RARE ARMS AR15を調整していきます(作動性、燃費、リコイル向上) | エボログ

RARE ARMS AR15を調整していきます(作動性、燃費、リコイル向上)

2020年7月27日

先日分解し、レビュー記事を書いたRARE ARMS AR15を調整しながら組み立てていきます。
まず、何をどうすれば良いのか全く分からない状態からのスタートなので、まずは純正パーツ加工で対応していく事にしました。

データが無いまま一気に色々なパーツを変えたら結局何がどう変わったのかよく分からなくなるので、少しずつ変えていくのが一番です。

また、今回のカスタムでは一旦下記を目標に弄っていこうと思っています。

  • セミ・フルで30発しっかり撃ち切れる事
  • 初速はなるべく現状維持(0.20gで70m/s台)、弾の出るモデルガンという存在価値は残す
  • CO2銃らしくないもっさり動作を改善したい

とりあえず、最初は作動性の改善を重視する事にしました。
まず、しっかり動いてくれないと意味がないですからね…。

という訳で、まずボルト周りを弄っていきます。
分解時には気付かなかったんですが、赤矢印の所に穴が空いてました。
しかも明らかに追加工されて出来たような穴が…。

気密を取る為のOリングより外側にあるので、単純なガス抜き穴のような気がして、何かよく分からなかったのでエポキシの金属用接着剤で埋めました。

続いて、デチューン用の絞りを外しました。
分解レビュー時に「何か絞られてる」程度にしか分からなかったこの絞りですが、どうやら穴の空いたイモネジが埋め込まれていたようです。

ノズル側を絞る事で確かに初速を抑える事は出来るのですが、フローティングバルブの閉鎖を阻害する可能性もあるので、これは外す事にしました。

その代わりにフローティングバルブ側でガスの流量をコントロールする事にします。
という訳で、いつも通りの簡易NPAS化する為にフローティングにM3のネジ穴を開けます。

ここにM3のイモネジを取り付けます。
これでフローティングバルブの位置を任意な位置に調整する事が出来るようになりました。

尚、イモネジはネジロック剤で固定しておきます。
動作中に緩んで来るのは困るので…。

市販のNPASと違ってフローティングバルブの調整はボルトを分解しないといけない構造にしています。(イモネジの取り付け方向を逆にする事で、分解せずとも長い六角レンチを使って調整する仕様にも出来ます)

フローティングバルブの位置に関してはだいたいCO2銃をデチューンする時はこれくらいかな〜という、何となくの位置にしておきます。
この辺りは勘なので、後で初速を見て調整する事になります。

尚、このようにフローティングバルブの位置を前側にする事で、銃口側(発射側)に流れるガスの量が少なくなり、より多くガスがシリンダー側(ブローバック側)に流れるようになり、ボルトの後退速度向上が期待できます。
初速調整とブローバック速度UPの両方が行えるのです。

一旦ボルト周りはこんな感じで、続いてハンマーを弄りました。
ハンマーにボールベアリングを付けてより滑らかに動くようにしたかったのですが、非常に素材が硬かったので一旦研磨だけして様子を見る事にしました。
同様にボルト側も磨いておきました。

また、ハンマーに関しては磨くだけではなく、ボルトと接触する部分のアールを大きめに付けておきました。

また、燃費を改善させる為にガスカットのタイミングを速くしたかったので、28度以上用のガスカット用のパーツを取り付けました。

簡易NPASによるブローバック速度UPに加えてガスカットのタイミングを速くする事により、燃費はかなり良くなるんじゃないかな?と思っています。

RARE ARMS AR15はウェスタンアームズ製GBBと同様にハンマーダウン時にバルブがロックされ、ボルトが一定量後退するとバルブロックが押し下げられて放出バルブが閉鎖、ガスの流れが止まります。

つまり、ハンマーダウン〜ボルト後退の速度が上がれば上がるほどガスの流量が減り、燃費が良くなるのです。
ボルトが後退しているという事はすでに弾は発射され、ボルトが動くほどのエネルギーは確保されている状態のはずなので、さっさとガスの流れを止めちゃった方が良いんです。

後はリコイルバッファーやストックの調整です。
まず、中身の錘がカタカタ動いているのが気になってしまったので、スプリングを仕込んでカタカタ鳴らなくしました。

また、箱出し状態で間違ったバネが仕込まれていたリコイルバッファーを飛び出さないようにする為のパーツのスプリングを適切なサイズのスプリングに変更しました。

絶対純正で組まれてたスプリング、テイクダウンピン用ですよねぇ…。

あと、これは動作に影響を及ぼさないパーツなのですが、エンドプレートをQDスイベル付きに変更しました。
今回取り付けたのはPTS ENHANCED SLING PLATE MODULARです。

多分結構前に買った物だとは思うのですが、いつ、何のために買ったのかすら覚えてないんですよね…。
せっかくなのでRARE ARMS AR15で使う事にします。

という訳で、RARE ARMS AR15は純正パーツベースでこんな感じの動きになりました。

しっかり1マガジン撃ち切れるようになり、最終弾を撃ち切った時にボルトストップも確実に掛かるようになりました。
だいたい40発程度から息切れし始めてボルトがしっかり後退しなかったり、閉鎖不良を起こしたりする感じです。

とりあえず、箱出し状態に比べると大幅に動作が改善されたので、良い感じです。
箱出し状態だとこれですからね…。

という訳で、純正パーツ加工でだいぶ動作は改善出来たので、今度はパーツを交換して色々試していこうと思っています。

まずはリコイルを強くするならリコイルバッファーを重くしようと単純な考えで挑みます。
そして、リコイルスプリングも変更します。

箱出し状態でのレビューでも紹介しましたが、この銃は割と硬めのリコイルプリングが入ってるんです…。

なのでこれは柔らかくした方が動作は良くなるはずです。
ちなみにRARE ARMSの純正バッファーの外径は少し小さく、他社系GBB用を始め、MWS用でもギリギリ使う事が出来るので、組むなら東京マルイ純正かMWS用80%位をオススメします。

リコイルスプリングは部屋に転がってた柔らかい奴を使ったのでどこ製なのか分からないですが、MWS用と同レベルかもう少し柔らかい位の物です。
リコイルバッファーはANGRYGUN製のKWA/KSC/WA GBB M4用の強化リコイルバッファーで、リコイルの強さ(ストローク量)を調整する事が出来る製品です。

リコイルバッファーの重量は199gと、純正の82gのリコイルバッファーに比べると2.42倍の重量になっています。

ボルトのストロークは最大の状態にしておき、取り付けます。
ちなみに発射サイクルを上げたい場合はストローク量を短くすれば良いです。(少しリコイルは減ります)

しかし、リコイルバッファーが重くなるという事は、ボルトの後退速度が落ちるという事でもあります。
いくらリコイルスプリングを柔らかくしたと言っても、この重量のバッファーを動かすにはそれ相応のエネルギーと時間を要します。
ボルトの後退速度を上げるにはいくつかの方法があるのですが、今回の場合はピストンのリターンスプリングを柔らかくする方法を取る事にしました。

というのも、純正のリターンスプリングは線形が太く非常に硬いのです。
CO2のガス圧を考えるとこれくらいの硬さでも問題は無いのかもしれませんが、柔らかくすればそれだけボルト後退の初動速度が上がるハズです。

ガスブローバック銃は基本的にシリンダーにガスが満たされた状態が最大速度になっているので、ガスが満たされるのが速ければ速いほどブローバック速度が上がるという事になります。
ただし、柔らかくし過ぎると今度はピストンが定位置に戻らなかったり、圧力が上がり切る前にシリンダーにガスが満たされてしまい、動作が鈍くなってしまう事もあります。

なので、今回は少しだけ柔らかいスプリングを用意しました。
ホームセンターで買ってきた、丁度良さそうな線形の引きバネ(線形0.4、外径4mm、自由長30mmのステンレス製)です。

スプリングの輪っかの直径が小さく、結構ギリギリでしたが取り付ける事が出来ました。

ちなみに、これとは別にこういうスプリングも試していますが、これでも大丈夫でした。
こちらの方が線形が太い分、少し硬いですがこれでも作動性は良くなります(
線形0.5mm、外径5.5mm、自由長25mmのステンレス製です)。
これもホームセンターで購入しています。

最後に、フローティングバルブの位置も少し調整し、初速に関しては箱出し状態と全く同じ感じに出来ました。

最終的な動作はこんな感じに。(撮影の都合上片手になっていますが…)
割とエグいリコイルになりました。

ただし、リコイルを強くする前はカートがケースディフレクターに当たったり当たらなかったりというような状態だったのですが、ほぼ100%当たらない状態になってしまいました。(スロー撮影)

これは少し残念な感じですが、動作は快調なので良しとしましょう…。

そのうち気兼ねなく薬莢をばら撒ける環境というか、カートリッジを補充して撃ちたいですねぇ。
気がついたらすでに8発ほど紛失しちゃってますので…。

また、発射可能弾数としてはセミオートで撃っている分には2マガジン(60発)程度は問題の無い程度には燃費が良くなりました。
最初ノーマルベースで弄っていた時よりも良い感じですね。

ただし、セミ連射やフルオートを使うとCO2カートリッジの温度が急激に下がってしまい、動作が不安定になってしまうので、その場合は1マガジンちょい程度が限界です。
こればかりはかなりどうしようも無い問題で、例えば1マグ分フルオートで撃った場合、CO2カートリッジの蓋が結露する程度には温度が下がるのです…。

多分、燃費を最優先にして、リコイルを減らしたりすればもう少し撃てるようにはなるのですが、この銃でそれをやってしまうと非常に勿体ない感じもするので、リコイルも燃費も共に高いこの仕様が一番良いのではないか?と個人的には思っています。

RARE ARMS AR15を弄ってみた感想ですが、全体的に独自な構造をしていますが意外とパーツ点数が少なくて分解組み立て自体はストレス無く行えるのが良かったです。

あと、排莢式とは言えども結局はCO2 GBBなので今まで弄って学んできた事をそのまま活かす事が出来るのも良かったですね。