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Windows/Mac両対応の60%キーボード、CoolerMaster SK622 Blackを買いました

記事作成日:2021年6月10日

自分は長らくプライベートでも仕事でもMacを使っているのですが、最近PCゲームを再開した事もあってゲーム機としてWindowsも使っています。
そこで問題になるのがキーボードです。
今まではWindows用とMac用のキーボードを分けていたのですが、机がごちゃつくので、1つにしたかったんですよね…。

こんな感じで2つのキーボード、2つのマウスを使ってました

Windows/Mac両対応のキーボードは昔から色々なメーカーから出ていましたし、ソフトを使って対応させる事も出来る(昔はWindowsでMacのキーボードを使えるようにするソフトを使っていた)のですが、どうもキー配列やキートップの感触がしっくり来なかったんですよね…。

そんなこんなであれこれ悩んでいた所に、CoolerMaster SK622現れた感じです。(発売は去年ですが)

本当にこれを購入するかかなりの間悩んだんですが、キー配列もキートップの感触もかなり好みな感じだったので、これ以上のキーボードは出てこないだろうと思い、こちらのキーボードを購入する事にしました。

キーボードを紹介するまえに、先に自分がキーボードに求めている事を紹介します。

  • US配列である事(JIS配列が全く使えないので必須条件)
  • キートップがそんなに高くない事
  • WindowsとMac両方で使える事
  • Mac用の配列である事(Macメインなので)
  • テンキーレスである事
  • 分厚いものならメカニカルキーボード(赤軸か茶軸が好み)、薄い物ならパンタグラフ式である事
  • USB給電可能な無線キーボードである事

という感じです。

という訳で、こういう希望にドンピシャだったのがこのCoolerMaster SK622だった感じです。

内容物はこんな感じ。
キーボードは肌触りの良い布の袋に入っており、持ち運びを意識してそうな仕様。
小型なゲーミングキーボードだとよく袋が同梱されてる気がします。
それ以外の付属品としては説明書類とキートップを外す為の工具、USBケーブルです。

付属品のUSBケーブルはシールド付きのUSB Type-Cで端子部分に同社のロゴが入ってたり、端子が金色だったりと色々拘ってる感があります。
キートップを外すための工具は無難な感じ。

キーボードには傷対策と思われるポリイミドテープが貼られていたので、これを剥がします。

という訳で、キーボードを見ていきます。
CoolerMaster SK622 Blackは最近少しずつシェアを伸ばしている印象のある60%キーボードというジャンルのキーボードになります。

テンキーレスキーボードよりも更に小型で、F1〜F12キーが排除されているのが最大の特徴だと思います。

購入前にこの仕様はどうなんだろうなと思ったんですが、よくよく考えると自分の場合、ファンクションキーってF7しか使わないんですよね…。
しかもF7って余程特殊な長文カタカナでも打たない限り、IMEの変換で代用できちゃうので要らないと判断しました。

そういえばMac Book ProもファンクションキーがTouch Barに置き換えられたりしてますし、実際使用頻度は高くないキーなんでしょう。
使う人はショートカット割り当てたりして多用してる人も居るみたいですが…。

また、CoolerMaster SK622はファンクションキーが無いのと、キーボード単体でキーボードの設定を色々と変更出来るようになっているので、ほぼ全てのキーに対してファンクションキーが割り当てられているのも特徴でしょうね。
この辺りは説明書を片手に作業しないと意味不明です。

簡単にどういう事がキーボード単体で設定出来るのかというと、

  • キートップの発光色、輝度
  • マクロ設定、マクロ実行
  • ペアリング設定

といった感じです。
後はメディアコントロール、ディスプレイの輝度変更、音量変更、Mission Control、LunchpadなどMacのファンクションキーに設定されている物が入っていますし、割とむちゃくちゃなレイアウトではありますがプリントスクリーンやページアップ、ダウンなどもあります。

何かのコマンドみたいな状態なので、説明書必須。

キーボードのサイズはこんな感じ。
左がフルキーボード、右がMac純正のテンキーレスワイヤレスキーボードです。

Windows/Mac両対応ポイントはこちら。
この辺りの装飾キーがWindowsとMac両方に対応していますし、ちゃんとMacのCommandキーがWindowsのAltキーになってて、MacのAltキーがWindowsのWindowsキーになっているというちゃんとしたレイアウトになっています。
本当、これ大事です。

尚、キーボードの入力をWindowsとMacの切り替えはキーボード右端のDELキーのファンクションキーに割り当てられています。
一度設定したら変更しない箇所なので、操作しづらい所に配置されてるのはむしろい良いレイアウトだと思います。

スペースキーを挟んで反対側、方向キーの左側には見覚えのないキー(CoolerMasterのロゴっぽいキー)が付いています。
これがこのキーボードにおけるファンクションキー(Fnキー)です。

個人的に方向キーは割と使うので、誤爆しやすい位置にあるなぁ…とは思ってましたが、今の所十字キー単体で誤爆してないので、特に問題は無いのかも知れません。

キーボードを横から見るとこんな感じで、このキートップの低さも個人的に良いなと思ったポイントです。

また、ちょっとチラ見していますがこのキーボードはメカニカル式の赤軸です。
ただ、キーが薄めだからなのか何となく一般的な赤軸とは感触が違う印象がありました。
これは後で詳しく紹介します。

裏面はこんな感じで非常にシンプルです。
脚はゴム足になっているので、滑る事は無いですね。

キーボードの上側にはUSB Type-C、左側面には電源スイッチが付いています。
USB Type-Cは充電の他に有線キーボードとしても使えますが、Bluetoothでペアリング済みの状態だとBluetoothが優先されるみたいです。

電源を入れるとこんな感じで同社のイメージカラーである紫色に光ります。
また、電源を入れると勝手にペアリングしにいこうとします。

とりあえず使ってみないと何も判断出来ないので、とりあえずMacの方にペアリングしました。
システム環境設定>Bluetoothを開いたら「CM BT Keyboard-1」というのが出てくるので、これに繋ぎます。
キー配列はANSI(米国その他)です。

ちなみにこのキーボードはペアリング設定を3個まで登録可能なのですが、2つ目のペアリングをやると「CM BT Keyboard-2」、3つ目だと「CM BT Keyboard-3」という名前になります。

ちなみに、Macで設定した後Windowsの方でも設定しましたが、こちらは「CM BT Keyboard-2」でペアリングしました。

ちなみに、ペアリング切り替えはだいたい1秒位で出来ました。

また、このキーボードは対応するユーティリティソフトが配布されているのですが、残念ながらWindows専用です。
しかし、冒頭でもかるく紹介した通り、殆どの設定はキーボードのみで行う事が出来るようにも作られているので、LEDの光り方を変えたり、マクロキーを登録したりなどはキーボード単体で行えます。

ファンクションキーを押すと各種設定が行えます

ゲーミングキーボードでありがちな、虹色にする事も出来ます。

ゲーミングモードみたいな感じで、ゲーマーおなじみのキーを光らせるモードも。

適当にキーを押してたら変な設定になって焦った事もありますが、ファンクションキーを使って出荷状態に戻す事も可能なので安心です。

尚、キーボードの充電中はCapsLockキーのランプが赤色に点灯します。
満充電になると緑色になります。
また、このランプはペアリング時のインジケーターにもなっており、ペアリング中は青色に点滅します。

CapsLockのON/OFFはCAPSLKの文字が白く光ります。

という訳で、色々と設定を弄っていった結果、青色に光らせておく事にしました。
青色の光が好きなんでね…。

キー入力はこんな感じで、静かという訳ではないですがそんなにバチバチと煩い訳でも無い感じ。

普通にスムーズに打つ事が出来ていい感じ。
もちろん、この記事もこのキーボードを使って書いていますが、問題なし。

あと、私は仕事でプログラムを書いてるのですが、その時も特に違和感無く打てているので、良いキーボードだと思います。
タイピング速度ってキーボードの慣れによって大きく変わってくるのですが、このキーボードはスムーズに移行する事が出来ました。

めちゃくちゃUSB3.0のノイズの影響を受けるっぽい?

これ、使っている時に気づいたんですが、時々突然ペアリングが切れたり、チャタリングみたいな感じで同じ文字が連続で入力されたりする事が度々起きていました。

何が原因か調べてみた所、どうやらUSB 3.0のハブが原因らしい事が判明しました。

USB 3.0は基本的に2.4Ghz帯のノイズを放っているらしく、WiFiやBluetoothの電波に干渉すると言われていたのですが、このキーボードで初めて経験しました…。
Bluetooth製品は他にも沢山使っているのですが、問題が起きたのはこのキーボードが初めてです…。

RSSIを確認してみた所、写真左がUSB 3.0のハブを装着した状態で右がハブを外した状態です。

この数値を見てるとワイヤレスマウスであるM720も同レベルの影響を受けてるみたいなんですが、M720は何の問題も起きてないんですよね…。

試しにハブのケーブル部分にフェライトコアを取り付けてみたんですが、効果は無し…。
他にもハブの位置を変えたり、挿すポートを変えたりしてみたのですが、変化なし。

単純にノイズに強い、弱いとかがあるのかも知れませんが、入力が安定しないのはキーボードとして問題があるので、とりあえずUSBハブは外した状態で使っています。

これ以外にもUSB3の機材は沢山繋がっているのですが、それらはの影響は無さそうなんですよね。
ノイズ発生しにくいUSBハブを探さないと…。

Windowsで使っていて気になった所

Macで使っている時は特に問題は無かったのですが、Windowsで使う時に問題になった事があります。
それは日本語入力。

自分はMacの日本語/英語切り替えをKarabinerを使ってCommandキー単体押しに割り振っているのですが、Windowsでは特に何もせず、標準のAlt+`を使っていました。
ただ、このキーボードは~がエスケープキーになっているので、Alt+`が使えず、そのとおりに入力しようとするとFn+Alt+Shift+`という中々強引な方法(両手を使わないと押せない)になってしまいます。
しかも、IMEが入力を認識してくれません…。

なので、これは設定を余儀なくされ、Alt+EscをIME切り替えに割り振りました。
US配列の60%キーボードを使っているWindowsユーザーはどうしてるんでしょうか…。
ちょっと気になりました。