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タナカxサンケン M40A1 20in Tactical Ti カートリッジタイプ Ver.2 ガスガンを買いました

記事作成日:2021年8月5日

タナカワークス製のサンケン30周年記念コラボ製品、M40A1 20in Tactical Ti カートリッジタイプ Ver.2 ガスガンを買いました。
私の場合レビュー自体が目的だったり、構造的に面白そうだと思って分解目的で買ったエアソフトガンが多いんですが、これは単純に欲しいと思った銃です。

こちらはタナカ M40A1 カートリッジタイプVer.2がベースモデルとなっているライブカート式ボルトアクションライフルで、レシーバーやアウターバレルがチタニウムカラーになっており、大型のマズルブレーキが付属しているのが特徴の製品です。
ちなみにこのモデルの前に出ていた24インチはちょっと長すぎるかな…と思ってスルーしてました。

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内容物はこんな感じで銃本体と説明書、シール、製品に関するお知らせ、サンケン30周年記念ボールペン(ノベルティグッズ)、カート5本、BB弾、L字レンチ、マズルブレーキです。

という訳で、タナカ M40A1 20in Tactical Ti カートリッジタイプ Ver.2 ガスガンはこんな感じ。
バレルとレシーバーのチタンカラーが非常に格好良い…。

マズルはこんな感じで、14mm逆ネジ仕様になっています。
また、マズルの内側には14mmマズル部を固定する為のイモネジが斜めに刺さっており、マズルから六角レンチを突っ込んで固定する感じです。

付属のマズルブレーキはアルミ製で結構大型な物で、14mm逆ネジを使って取り付けます。

ちなみに純正状態だと14mm逆ネジが付いているマズル基部が固定されていないので、引っ張れば基部とスペーサーが抜けます。
先述した内側のイモネジを締め込めばこの基部が固定されます。

尚、このアルミパイプ(スペーサー)の長さから分かる通り、インナーバレルはかなり奥まった所までしか伸びていません。
これは恐らく初速を抑えるための措置だと思われます。

昔の同社製ガスライフルはとても元気が良かったですからねぇ…。

アウターバレルはこんな感じ。
シルバーじゃなくて少し曇った灰色の、チタニウムカラーってのが良いですね。
色はマットな感じで表面が少しザラツイています。

ストックは非常に質感が良く、フリーフロートバレルも再現されています。

HOP調節ダイヤルとガス注入バルブはストック下部に付いています。
HOPダイヤルはマイナスドライバーで回す仕様、注入バルブはガスガンでは一般的なサイズ。

レシーバーはこんな感じで、ASGKやTANAKAなどのエアソフト向け刻印とMODEL 700の表記が入っています。
また、バレルと合わせてこちらもチタニウムカラーになっています。

反対側はこんな感じ。
レシーバー上部には前側に延長されている長い20mmマウントレールが付いており、フルートタイプのボルトがエジェクションポートから見えています。
普通に格好良い構成なんですが、個人的に良いなと思ったのは薬室のガス抜き穴がしっかり貫通している所で、装填されるカートやボルトの動きが見えるという事ですね。

純正のマウントレールはこんな感じ。
これってもしかして外したら実物のレミントンM700用マウントリングとか付けられたりするんですかね…?

レシーバー下部はこんな感じで、マガジンフロアープレートが付いており、実銃と同様の手順で開ける事が出来ます。
装填したカートリッジをまとめて排出したり、ボルトオープンにした状態で安全である事の証明の為に開けておくと雰囲気出ますね。

トリガーはこんな感じ。
かなり良い形状で引きやすいです。
遊びが一切無く、少し力を入れるとストン!とシアーが開放されます。
このトリガーフィーリングはガスボルトの醍醐味な気がします。

ボルトハンドルは先端が大型な物になっており、操作性が高いです。

ボルトを跳ね上げた状態と引いた状態はそれぞれこんな感じ。
尚、ボルトを跳ね上げる時はロックを解除する為の僅かな抵抗があり、ボルトを引くのはスムーズという操作感もリアルな感じがします。

シアーが掛かった状態(射撃可能な状態)になるとボルトハンドル部のコッキングインジケーターが飛び出します。

セーフティレバーはシアーが掛かった状態(コッキングインジケーターが飛び出している状態)じゃないと動作しません。

尚、トリガー根本のボタンを押しながらボルトを引くことでボルトを抜くことが出来ます。
こういうリアルな分解ができるのも、ガスボルトアクションの良いところですね。

ストックはマクミランタイプと呼ばれる形状の物で、バットプレートは程よい柔らかさのラバー製で高いグリップ力の物が付いています。
バットプレート中央にはTANAKAの刻印が入っています。

付属のカートリッジは金色のアルマイト処理が施されたアルミ製。
形状は7.62mm弾とは少し違っていますが、弾頭部分と薬莢部分で色が変わっています。

尚、このカートリッジはTANAKA M700カート式用スタンダード カートリッジ(銀色のカートリッジ)と同じで、こちらも使えます。(一緒にこれも買いました)

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弾頭部分内側にはゴムパッキンが埋め込まれており、BB弾を保持する事ができるようになっています。

カートリッジの後ろ側にはボルト側のガスルートとの気密を保つ為のゴムパッキンが付いています。

カートリッジはボルトを引いた状態でエジェクションポートから1発ずつ込めていきます。
ボルトを戻すと装填されます。

ボルトはファイアリングピンが付いている所がガスルートになっています。
また、エキストラクターはリアルな形状になっており、スムーズな排莢が可能となっています。

装填、射撃、排莢とマガジンフロアープレートの展開はこんな感じ。
この一連の動作ができるのがライブカートの良さですねぇ…。
空撃ちしてるだけでも十分楽しめます。

箱出し状態の初速とガス容量について

というわけで箱出し状態での初速を測ってみました。
使用したガスはHFC134A、BB弾は東京マルイ 0.20g樹脂弾で、ガスタンクの温度は不明ですが注入バルブの温度は25度の状態で計測しています。
5発射撃を行ない、概ね80m/s前後(プラスマイナス1m/s程度)とガスガンとしてはかなりまとまっていました。

ただ、稀にフラッシュハイダーに衝突してBB弾が砕けてしまう事が起きたり、やたらと低い初速を出す事もあったので、安定しているとは言い切れない感じ。
とは言え、カート式ですからねぇ…そういう事もあるでしょう。
また、2発目以降で急に10m/s程度初速が落ちるという事もあり、これの原因は不明…(2発目以降は低い初速で安定)

流石にこの銃で精密射撃競技やサバゲーをする人は居ないと思うので特に問題にはならないと思います。
お座敷で的あてする分には十分楽しめる性能を持っているかと。

尚、ガスが空の状態で2701g、ガスを満タンに入れると2707gになったので6gのガス容量があります。

銃本体にガスタンクがある割にはかなり少ないように感じますが、これでも90発程度は撃てるので結構燃費は良い気がします。


という訳で、ただ単に欲しくて買った銃にただ単に欲しくて買ったスコープを乗せて個人的なロマンライフルにしてみました。
最高に良い…。

という訳で、タナカxサンケン M40A1 20in Tactical Ti カートリッジタイプ Ver.2 ガスガンのレビューは以上になります。

ボルトアクションのカート式は昔からかなり興味があったんですが、値段もソコソコしますし、ラインナップ的に中々「これ良いな!」と思える物が無くて買うのを渋ってたんですが、これは買ってよかったです。

チタニウムカラーのバレルとレシーバーに対して黒のストックとマズルブレーキ、スコープというツートーンカラーがいい感じですし、動きもスムーズで今の所、現状ジャムったりするようなトラブルも起きていないので思います。

近々シューティングレンジに持っていって、これで的当てもしてみたい所です。

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