Vector Optics Stinger 1×28 SCRD-05 ドットサイトのレビュー | エボログ

Vector Optics Stinger 1×28 SCRD-05 ドットサイトのレビュー

2021年7月21日

「定番のM3タイプドットサイト」と言われる、ジャンルのVector Optics Stinger 1×28 SCRD-05をつぼみトレードカンパニー様よりお借りしたのでレビューしていきます。

内容物はこんな感じでドットサイト本体(バトラーキャップ、マウントベース付き)、クリーニングクロス、保証書、L字レンチです。

ドットサイトはこんな感じで、最初からバトラーキャップとマウントベースが装着された状態になっています。
特にセットアップせずにそのまま使えるのでこれは良いですね。

バトラーキャップの対物レンズ側にはVector Opticsのロゴが入っています。

バトラーキャップを外したStinger 1×28 SCRD-05はこんな感じ。

いわゆる「M3タイプ」と言われるジャンルのドットサイトで、同サイズ・同形状のドットサイトはかなり色々なメーカーから発売されています。

所で「M3タイプ」のM3って何なんですかね。
Aimpoint COMP M3タイプと紹介されてるケースもあるんですが、形が全然違うんですよね…。

まあ、そんな事は置いといて、対物レンズとハウジングの間に太めのマウントリングが付いているのがこのタイプのドットサイトの特徴です。

対物レンズ側には膨らみがあり、チューブ径が30mmに対し、対物レンズ側の外径は37.7mmになっています。

付属のマウントリングはネジ6本止めです。

マウントベースは20mmレールに対応しています。
左側にノブが付いているので、これを締め込んで固定するタイプです。

ハウジングにはエレベーテーションダイヤルとウィンテージダイヤルが付いており、それぞれカバーが付いています。
カバーを外すとマイナスドライバーで回すタイプのダイヤルが出てきます。

ダイヤルはカチカチとクリック感があります。
ただ、1クリック辺りの稼働量が不明、最大可動量は60MOAです。

ハウジングの左側には輝度調整ダイヤルが付いています。
こちらのドットサイトはレティクルの色を赤と緑に切り替える事が可能で、輝度はそれぞれ5段階です。

輝度調整ダイヤルのキャップにはVector Opticsのエンブレムが埋め込まれており、これを外すとCR2032電池を入れる事が出来るようになります。
尚、電池は付属しないので別途用意する必要があります。

接眼レンズ側はこんな感じ。
内側には乱反射防止用の凹凸が付いています。

レンズコーティングとレティクルを見ていきます

続いて、レンズコーティングとレティクルを見ていきます。

まず、対物レンズと接眼レンズはこんな感じ。
久しぶりにこのタイプのレンズコーティングを見た気がしますが、対物レンズはミラーコート、接眼レンズ側は特にコーティングは無し。
強いて言うなら若干青紫系の色になっていました。

このタイプのレンズコーティングはルビーコートよりも安価な為、低価格帯の製品によく見られるタイプのレンズコーティングになります。

このレンズコーティングのデメリットとしては像が暗くなるのと、反射が大きいという点です。
メリットとしては安い以外にもドットサイトの色に応じたコーティングとか気にしなくて良いというのもあります。
そういう特徴があるので、ミラーコートが採用されているドットサイトには赤緑のレティクル切り替え機能が付いている事が多いのだと思います。

レティクルはこんな感じ。
左が赤、右が緑で、輝度は5段階中4。
レンズは少し暗めで若干スモークがかった感じになっています。
ただ、よくあるミラーコートの製品に比べると透明度は高い方ではないか?と思いました。

尚、レティクルのサイズは5MOAと割と大きめです。

レンズの歪みとパララックス計測

いつもどおり、レンズの歪みとパララックスを見ていきます。

まず、歪みに関しては特に気になるようなものはありませんでした。

この状態から視点を上下左右に動かすとこんな感じ。
若干円からはみ出ていますが、ギリギリ許容範囲内な感じですね。

屋外で覗いてみました

屋外に持っていって覗いてみました。
場所はオペレーションフリーダムのシューティングレンジで、天候は快晴。

レティクルの輝度は最大の5。
正直レティクルの視認性はあまり高くなくて、ギリギリ使えるレベルの明るさです。

レティクルは最大輝度で点灯

ミラーコートの割には透明度が高い方だなと思っていたのですが、その分レティクルの視認性が落ちている感じもします。

また、写真だと少し分かりづらいのですが、太陽の角度によっては元で覗くとレンズの反射(映り込み)が気になります。

レティクルは最大輝度で点灯

また、上記のように日陰を狙うならドットは十分視認できますが、やはりレティクルの輝度の低さも問題になりそうです。


Vector Optics Stinger 1×28 SCRD-05のレビューは以上になります。

7100円という販売価格を考えると、レンズコーティングがイマイチな感じになってしまうのは仕方がないとは思うのですが、その分イルミネーションの明るさは眩しい位に上げて欲しかったなと思いました。

外観の質感自体は悪くはなくて、塗装も刻印も綺麗ですし、付属品も充実しているので、入門機種としては十分な物だと思います。
1〜2万円位のドットサイトを使っている層だと少し性能的に不満を感じると思います。