ARROW ARMS APC9-Kを買ってみたのでレビューします | エボログ

ARROW ARMS APC9-Kを買ってみたのでレビューします

2020年6月26日

ARROW ARMSから発売された電動ガン、APC9-Kを買ってみました。
こちらはB&T社製品のSMG、『APC9 Pro K.』をモデルアップした電動ガンで、最初から電子制御ユニット(電子トリガー)が搭載されています。

搭載されているユニットは発売前からEFCSではないか?と噂はされていましたが、実際EFCSでした。
また、チャンバー周りもARES M45そっくりだったり、ARES製のスリムモーターが使われていたりと、中身に関してはARES製と思っても良い内容となっています。

という訳で、そんなARROW ARMS APC9-Kをレビューしていきます。
当記事では箱出し状態での外観や作動性、初速などの紹介をしていきます。

内容物はこんな感じ。
今回私が購入したのは初回モデルの製品で、マガジン3本(ロング、ミドル、ショート1本ずつ)と、SOTAC製 micro T2タイプドットサイトが付属しています。

説明書には基本的な銃の操作方法と、分解図が載っています。
尚、マガジンの挿入方向が前後逆だったり、HOPダイヤルの回転方向が逆だったりと割と雑な説明書になっているのが面白いです。

そして、初回限定として付属するSOTACのmicro T2ドットサイトですが、ぶっちゃけドットサイトの性能としてはクソです。
外観のクオリティはソコソコ高い方だとは思うのですが、いかんせんレンズが…。

オマケで付いてくるドットサイトなのでそこまで期待はしていなかったのですが、いわゆる「ミラーコーティング」と言われる鏡のようなコーティングが掛かっており、映り込みが激しいです。

という訳で、一応点灯させたりしましたが軽く見て終了。
別途記事にしようと思うので、詳しくはその時に…。

付属のマガジンは冒頭で紹介した通り、ショート、ミドル、ロングの3種類。
全てスプリング給弾方式のノーマルマガジンです。
装弾数はそれぞれ65発、80発、110発となっているので、そこまでバカスカ撃ちまくらないのであれば付属のマガジンだけでサバゲーが出来ますね。

ただ、問題なのは現状これらのマガジンの単品販売が無いという所…。
そのうち入荷してくれる事を祈ってますが、専用マガジンですしこのまま終わってしまうと悲しい事に…。

リップ側は写真右のような感じでこれといった代わり映えのしない形状です。
ラバーで出来たマガジンバンパーは引っ張れば簡単に外す事が出来ます。

マガジンバンパーは不意な脱落をしてしまう程緩い訳では無いですが、しっかりロックされている訳でもないので、紛失しないように気をつける必要がありそうです。

続いて、APC9本体を見ていきます。
こんな感じの、H&K MP5Kのようなサイズ感の銃です。

アッパー側が金属、ロアーが樹脂です。

マガジンを装着するとこんな感じになります。
写真左からショート、ミドル、ロングマガジンを入れた状態です。

マズルにはMP5A4/A5と同じような形状の3本の角が付いています。
逆に14mm逆ネジなどのエアソフトガンで一般的なマズルアタッチメントは付いておらず、サプレッサーを付けるには少し工夫が必要そうな印象があります。
尚、インナーバレルはマズル付近まで伸びています。

ハンドガードの左右と下部には20mmレールが付いており、下部レールにはスリングスイベルのようなアタッチメントが付いていました。

左右のレールや下部レールに付いているスリングスイベルのようなパーツは外す事が可能で、左右のレールの裏側にはM-LOKのような形状のポートの存在が確認出来ました。
このポートにM-LOKアクセサリーが付けられたという報告もありますが、M-LOKかどうかは不明。

ボルトハンドルは折りたたみ式で、展開すると写真右のような感じになります。

また、このボルトハンドルは左右両方に付いています。

上部はMP7のように全面がピカティニーレールになっており、フリップアップ式のフロントサイトとリアサイトが付いています。

フロントサイト・リアサイト共に樹脂製で特段気になるような事は無い、無難な仕様のピープサイトです。

ちなみに、倒した状態だとノッチサイトとして使う事が出来るようになっています。
正直使い勝手は微妙。

マグウェルにはB&T社のロゴとAPC APC SWISS MADEの刻印が入っています。
実際は凹凸のある刻印なのですが、ARROW ARMS APC9-Kに関しては印刷のようです。

樹脂の質感は悪くはなく、ザラザラとした肌触りになっています。

マグウェルの反対側はこんな感じ。

マガジンキャッチボタンはアンビで左右両方に存在するのですが、まずロゴが書かれている側のマガジンキャッチボタン(写真左)は限界まで強くボタンを押してもマガジンを抜く事が出来ませんでした。
また、反対側(写真右)の方のマガジンキャッチボタンは問題なく動作するのですが、人差し指がギリギリ届くか届かないかといった位置にあり、手の小さい人にとっては少々操作性が悪い印象…。

また、マガジンも強く引っ張りながら抜かないといけないので、少しマガジンの抜き差しにコツが必要ですね。
あと、ショートとミドルよりもロングの方が外径が太いのか、抜き差しし辛いです。

エジェクションポートはこんな感じ。
しっかり刻印が入っており、よく出来ていると思います。
また、ボルトハンドルを引くとダミーボルトが後退、ロックがかかりHOP調節ダイヤルにアクセス出来るようになります。

グリップ周りはこんな感じ。

セレクターレバーはアンビになっています。

セーフ、セミ、フルはそれぞれこんな感じで90度ずつセレクターレバーを回転させます。
実銃のAPC-9はこんな仕様じゃなかったハズなんですけど…。
コストの問題でしょうか…。

スリムモーターを採用している事もあり、グリップはかなり薄いです。

ストックは非常にシンプルな形状をしている伸縮するタイプ。
バットプレートは柔らかく、グリップ力高めのラバーでした。

ストックは縮めた状態を含めると4段階で調節する事が可能です。
伸ばす時はストックを引っ張るだけで伸ばす事が可能で、縮める時にロックボタンを押す操作が発生します。

形状や操作性は悪くはないのですが、結構ガタつくのが少々残念な所…。

バッテリーの入れ方と対応するバッテリーの種類について

というわけで、バッテリーを入れていきます。
APC9-Kのバッテリー交換方法はまず、ストックを固定しているピンを抜く所から始まります(写真左赤矢印)
しかし、このピンがえげつない硬さで、ピンポンチとゴムハンマーは必須だと思われます。
少なくとも指で押してどうこうなる硬さでは無かったですね。

家で工具が揃ってる状態なら固くても問題は無いのですが、サバゲーフィールドでこの作業をやる事を考えると少し面倒ですね。
調整でピンを抜きやすく出来れば…。

とりあえずピンを抜いたらストックを外す事が出来ます。

そしたらバッテリーコネクタにアクセスが可能です。
コネクタはタミヤミニタイプでした。
バッテリースペースはメカボックス上部がごっそり空いているので、銃本体の大きさの割には結構広めな印象があります。

一般的なストックチューブインサイズのLiPoバッテリーは問題無く入りますし、11.1Vでもスティックタイプであれば入れる事が出来ました。
ただ、スティックタイプの場合はバッテリーの長さの都合上コネクタや配線を逃がすスペースが殆どなく、がかなりギリギリなので入れる時は注意が必要です。

ストックチューブインサイズでも11.1Vの分厚いタイプは難しい感じで、ダミーボルトと干渉してしまい入らなかったり、入ってもダミーボルトを動かす事ができなくなったりします。
例えばET1のこちらの11.1Vバッテリーは駄目でした。

もし、11.1Vを使いたい場合はダミーボルトに干渉しない短いサイズの物か、先日レビューを行ったTATTU 1200mAh 25C 11.1Vを使うと良いかもしれません。

箱出し状態での作動性と初速、発射サイクルを見ていきます

というわけで、箱出し状態での作動性を見ていきます。
検証で使うバッテリーはこちらの2種類。
Option NO1 11.1V 900mAhとNEOX 7.4V 1200mAhです。
共にXT30コネクタに変えてしまっているので、タミヤミニコネクタへの変換を噛ませます。

尚、ストック基部のピンを抜いた状態だとアッパーとロアーがグラグラでこんな具合に傾ける事が出来てしまうので、ピンを挿して動作をさせています。

動作はこんな感じになりました。
最初に7.4V、後半で11.1Vを使っています。

うーん…。
この糞レスポンス、低サイクル、それでいてしっかり制動がかかってる感じ、ARESのEFCS搭載機の動きですね。

ギアノイズは結構気になります。
甲高い音が響くので、ピニオンギアとベベルギアの当たりが悪いのでしょう。

ちなみに、グリップ底部のピニオン位置調節ネジは普通には回す事が出来ませんでした。
ネジロックされてる感じですね…。

続いて初速を測っていきます。
使用弾は東京マルイ 0.20g 樹脂弾です。
まずは最大初速での計測。というか、HOPを強くすれば強くするほどどんどん初速が下がっていき、最低HOP(HOPの突起0)が最も初速が高かったです。

しかし、初速は撃てば撃つ程どんどん下がっていきました。
一番最初は94m/sとか出てたのですが、どんどん下がっていき、最終的には90m/s〜92m/sといった状態に。

それ更に撃ち続けてたらどんどん下がって80m/s後半に突入して落ち着きました。
初速のブレは激しいですし、一体何が…。

人によっては流速チューンの銃のようにHOPを強くすると初速が上がっていくという報告もあったので、この当たりは個体差でしょうね。

私の個体はHOPを上げれば上げるほど初速は下がっていき、最終的には70m/s近くまで落ち込みました。
発射音も「ボスッ!」みたいな感じで弾詰まり寸前みたいな感じの音を鳴らしていました。

フルオートに関してはこんな感じ。
7.4Vでは毎秒10発ちょい、11.1Vでも17発程度とかなりゆっくりした動きである事が分かります。
また、11.1Vのフルオートは非常に初速が不安定で、80ms/前半〜90m/sといった感じでブレまくってました。

まあ、確実に問題が起きてますね。
この辺りは再度組み直す時に色々見ていこうと思います。

というわけで、ARROW ARMS APC9-Kのレビューは以上になります。

次は分解レビュー、その後にカスタム系の記事を書く予定ではあるのですが、多分いつものARES用レシピになると思います。
というか、ARES M45で使っていたパーツが幾つか残っているので、それを流用する事になりそうです。