樹脂パーツを多用した軽量電動ガン、ICS LIGHTWAY-PELEADOR C S3のレビュー | エボログ

樹脂パーツを多用した軽量電動ガン、ICS LIGHTWAY-PELEADOR C S3のレビュー

2020年5月27日

ミリタリー用品やエアソフトガン向けのカスタムパーツを扱うオンラインショップであるMilitaryShop TORAYAMA様より、ICS製の電動ガン『LIGHTWAY-PELEADOR C S3』をお借りしたのでレビューしていきます。
『LIGHTWAY PELEADOR 2.0』という名前でも呼ばれている製品になります。

こちらの製品は外装パーツに樹脂製品を多様しており、製品名の通り軽さを売りにしています。
一昔前では「スポーツライン」とか呼ばれていた廉価版モデルに近い仕様だと思いますが、ICS独自の分割メカボックスや電子制御ユニットである「SSS」が搭載されている為、バッテリー電圧検知や3点バースト機能(フルオートセレクターを3点バーストに出来る)が備わっています。
そのせいか、そこまで安い訳ではないのが少々残念な所…。
尚、SSS.IIではないので、プリコック機能はありません。

という訳で、そんなICS LIGHTWAY-PELEADOR C S3をレビューしていきます。
尚、お借りした製品は国内仕様のサンプル品になります。

付属品はクリーニングロッドとマガジン(装弾数300発の多弾数タイプ)、バレルナット用の工具、マズルキャップ、20Aと25Aの小型平型ヒューズ、SSSの説明書、カタログです。

銃本体はこんな感じ。
樹脂外装とは言っても、ツルテカ系ではなく全体的にマットな質感なのでそこまで安っぽさは感じられませんでした。
ただ、手にとった時の軽さと硬さで樹脂感が伝わってきます。

付属のマガジンを挿すとこんな感じになります。

では、細部を見ていきます。

フラッシュハイダー、アウターバレル、ハンドガード周り

まず、フラッシュハイダーはFN M249 PARAで使われている物に似た形状をしています。
材質は樹脂で、14mm逆ネジでアウターバレルに固定されています。

フラッシュハイダー自体が結構長く、アウターバレルの先端がハンドガードの少し奥まった所に来ています。
その為、サプレッサーを取り付ける場合はハンドガードと干渉しない形状や大きさの物を選ぶ必要があります。
試しに太さ30mmのサプレッサーを付けてみましたが、この太さで丁度良い感じでした。

尚、アウターバレルはアルミ製でした。

ハンドガードは樹脂製で、上面が20mmレール、左右と下部がM-LOK(5ポート)になっています。

バレルナット部分で固定するフリーフローティングハンドガードかと思いきや、実はアウターバレルにスペーサーが付いており、ここでもハンドガードを保持していました。

また、ガスブロックやガスピストン・ガスチューブなどは付いていませんでした。

レシーバーの紹介

レシーバーはこんな感じで、普通のAR15タイプです。
アッパー、ロアー共に樹脂製です。

マグウェルにはLIGHTWAYの刻印とシリアルNOが、アッパーレシーバーにはSSSのロゴがプリントされています。
全体的にロアレシーバーの刻印が薄いです。

エジェクションポートはこんな感じ。
チャージングハンドルを引き、ダミーボルトを後退させるとHOPダイヤルにアクセスする事が出来ます。

尚、ダミーボルトを後退状態でロックする機能は無いので、チャージングハンドルを引きっぱなしにしておく必要があります。

チャージングハンドルはこんな感じです。

トリガーはかなり細身なストレートトリガーになっていました。
トリガーガードは普通な感じ。

マガジンキャッチボタンは少し延長されて押しやすくなっています。

セレクターレバーはこんな感じ。
アンビではありません。

グリップはフィンガーチャンネルが1つ付いている、A2タイプです。

フロントサイトとリアサイトはフリップアップ式の物で、倒した状態だとノッチサイトとして使う事が出来る設計になっています。
ぶっちゃけ、相当無茶な構え方をしない限りこのサイトを使う事は出来ないと思います。

サイトを起こすと普通のピープサイトになります。

写真左がサイトを倒した状態(ノットサイト状態)のサイトピクチャ、写真右が起こした状態(ピープサイト状態)のサイトピクチャになります。

ボルトフォアードアシストノブが逆転防止ラッチの解除ボタンになっています。
射撃終了後にこのボタンを押す事で逆転防止ラッチが解除され、後退状態のピストンが開放されます。

冒頭で紹介した通りプリコック機能は備わっていませんが、電動ガンは仕様上カットオフ後も暫くはピストンが動いてしまうので、ピストンが若干後退した状態で停止します。
それを解除するボタンがこちらです。

当たり前ですが、このボタンを押しながら射撃を行ったり、ボタンを押してギア逆転中のトリガーを引くような行為は銃を破損させるだけなので、やってはいけません。

ストック部分について

ICS LIGHTWAY-PELEADOR C S3のストックは一般的なAR15系の伸縮ストックが付いています。
ストックのデザインはICSオリジナルで、ストック中央付近の左右にQDスイベルの穴が空いているのが独特ですね。

尚、上写真の位置が限界までストックを短くした状態です。
普通のAR15系ならもっと短くする事が出来るハズなのですが、この銃ではそれが出来ません(理由は後述します)。

バットプレートはこんな感じ。
硬めですがゴム製でグリップ力はそれなりにあります。

ストック下部のロックレバーを押しながらストックを前後に動かす事でストックの位置を調整する事が出来ます。

このロックレバーを逆方向に引っ張りながらストックを限界以上に引っ張ると外す事が出来ます。
これでバッテリーコネクタにアクセスする事が出来ます。

ヒューズは20Aの物が付いており、バッテリーコネクタはタミヤミニコネクタになっています。
また、配線がストックチューブの中ではなく、下部のレール部分から伸びており、BOLT製のM4系や東京マルイ 次世代電動ガンなどと似たような仕様になっています。

また、このストックチューブは中々面白い機能というかパーツが備わっており、それがポジション決めの穴にはめ込まれているゴムパーツ(写真赤矢印部分)です。
これがストックを限界まで短くする事が出来ない理由でもあります。

このパーツは伸縮ストックの可動範囲を狭くする為のパーツで、必要以上にストックが縮まないようにしたり、逆に伸びないようにする事が出来ます。
例えば写真右のような位置にはめると実質2ポジションしか動かす事が出来なくなります。

なぜこんなパーツが付いているのかと言うと、恐らくこの配線のレイアウト上、ストックを限界まで縮めてしまうと配線やヒューズを圧迫し、破損させてしまう可能性があるからではないか?と思いました。

対応バッテリーについて

ICS LIGHTWAY-PELEADOR C S3では配線の都合上ストックチューブ内部を限界まで使う事が出来ます。
その為、ストックチューブインサイズのLiPoバッテリーであれば大抵の物が使えますし、11.1Vのような太いバッテリーでも問題なく挿入する事が出来ました。

※日本仕様は11.1V非対応なのでご注意下さい。

実際に入れるとこんな感じ。
限界まで奥まで入れた状態で、コネクタ類がストックチューブの外側に飛び出る感じになります。

バッテリーの選択肢は比較的広い方だと思います。

箱出し状態での動作と初速、発射サイクルについて

という訳で、箱出し状態での動作を見ていきます。
テストで使用しているバッテリーは7.4V 1300mAhのLiPoバッテリーです。

動作音に関しては少しギアノイズが目立ちますが、全体的に普通の海外製電動ガンといった印象です。
致命的に酷い訳では無いですが、決して良い訳でも無いといった具合で、ちょっとピニオンとベベルギアの当たり具合は調整した方が良いかな?といった感じです。

レスポンスに関してもまあ海外製電動ガンとしては普通な感じです。

初速と発射サイクルはこんな感じでした。
HOP量を調節して最大初速の状態で計測を行っています。
結果、大体90m/s〜92m/sの間をウロウロする感じで、発射サイクルは秒間13.1発で安定していました。

尚、HOPはノンHOP状態だと弾ポロを起こしたり2重給弾を起こしたりと不安定な挙動だったのですが、HOPを掛けていく事で改善しました。

ただし、HOPを強くすれば強くする程初速は下がり、試した限りでは50m/s台まで低下しました。(動作音的に弾詰まりを起こす可能性があったので、検証はそこでやめておきました)

軽く分解していきます

ICS LIGHTWAY-PELEADOR C S3にはICS独自のVer2メカボックスベースの分割メカボックスが搭載されており、普通の海外製電動ガンとは少し違ったテイクダウン方法になっています。

尚、テイクダウンを行う前には必ずボルトフォアードアシストノブを押して、ピストンを開放しておくようにしましょう。
ピストン後退状態でテイクダウンするとテイクダウンと同時に勢いよくピストンが開放され、パーツを破損させてしまったりする恐れがあります。

まず、実銃やGBB、トレポンのようにテイクダウンピンを外し、アッパーレシーバーを上げます。
叩いたりする必要は無く、グッと持ち上げれば大丈夫です。

後はボルトを引っ張るような感じでメカボックス(ピストンASSY)を引っ張ります。
チャージングハンドルやダミーボルトと連動しているタイプのメカボックスでは無いので、単に引っこ抜くだけで大丈夫です。

メカボックスの上部と下部はそれぞれこんな感じになっています。
まあ、普通のICS製分割メカボックスですね。
トリガースイッチ部分に付いている白いパーツが、電子制御ユニットであるSSSです。

バレル、チャンバーはこんな感じ。
黒色のアルマイトが掛かったアルミバレル(303mm)に、樹脂製のドラム式可変HOPチャンバーが付いています。
HOPの突起は普通な感じです。

ちなみに、逆転防止ラッチ解除スイッチはここにあります。
写真右の赤矢印のパーツが写真左のレバーを押す事によって、逆転防止ラッチが解除されます。

ちなみに、私が昔ICSの電動ガンを使ってた時によくやっていた事なのですが、この状態で動作させる事が出来るので、調整中の動作テストをやる時に便利でした。
一応メカボックスは手で押さえつけながら動かしてましたが…。

ついでにハンドガードを外してバレルナットの工具の使い方を確認しておく事にしました。
ハンドガードを外すには、根本の2本のネジを外すだけで大丈夫です。

これが記事の冒頭で紹介した、スペーサーですね。

バレルナット用の専用工具はこんな感じで、バレルナットに空いている穴に引っ掛ける形で使用します。

という訳で、という訳で、ICS LIGHTWAY-PELEADOR C S3のレビューは以上になります。