スコープやドットサイトのメンテナンス方法について | エボログ

スコープやドットサイトのメンテナンス方法について

2021年8月12日

スコープやドットサイトを使ってると、ホコリ、指紋、白カビや色々な汚れなどが付着して、レンズが汚くなっている事があります。
写真の物は結構マシな方で、放置してるとどんどんひどい事になります。
特に白カビが繁殖すると蓮コラみたいな状態になったりしますね。

ホコリがかぶってる程度ならブロアーで吹けば済むんですが、レンズに付着した汚れや指紋、特に白カビに関しては簡単には落ちませんし、ホコリが油分によってレンズに張り付いてしまうとブロアーでは吹き飛びません。

そんな訳で、自分がたまにやっているスコープやドットサイトのメンテナンスについて紹介します。

まずは今回メンテナンスするスコープやドットサイトの現状を紹介します。
ライフルスコープ(Bushnell LEGEND ULTRA-HD 4.5-14x44mm)は対物レンズに若干のホコリ、接眼レンズにホコリ、白カビ、指紋が付着しています。
全然軽症ですが、放置すると悪化する可能性が高い状態。

続いてショートスコープ(Bushnell AR OPTICS 1-4X 24MM THROW DOWN PCL)。
こちらは接眼レンズにホコリと油っぽい汚れ、対物レンズにもホコリが付着、共にブロアーで吹いてもホコリが飛ばない程度にくっついちゃっています。

ドットサイト(SIG SAUER ROMEO4B)は接眼レンズに白い斑点(これも白カビかな?)や汚れ、ホコリが付着。
対物レンズにも小さいですが白い斑点がちらほら見受けられます。

スコープのレンズの汚れってそんなに気にならない事が多いんですが、ドットサイトは結構覗いてて気になります。

せっかくなのでリフレックスサイトもやろうと思ったんですが、実は手持ちのほとんどが既にメンテ済みで綺麗だったので、あまり汚い個体が無かったです…。
唯一NOVEL ARMS SURE HIT MASTERが銃に乗せたまま放置されていてホコリが被っていたので、これを綺麗にする事にします。

という訳で、まずはブロアーを使ってホコリを飛ばします。
最近付着した新しめのホコリならこれで吹き飛びますが、長期間に渡って溜まったホコリはこれでは飛びません。

尚、エアダスターは風圧が高すぎて吹き飛んだゴミによってレンズを傷つけてしまったり、僅かな隙間にゴミが入り込んでしまう可能性があるので、個人的にはオススメしません。
カメラレンズのメンテナンス用品として販売されている物がおすすめです。

軽い汚れの除去方法

軽症の状態であれば、ブロアーでホコリを飛ばすだけで終わりですし、細かなゴミや指紋が残っている場合はレンズペンを使って除去する事も出来ます。

レンズペンでレンズを拭きます。
レンズ中央から外側に向けて、軽くなぞる感じが良いと思います。
あまり力を入れすぎるとゴミでレンズを傷つけてしまう可能性があるので、あくまで軽くです。

これだけで結構綺麗になります。
写真左が元、写真右がレンズペンで拭いた後です。

また、レンズペンを使わない方が良い、中程度の汚れ(砂埃や小さなカビなど)が残っているなら、ウエットタイプのレンズクリーナーを使って拭けば綺麗になります。

今使い切っちゃって手元に無いのですが、自分はHAKUBA レンズクリーニングティッシュをよく使っていました。

これで綺麗に落とせないような激しい汚れ、こびりついたゴミ・白カビなどは少し手間のかかる方法で落とす必要があります。

こびりついたカビ、激しい汚れの除去方法

上で紹介したレンズクリーナーでゴシゴシやれば綺麗にもなるんですが、レンズに傷がつくのが嫌な場合は洗浄する方法が良いです。
尚、この方法が可能なのは防水性能を持っている光学サイトのみです。
また、元々防水性能を持っていても経年劣化で防水性能を失っている場合もあるのでそこは要注意です。(20年、30年前の製品とかだとちょっと怖い)

という訳でネジ類が錆びるので、マウント類を外しておきます。
特にQDレバーとかバネが入っていると後々面倒なので、外しておきます。

ROMEO4Bはバトラーキャップも付いているので、これも外します。

スコープのマウントを外した時に、マウントリングに付いているシールがスコープにこびりついていました。
これだから安物のマウントリングは…。

安価なマウントリングは精度が出ていない為に、そのままスコープをクランプするとチューブを傷つけてしまったり、最悪チューブを変形させてしまう可能性があります。
その為マウントリング内側にシールが貼られており、チューブに傷が付かないようになっているのですが、このシールが劣化すると今回のようにスコープに張り付いてしまい、このような残念な感じになる事があります。
シールの種類によっては接着剤が硬化、粘着性が失われるだけでスコープを汚さない物もあります。

スコープに付着したシールはシールはがし液や、ブレーキクリーナーとウエスを使って除去すれば良いです。
尚、強力な物だとスコープの塗装や刻印を一緒に剥がしてしまう事もあるので、要注意です。

今回はブレーキクリーナーを使って剥がす事にしたのですが、まずマウントリングに付着したシールの残骸に吹きかけてふやかして、ウエスで削り取ります。
狭い箇所の場合はウエスにブレーキクリーナーを染み込ませて擦れば剥がれます。

これでチューブは綺麗になりました。

という訳で、レンズクリーニングをしていきます。

まず、レンズを軽く水洗いします。

続いて、泡スプレー(泡立てなくても良い洗剤)をレンズに吹きかけます。
酸性の強い物だとレンズコーティングを破壊してしまう事があるので、中性洗剤が良いと思います。
私はキュキュット CLEAR 泡スプレーを使ってます。

暫く放置すると泡が消えるので、泡が消えたら洗剤を洗い流します。
洗剤で大抵の汚れは浮き上がり、水洗いで流す事が出来ます。

対物レンズ側も同様です。

ドットサイトも同様に、レンズに泡スプレーを吹きかけます。

リフレックスサイトも。
尚、リフレックスサイトの場合は製品によっては耐水性がある物でもレティクルの発光部からハウジング中に浸水する前提の構造になっている場合があり、そういう製品では洗剤を使った洗浄はやめた方が良いと思います。

今回使ったSUREHIT MASTERは問題が無かったので、洗剤を使いました。

しっかり洗剤を洗い流したら乾燥させます。
洗剤が残っているとシミみたいになって汚くなるので、綺麗に洗い流すのが重要です。

洗浄後のレンズについて

という訳で、これでスコープのレンズが綺麗になりました。
まあ、今回素材にしたスコープ達がそこまで致命的な汚れ方をしていなかたので、劇的な変化は無いんですが…。

Bushnell LEGEND ULTRA-HD 4.5-14x44mmだとこんな感じ。
ホコリはもちろん、レンズに付着していたゴミ、汚れと白カビもしっかり消えています。

Bushnell AR OPTICS 1-4X 24MM THROW DOWN PCLも綺麗に。

SIG SAUER ROMEO4Bもこんな感じ。
今回洗浄した中で一番綺麗になったように感じます。

SUREHIT MASTERに関しては元々ホコリが付着していただけの、比較的綺麗な状態でしたが…まあ綺麗になりました。

という訳で、スコープ、ドットサイトのメンテナンス、レンズクリーニングについて紹介してみました。


とりあえず、ちょくちょく細かいメンテをしてなるべく綺麗な状態を意地する為に、下記の道具を持っていると便利だと思います。

  • ブロアー
  • レンズペン
  • ウエットタイプのレンズクリーナー

使い終わったらブロアーでホコリ除去、汚れがあればレンズペンやウェットタイプのクリーナーで掃除をしておくと、汚れが溜まったりカビるリスクが減ります。

特にウエットタイプのレンズクリーナーに含まれるアルコールがカビの発生を抑えたりします。
ちなみに、ドライタイプのレンズクリーナーはレンズペンと大体同じ効果があるので、レンズペンを持っていたらドライタイプのレンズクリーナーは不要だと思います。