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AOLS製 SYSTEMA PTW用ノズルを買ってみました

記事作成日:2020年11月25日

AOLS製のSYSTEMA PTW用ノズルセットを買ってみました。
Amazon見てたら「こんなの出てたのか…」と思ったので、ものは試しにと買ってみた次第です。

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AOLSって結構品質の良いパーツを色々出しているので期待反面、中華のトレポンパーツでロクな物が無いので過度な期待は禁物と思いながら買いましたが、思いの外ちゃんとした見た目の物が届きました。

材質はステンレスでしょうか…。
少しだけ腐蝕してたので、高品質とは言えない気がしますが切削はとても綺麗で強度も十分ありそうな感じです。

バリがあるとシリンダーヘッド内側のOリングを痛めてしまう、この部分も綺麗に切削されており、指でなぞってみましたが引っかかりはありませんでした。

ノズルの形状はこんな感じで、内側が丸くなっています。
トレポンのノズルは基本的に内側が六角形になっており、4mmの六角レンチを突っ込んで回せるようになっているのですが、AOLSのノズルはそういう構造になっていませんでした。

バラすとこんな感じ。
リターンスプリングの線径はかなり細めで柔らかいです。

尚、SYSTEMA純正のノズルAと比較するとこんな感じで、かなりよく似ていました。
ノズル先端の面取りの角度と深さが違う位で、長さは同じでした。
この面取りの角度がどういう影響を及ぼすのか…不安半分期待半分です。

黒いのがSYSTEMA純正

ノズルBの比較はこんな感じ。
ノズルAを取り付ける部分のねじ切りはピッチが全然違っているので、互換は無いですね。
後ろ側は穴が広く、フランジが若干分厚いという違いがありました。

という訳で、とりあえず流速ポンのノズルから交換してみる事にします。
ちなみに、このノズルはA&K STWのノズルです。

交換の際に、シリンダーヘッド内側のOリングのサイズを調整しました。
STWのノズルに合わせて入れていたOリングだと細すぎて気密漏れを起こす可能性がある程度にスカスカだったので、少し太めのOリングにしました。
ノズルBとOリングにグリスを塗布して組み込み。

ノズルをシリンダーヘッドに取り付ける際に、普通はノズルAを4mmの六角レンチを使って締め込むのですが、AOLSのノズルはそれが出来ないので、プライヤーを使って締め込みました。

一旦、シリンダーをチャンバに差し込んでノズル長を確認。
若干ノズルの面取り部分がチラ見してるのが不安でしたが、とりあえずこのまま検証してみました。
あと、奥まで差し込めてないのでは…?ともちょっと思いました。

動作前にいつもの気密チェックです。
結果はスカスカでした…。

チャンバーパッキンベースとノズルの間からガッツリエアーが漏れていました。
これはダメですね…。

尚、チャンバーの個体差も頭をよぎったので、一応他のSYSTEMA純正チャンバーで試してみたんですが、どれもこれも同じような状態で、全て気密漏れが起きていました。

尚、SYSTEMA純正ノズルや元々入れていたA&K STWのノズルではエア漏れは起きていないので、AOLSのノズルの問題である事は間違い無いでしょう。
何のチャンバーに合わせて設計しているのでしょうか…。

ダメ元で初速も測ってみましたが、論外レベルにブレまくってました。
というか、元々90m/s以上出ていた初速が最大でも80m/s前半にまで落ちているので、どれだけエアーが漏れているかはこの数値を見てもらえばよく分かると思います。

更に詳しく見てみた所、ノズルの面取り以外にも問題がありました。
このフランジの厚みです。

そもそもここが分厚いせいで、ノズルが奥まで入っていないようでした。
どんな銃でもそうですがノズルの長さって0.1mm狂うだけで調子良くなったり悪くなったりしますからね…。

恐らくこのフランジの厚みと、ノズルの面取りの2つの要素が重なって激しい気密漏れが起きているのだと思われます。

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