トレポンのチャージングハンドルを動かなくさせる為のパーツを作りました
記事作成日:2020年10月19日
トレポンのチャージングハンドルって、サバゲー前はこうなっていても…
ゲームが終わったらこうなってる事、よくありませんか?
これ、移動中や構えた時にカチャカチャ鳴ってめっちゃ鬱陶しいんですよね。
正直、トレポンに対する不満トップ3に入る問題です。
私はこの問題に5年近く悩まされていたんですが「構造上どうしようも無いし、仕方ないな」と思って放置していました。
途中、チャージングハンドルを加工して敢えて引けるようにした物も作ってみましたが、チャージングハンドルが動くだけでボルトは動かない(当たり前)し、重さもガスブロのそれに比べると軽く、違和感があって直ぐにやめました。
そんなこんなで放置していたのですが、先日久しぶりにトレポンをサバゲーで使った時に「イラッ」としてこの問題を再認識。
そして、今は3Dプリンタを持っているので、「こうならないようなスペーサーを作ろう」と思い至りました。
という訳で、サバゲーから帰宅後設計、出力からの何度か調整を行って完成しました。
こちら、『トレポンのチャーハンを動かなくさせるやつ』です。
2種類作りました。
というのも、SYSTEMA PTW準拠とGBB準拠(リアル寸法準拠)では寸法が異鳴っており、同じスペーサーを使う事が出来ない為です。
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これはこのスペーサーを作るまで気づかなかった違いで、最初PTW寸法で出力したら付かなくて、「全然大きさ違うじゃん」ってなりました。
写真左がSYSTEMA PTW準拠、左がGBB準拠です。
PTW準拠の方は楕円形、GBB準拠は丸い形になっており、大きさも違っています。
反対側はこんな感じで穴が空いていますが、これはガスチューブを逃がす為の穴です。
尚、SYSTEMA純正やPTW用、GBB用として販売されている長さのガスチューブであれば基本的に問題無く使用可能ですが、チャージングハンドルを大きく貫通してしまうような、リアルサイズのガスチューブやオーバーサイズの物を組み込んでいる場合は取り付ける事が出来ません。
例えばこんな感じでチャンバーの上辺りまで飛び出しているガスチューブなら大丈夫ですが、これ以上飛び出していると取り付けが出来ないです。
穴を貫通させる作りにすればガスチューブの長さに関する問題は解決できるのですが、その場合強度が問題になったので、貫通させないようにしました。
後部に空いている小さい穴は造形後にレジンを洗浄する時に必要な穴ですので、それ以外の意図はありません。
という訳で、このパーツをチャージングハンドルに取り付けます。
チャージングハンドルには前側にガスチューブを通す為の穴が空いているのですが、この穴に差し込む感じです。
チャージングハンドルがPTW用なら「P」と書かれたスペーサーを取り付けます。
GBB用なら「G」と書かれたスペーサーを取り付けます。
尚、VFC GBB用のチャージングハンドルを使って採寸しています。(トレポンでVFC用のチャージングハンドルを使っている人は結構多い気がするので)
尚、このスペーサーは使用しているチャージングハンドルやレシーバー、シリンダーやチャンバーの位置の違いによる個体差がある為、個体ごとで微調整が必要な場合があります。
ガタツキがあったり長さが足りなかった場合はテープを貼ったりして調整します。
キツ過ぎて付かない場合は少し削るなどの加工が必要になります。
尚、削るより貼る方が調整は楽なので、手持ちのチャージングハンドルやパーツの組み合わせのパータンの中で一番小さいサイズに合わせて設計しています。
取り付けるとこんな感じ。
シリンダーを差し込むとこんな感じ。
この通り、チャージングハンドルとシリンダーの間の隙間をが埋まる為、チャージングハンドルが引けなくなります。
これで勝手にチャージングハンドルが引かれるというトラブルは起きなくなります。
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ちなみに、YouTubeの方にも動画で投稿しました。
チャージングハンドルのカチャカチャ感はこちらの方が伝わる気がします。