Primary Arms SLx MD-25 マイクロ レッドドット ACSS CQBレティクルを買いました
記事作成日:2021年11月19日
デザートカウボーイでセールしてたので、Primary Arms SLx MD-25 マイクロ レッドドット ACSS CQBレティクルを買いました。
こちらのドットサイトはPrimary Armsの2021年新作で、新しくなったらACSS CQBレティクル(昔に比べてホースシューが大きくなっている)が採用されている、ドットサイトです。
ちなみに、MD-25には2MOAドットモデルも存在します。
内容物はこんな感じで、ドットサイト本体と説明書、クリーニングクロス、ローマウントベース、ライザープレート2枚、ライザープレート用のネジ、工具類、ネジロック剤です。
説明書はドットサイトの使い方ではなくレティクルの使い方が載っています。
使用弾ごとのレティクルの距離とか、かなり細かく記載が(写真右)あります。
という訳で、Primary Arms SLx MD-25はこんな感じのドットサイトです。
予めマウントはハイマウントが取り付けられています。
MD-25の25はレンズ径(25mm)の事なのですが、T1よりも大きなレンズが搭載されている、太めなドットサイトとなっています。
対物レンズ側はこんな感じで外径が36.8mmあります。
下部にはシリアルNOやパテント、生産国の表記が入っています。
上から見るとこんな感じ。
右側にはPrimary Arms ACSS CQBの刻印と、斜め上にはPrimary Armsのエンブレムが入っています。
左側には輝度調整ノブが付いており、その後ろにはSLx MD-25と製品名が入っています。
電池はCR2032 リチウム電池。
電池は予め入っていました。
輝度は11段階調整、うち1と2はNVモードとなっており、可視光は9段階での調整となっています。
ノブはどちら方向にも回転させる事が可能なので、0→NV1→NV2も0→11→10の順番に切り替える事も可能です。
エレベーテーションダイヤルとウィンテージダイヤルはキャップが付いており、外す事でダイヤルにアクセス事が出来ます。
キャップの裏面にマイナス型の突起が付いているので、キャップを逆さにしてゼロイン調整をする事が出来ます。
ダイヤルはカチカチとしっかりしたクリック感があり、細かな目盛りが付いています。
1クリック1/2MOA稼働し、上下左右最大で50MOA動かす事が出来ます。
接眼レンズ側はこんな感じで、内側に乱反射防止用の段差が付いています。
対物レンズ側と同様に、こちらも太いです。
付属のマウントベース・ライザープレートについて
Primary Arms SLx MD-25にはハイマウントベースが予め付いています。
少し前にオフセットされているマウントベースで、レールはピカティニーレール規格に対応します。
マウントを外すとこんな感じ。
見ての通り、T1マウント互換です。
試しに転がってたUNITY FASTマウント(レプリカ)に取り付けてみました。
変な隙間や段差も無く、違和感なく固定する事が出来ます。
T1マウント互換という事で、マウントの選択肢が豊富なのは地味に良いですね。
Primary Arms SLx MD-25に付属するマウントは写真の通り、ライザープレート2枚とローマウント、ハイマウントと割と充実しています。
これらの組み合わせによって、0.96インチ、1.41インチ、1.54インチ、1.64インチの4種類の高さを選択する事が出来ます。
2枚のライザープレートは厚み約3mmと約6mm。
ネジはライザー無し用、3mmライザー用、6mmライザー用の3種類。
ライザー用のネジにはネジロック剤が塗布されています。
尚、3mmと6mmのライザーをセットで使う場合は付属のネジでは長さが足りないので、やりたい場合は別途用意する必要があります。
ローマウントを取り付けるとこんな感じ。
今回はハイマウント+6mmライザーという少し高めの構成で使おうと思っていたので、その組み合わせをやってみました。
レンズとレティクルを見ていきます
Primary Arms SLx MD-25のレンズは対物レンズがルビーコート、接眼レンズ側が緑系のコーティングが施されている、一般的なレッドドットサイトの仕様になっています。
特段変わった事は無い、無難な仕様。
レンズの透明度はかなり高めではあるものの、レンズが大きなチューブドットサイトの宿命として、グラデーションが出ています。
写真を見て分かる通り、右側が青みがかっています。
レティクルの発光部がドットサイト左側に配置されており、レンズが極端に傾いて設置されている為に、こういうグラデーションが発生してしまっている感じです。
グレード(価格)的には普及価格帯の製品ではあるので、これくらいは許容範囲内かなと思います。
レティクルはこんな感じで、大きなホースシューのおかげでかなり見やすいです。
輝度は屋内で使うなら3、4位で問題無い明るさがあります。
写真は輝度4で撮影しています。
レティクルを拡大するとこんな感じ。
輝度3(可視光の最低輝度)だと写真左の状態、輝度11(最大輝度)で右のような状態になります。
最大輝度は非常に明るいので、炎天下の屋外でも十分高い視認性がありそうです。
普段ならパララックス検証をやる所なのですが、まだ検証環境が用意できていないのでこの記事でもスルーです…。
いつ完成するのやら…。
尚、見てみた限りレンズが大きいという事もあり、そこそこ動きます。
マグニファイアとの組み合わせについて
Primary Arms SLx MD-25は太めのドットサイトという事もあり、コンパクトマグニファイアとの相性が結構良い気がします。
これは買ってから気づいたんですが、ハウジングの太さがコンパクトの太さに近いんですよね…。
マグニファイア越しでACSS CQBレティクルを覗くと写真左のような感じになります。
3倍マグニファイアでギリギリレンズの青みグラーデーションが見えなくなるので、そんなに違和感は無いですね。
右はマグニファイアを倒した状態です。
ACSS CQBレティクルは情報量が多めですが比較的細めのレティクルなので、マグニファイアで拡大しても使い勝手の良いレティクルだと思います。
NVモードを試してみる
せっかくNVモードが付いているんだからNVモードも使ってみる事にしました。
部屋の照明を完全に落として、輝度をNV1にした状態でPVS14越しに覗くとこんな感じ。
NV1でも結構明るいですね。
月明かりでもあればちょうどよい明るさになりそうです。
銃に取り付けた状態での見た目について
とりあえずSIG MCXに取り付けてみたんですが、結構相性良いです。
比較的最近のAR15系とかと相性よさげな感じがします。
という訳で、Primary Arms SLx MD-25 マイクロ レッドドット ACSS CQBレティクルのレビューは以上になります。