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東京マルイ LCPを分解していきます

記事作成日:2021年4月28日

先日レビュー記事を書いた東京マルイ コンパクトキャリーガスガン LCPの分解を行っていきます。

という訳で、まずは前回のレビュー記事でも紹介したスライドの分解から。
LCPのスライドはリコイルスプリングガイド的な部分に付いている六角ネジを外して、スライドを前側に少しズラすと外せます。

ノズルを動かす為のバーは特に固定もされていないので、簡単に外せます。

続いて、バレル周りを外します。
バレルはチャンバー基部の下の方にあるイモネジと、マズル付近のCクリップを外す事で、取り外す事が出来るようになります。

尚、チャンバー基部のイモネジを外すには0.9mmという非常に小さい六角レンチが必要になります。

この2つのパーツを外した後、バレルASSYを後ろ側にズラせば外せます。

バレルASSYはこんな感じ。
本当、面白い形してますよね。

それではバレルASSYを分解していきます。
まず、HOPアーム的な役割のパーツを外した後、チャンバーの前側に付いているOリングを外して、固定基部の樹脂パーツを前側にスライドさせます。

この後、HOPパッキンを外す事が出来るようになります。
HOPパッキンは電ハン用以上、GBB用未満みたいな感じの分厚さで、HOPの突起はよくある普通の凸形状。

これでバレルASSYの分解はこんな感じです。
尚、パッキンを外した後、Oリングはインナーバレルの前後どちらからでも外せますが、樹脂パーツはHOP窓側からのみ外す事が可能です。

何度も言ってますが、本当に特殊な形のインナーバレルですね…。

続いて、グリップ側を分解していきます。
まず、マズル部分のパーツは1本のネジで固定されているのでこれを外します。

尚、この部分を外さなくともトリガーやハンマー等が収まった、SIG P320で言う所のFCU的なパーツを外す事が出来ますが、外していいた方がFCUを外しやすいです。
※分かりやすいので、以後FCUと呼称します。

FCUはネジ3本で固定されています。
トリガー上部付近のネジと、ハンマー付近にあるネジ3本のうち左右の2本を外します。

ハンマー付近の中央のネジを外すと、グリップの後ろ側が外せます。
これもマズル付近のパーツと同様に外さなくてもFCUを外す事は可能ですが、外しておいた方が楽にFCUを外せます。

FCUは上に引っ張れば外す事が出来ますが、タイトなので細めのマイナスドライバーを使ってテコの原理でグイグイすれば簡単に外す事が出来ます。

FCUはこんな感じで、トリガーとハンマーが1つの一体型のユニットになっています。

東京マルイ フィクスドスライドガスガン SOCOM MK23も似たような形をしていますが、LCPは全て金属パーツになっていてコレ自体がガッチリしているのが特徴でしょう。

FCUの分解を進めます。
まず、トリガーバーを引っ張って外します。
スプリングテンションが掛かっているので少し固めです。

トリガーバー用のリターンスプリングも引っ張れば外せます。

その後、FCUに付いている3本のネジを外せばFCUが真っ二つになります。

トリガー周りとハンマー周りはそれぞれこんな感じです。
特に触れる事も無いですが、ダイカストパーツの摩耗を防ぎつつ動きをスムーズにさせる為だと思うのですが、シャフトと接する部分が真鍮パイプで補強されていますね。

最後にマガジンキャッチを外しました。
これはFCUの下側に隠れている詰め物を抜く事で外す事が出来るようになります。

という訳で、東京マルイ LCPの分解は以上になります。
LCPはユニット化されているパーツによって外装を変更しやすいという利点があり、実際にこの次に出る予定のボディガード380でも同様のFCUが採用されるとの事です。

となると内部パーツを開発するコストを抑える事が可能でしょうし、それにより色々な製品への展開が期待出来るので、今後のコンパクトキャリーガスガンシリーズに期待です。

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