時代の製品もよく分かっていないのでその辺りとの比較はせず、当製品単体のレビューをしていきます。

内容物は銃本体と説明書、保証書、BB弾、ローダーといった感じでとてもシンプル。

実はKJWORKSからこの銃が出た辺りから気にはなってたんですが「別に今買う必要は無いかな〜」とずっと後回しにされ続けていた製品だったりします。
まあ、最近はサバゲー行かなくなりましたし、こういう単に欲しいだけだった銃を買うのもアリかなと思いまして…。

今回購入したホークアイは株式会社ハッチが輸入販売元になっている製品になります。
どうやら輸入元によってデチューンの方法が違っているらしく、作動性能や初速に差があるそうな…。

説明書はソウドオフモデルである零式と共用の日本語化された説明書になっていました。
説明書には基本的な使い方と分解図が掲載されています。

という訳で、KJWORKS ホークアイ KC-02はこんな感じの銃です。

マズルは14mm逆ネジになっており、カバーが付けられています。
また、緩み防止用と思われるOリングも装着されていますね。

ストック前部にはスリングスイベルと、20mmの3面レールが付いており、ナイツタイプのレールカバーが装着されています。

ハンドガードは結構幅広で、そこまで手が大きくない私は結構ギリギリ。
一応握り込む事は出来ますが、フォアグリップとかを付けた方が握りやすいですね。

レールカバーを外すとこんな感じになります。

レールは3本のネジでストックに固定されており、材質は樹脂でした。

上面にも20mmレールが付いているので、実質4面レールみたいな感じになっています。
こちらのレールも樹脂製。

フロントサイトとリアサイトはフリップアップ式の物が付いています。
これが折りたたまれた状態です。

サイトの手前にあるボタンを押す事でロックが解除され、起き上がります。
フロントサイトには緑色に集光アクリルが付いています。

サイトピクチャーはこんな感じ。
まあ、一般的なピープサイトですね。

尚、フロントサイトは上下に、リアサイトは左右に調整する事が出来ます。

上面レール中腹辺りにHOP調節ダイヤルが付いています。
矢印の方向にダイヤルを回す事でHOPを強くする事が出来ます。
ダイヤルは無段階では無く、クリック感のあるタイプです。

レシーバー部はこんな感じ。

オリジナルが22LR弾を使う銃なだけあってエジェクションポートはかなり小さいです。
そして、可愛らしい位に小さいボルトハンドルが付いています。

ボルトキャッチ機能も付いており、空のマガジンを挿した状態でボルトを後退させると後退状態でロックされます。

マガジンキャッチはトリガーガードとマガジンの間のレバーを押す事で抜く事が出来ます。
マガジンに関しては後ほど詳しく紹介します。

マグウェルからローディングノズルやバルブノッカーなどが確認出来ます。
写真中央の銀色のパーツがマガジンキャッチで、その中央にバルブノッカーがある、面白い構造をしています。

トリガー周りはこんな感じ。
トリガーガードの前側にセーフティボタンが付いています。

セーフティはボタンを押し込む事によってON/OFFを切り替えます。
赤い印が見えている状態(写真左側の状態)は射撃可能、赤い印が隠れている状態(写真右の状態)が安全状態です。

グリップはフィンガーチャンネル付きのA2グリップ。
一般的なGBB用の物になります。

ブッシュマスタータイプのストックが付いており、バッファーチューブは5ポジションのミル規格のようです。

尚、ストックチューブはかなり独特な固定方法になっており、普通には電動ガン用やGBB用の社外パーツを取り付ける事が出来ません。

ストックチューブについては、後日掲載する分解レビューの時に紹介します。

KC-02用のマガジンについて

付属のマガジンはストレート状のマガジンで一応これがロングマガジンと言われているタイプのマガジンになります。
装弾数は28発。

注入バルブと放出バルブはこんな感じ。
注入バルブは日本仕様になっているようで、スムーズにガスが入っていきました。

リップ側はこんな感じ。
ガスルートパッキンは平らな形状をしていますね。

HFC134Aを充填した所、24gものガスを入れる事が出来ました。

箱出し状態での初速と作動性について

初速に関してはHOPを少しだけ掛けたような状態が最も高い初速になっていたので、その状態で計測を行っています。
使用している弾は東京マルイ 0.20g樹脂弾、ガスはHFC134Aで計測しています。

まず常温(21度)で計測した所、90m/s前半程度でした。
低い時で90m/s、高い時で92m/sといった感じで多少のバラツキはあるもののガスブローバック銃として考えると、比較的安定しているような気がします。

この温度でこんな初速が出てるという事は温めるとどうなるか…。
24度で96m/sに突入。この状態でも94m/s〜96m/s程度の初速で安定していました。

これ以上温度を上げるとどうなるかはお察しください。
少なくとも夏は使用不可能な状態になっているという事だけは断言出来ます。

もし、KJWORKS ホークアイ KC-02を箱出し状態で使おうと思っているのであれば、事前にマガジンを少し温めてから初速を測っておく事をオススメします。

ちなみに、15度程度まで冷えた状態でもキビキビ動き、初速も85m/s前後で安定していました。

この感じであればよほど寒い真冬でも無い限り、普通に使えそうですね…。

ボルトが軽くリコイルスプリングも柔らかい為か、作動性の高い銃だと思います。
この動画はマガジン温度が20度の状態での動作なのですが、この通りボルトの動きは常時スムーズで、引っかかりも無くスルスル動きます。

尚、マガジンに満タンにガスを入れた場合、2マガジン分位は撃ち切る事が出来ました。
ただ、連射してた事もあってか2マガジン目の後半から少し息切れを起こすような動作になっていたので、基本的に1マグ打ち切る度にガスを補充した方が良さそうな感じがします。

リコイルに関しては上の動画を見て頂ければ分かる通り、殆どありません。
ボルトの軽さが大きな理由だと思うのですが、温めた状態であっても元気にブローバックしてるな〜程度の感触があるだけなので、かなり扱いやすい銃だと思います。

尚、当記事が公開されているタイミングでは既にKC-02の分解は完了しているので、分解レビューの方も近日中に公開出来ると思います。