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Vortex Razor AMG UH-1の持病?不具合?突然レティクル表示領域が極端に狭くなりました

記事作成日:2021年3月1日

そんなに頻繁に使ってる訳じゃないので、いつからかは全く分からないのですが、Vortex Razor AMG UH-1(2017年製造の初期型)をサバゲーに持っていったら極端にレティクルが表示される領域が狭くなっている事に気づきました。

感覚的にはAimpoint Micro T1系のドットサイトよりも狭くなっている感じで、普通に使い勝手が悪かったです…。

ちなみに、当日偶然にもVortex Razor AMG UH-1を持っている人が居たので比較してみたのですが、やはり明らかに自分の個体がおかしかったです。

EoTechのホロサイトはレンズコーティングの劣化によるアメーバ問題や輝度の低下などの時限爆弾を持っていますが、もしやVortex Razor AMG UH-1はこういう問題が…?と思いながら一旦持ち帰って色々検証しました。

とりあえずまずは、環境による問題を疑い、色々確認しました。

  • 気温、湿度:屋内でも再現、関係なし
  • バッテリー残量:常温時で新品のCR123Aを入れても再現、関係なし
  • ゼロイン調整の影響:ダイヤルをどう動かしても常に再現、関係なし
  • レンズのズレ:視認出来るレベルでそういう事は無さそう

そんな訳で、分解以外の事を色々やってみましたが直りそうな気配は無し。
ちなみに、普段の保管方法は乾燥剤を入れたハードケースに入れており、使う時だけそこから取り出している感じです。

レンズ周りはキレイなもんです…

とりあえず、どういう症状が起きたのかを詳しく説明します。
まず、レティクルが表示される領域は覗く距離によっても少し変わってきますが、AR15系のレシーバーに乗せて覗き込むと写真赤枠の範囲内しかレティクルが映らなくなりました。
もちろん、元々はレンズの隅の方もレティクルが表示されていました。

肉眼で覗いた時とカメラで撮った時では少し見え方が違っており、カメラで撮ると比較的フチの方までレティクルが残っているように映るのですが、視点を動かすと本来なら追従してくれるはずのレティクルが途中で消えます。

斜めだとこんな感じ。

もちろん、中央は何の問題も無いので狙う事自体は可能です。
ただ、サイティングしながら歩いたりすると直ぐレティクルが視界から消えてしまうのでかなり鬱陶しい感じに…。

何が原因でこういう事が起きるのかが全く分からないので対策も何も出来なさそうな気がするんですが、Vortex Razor AMG UH-1を使っている人はちょっと気にしておいた方が良いかも知れません。

ちなみに、UH-1にはざっくり3種類あり、最初期型とその改良型、GEN2です。
私が持っているのは最初期型でレンズの青みが強いモデル
です。
改良型はレンズの透明度が上がり、GEN2では見た目が変わり、NVモードの追加が行われ、USB充電機能が無くなったりしています。

とりあえず使い勝手が残念すぎる状態になってしまったので、GEN2を買おうか悩み中です。
GEN2ならNVにも対応してますし、レンズの透明度も上がってますし、GEN2持ってればGEN2でも同じようなトラブルが起きるかどうか、検証出来ますし…。