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3倍固定の超小型ショートスコープ MARCH Optics AMG HD GENⅠ-H 3X28 IR(AMG-71409)を買ってみた
記事作成日:2021年2月2日
AliExpressを眺めてたら面白い物を見つけたので買ってみました。
『マーチ3 × 28固定光ライフル銃視力緑色赤ライフルスコープ狩猟スナ空気銃赤ドットマウントglockスコープ』
![](https://i0.wp.com/blog.evolutor.net/wp-content/uploads/2021/02/ss.png?resize=1045%2C579&ssl=1)
名前はまあAliExpressらしい機械翻訳感のあるいい加減な名前なんですが、「MARCH」という名前が入ってるので買いました。
DeonのMarchと被ってる名前なので…。
値段的に期待はしてなかったんですが、届いてびっくり。
パッケージのVortex感が凄かったです。(印刷は安っぽいですけど)
デザインはもちろん、製品名もVortexっぽい…しかもMADE IN USAって…。
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箱を開けるとこんな感じで、まあ至って普通の中身。
![](https://i0.wp.com/blog.evolutor.net/wp-content/uploads/2021/02/DSC00532.jpeg?resize=1366%2C911&ssl=1)
内容物はこんな感じで説明書(当製品とは違うスコープの説明書) とクリーニングクロス、スコープ本体(バトラーキャップ付き)とマウントリングといった感じ。
尚、付属のマウントリングは高さとレールの幅を選択する事が出来ます。
![](https://i0.wp.com/blog.evolutor.net/wp-content/uploads/2021/02/DSC00533.jpeg?resize=1366%2C911&ssl=1)
という訳で、スコープ本体はこんな感じ。
中途半端にツヤのあるアルマイトが安っぽさを醸し出していますが、実際安いですし、デザイン的な面はそんなに悪くはないです。
![](https://i0.wp.com/blog.evolutor.net/wp-content/uploads/2021/02/DSC00534-35.jpg?resize=1366%2C455&ssl=1)
本当にコンパクトなスコープで、バトラーキャップを外した状態で127mmしかありません。
チューブ部分なんてマウントリングを付けたらほぼ隙間が残らない位には短いです。
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一般的なショートスコープのサイズである、DEON製のMarch Compact 1x-4x24mmと比較するとこんな感じ。
ドットサイトよりかは少し長いですが、ショートスコープの半分位の長さしかありません。(オフセットマウントよりも短い)
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という訳で、そんなMARCH Optics AMG HD GENⅠ-H 3X28 IR(AMG-71409)の細部を見ていきます。(この製品名、本当にこれで合ってるんですかね…?)
まず、対物レンズ側はこんな感じ。
長さが24mm程度しか無く、マウントリングを付けて終わり位のサイズです。
尚、チューブ径は30mm。
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エレベーテーションダイヤルとウィンテージダイヤルはそれぞれこんな感じでキャップを外して調整する仕様です。
![](https://i0.wp.com/blog.evolutor.net/wp-content/uploads/2021/02/DSC00538-39.jpg?resize=1366%2C455&ssl=1)
ノブを摘んで回す事が可能な、工具無しで調整する事が出来るタイプ。
1クリックで1/4MINと書かれていますが、MINってなんですかね…。
Minute Of Angle(MOA)のMinuteの部分を取ったんですかね?ちょっと初めて見る表記方法です。
尚、ノブはカチカチとしっかりしたクリック感があります。
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ハウジングの左側には輝度調節ノブが付いています。
イルミネーションは赤と緑の2色、輝度は5段階。
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キャップを空けて電池を入れる仕様です。
電池はCR2032です。
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尚、電池は付属しないので別途用意する必要があります。
ハウジング底部にはMARCH OPTICSのロゴ(初登場の稲妻)と3X28IR VIPERS WA H 1143590と製品名っぽいのとシリアルNOっぽい物が印刷されています。
製品名がパッケージの物と違ってるのは何なんでしょうね…。
この稲妻ロゴも一体…。
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接眼レンズ側はこんな感じで側面にMARCH OPTICSのロゴ(初登場の中世の鎧っぽい奴?)が、上にはパッケージにも印刷されているロゴと「MARCH HT3X28IR」という、これまたパッケージに書かれている製品名とはちょっと違う名前の製品名が入っています。
![](https://i0.wp.com/blog.evolutor.net/wp-content/uploads/2021/02/DSC00544-45.jpg?resize=1366%2C455&ssl=1)
1つの製品の中に違うデザインのメーカーロゴが3つも入ってるって、中々珍しい気がします。
ちゃんと視度調節ノブが付いています。
エレベーテーション・ウィンテージダイヤルのキャップで入っているのと同じ滑り止めのチェッカリングが入っています。
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レンズとレティクルについて
という訳で、まずはレンズを見ていきます。
対物レンズと接眼レンズはこんな感じ。
まず対物レンズはそもそも凸レンズではなく青っぽいコーティングが掛かった単なるガラスの板、接眼レンズは青や緑のコーティングが施されています。
![](https://i0.wp.com/blog.evolutor.net/wp-content/uploads/2021/02/DSC00548-49.jpg?resize=1366%2C455&ssl=1)
対物レンズの奥の方を見るとどうやらこのスコープの内側に別のチューブが入っており、そこに倍率のレンズが付いているようです。
内側のレンズは緑系のコーティングが施されていました。
![](https://i0.wp.com/blog.evolutor.net/wp-content/uploads/2021/02/DSC00553-54.jpg?resize=1366%2C455&ssl=1)
つまり対物レンズは実質この奥まった所にある小さなレンズなのでは…?とも思えるのですがどうなんでしょう…。
覗いた時の様子とレティクルはこんな感じ。
レティクルは割とクッキリ見えるミルドットタイプ、視野はそんなに広くはなく、フチも太め。
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アイレリーフ・アイボックス共に比較的狭めで、感覚的にはマグニファイアに近いです。
イルミネーションが付いていますが、点灯させるとこんな感じ。
左が緑に光らせた状態、右が赤に光らせた状態で共に最大輝度なんですが全然明るくないです。
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これは個体差のようで、一緒に購入した友人の個体は眩しいほどに光っていました。
あと、3倍固定という倍率になっていますが実際はそんなに倍率が無くて、大きく見積もってもせいぜい2倍という所です。
最後に、いつものパララックス計測を行っていきます。
倍率がある為に2m程度の距離だと画面がぼやけている上にアイボックスが狭すぎてレティクルをセンターに合わせるのが難しかったので見辛くなっているのはご了承ください…。
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ちょっと歪みはありますが、そこまで激しい歪みでは無く、そんなに違和感はありません。
この状態で上下左右にレティクルを移動させてみます。
結果はこんな感じで、パララックスはそこまで大きく無さそうな印象です。
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レンズもそれなりに明るく、案外光学性能的には価格相応以上の物があるのかも知れません。
という訳で、初めてAliExpressの謎光学サイトを買ってみたんですが、これは中々楽しいですね…。
国内流通が無い、面白そうなスコープが色々あるのでまた買ってみても良いかも知れません…。