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HOLOSUN製コンパクトマグニファイアHM3XT 3X Magnifierのレビュー

記事作成日:2021年11月30日

つぼみトレードカンパニー様よりHOLOSUN HM3XT 3X Magnifierをお借りしたのでレビューします。

発売直後(直前?)の製品名変更だったり、HM3XTとして入荷された製品がフルサイズのHM3Xだったりといろいろとトラブルがありましたが、遂にHM3XTをレビューする事が出来ました。
実際HOLOSUNがどういうコンパクトマグニファイアをリリースしたのか個人的にも気になっていたので、色々落ち着いたようで一安心です。

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尚、今回お借りしたHM3XTはつぼみアームズ様で使用している検証用の個体をお借りした為、完全な新品ではございません。
その為、若干の擦り傷など使用感が見受けられる部分がありますのでご了承ください。

内容物はこんな感じでマグニファイア本体とレンズカバー、ライザープレート、調整工具、説明書、クリーニングクロス、ライザープレート用のネジ2本です。

調整工具はQDマウントの調整とダイヤルの操作が可能なおなじみの2Wayドライバー。

マグニファイアにはラバー製のレンズカバーが装着されています。
レンズカバーはHOLOSUNのロゴ入りです。

マグニファイア本体はこんな感じ。
コンパクトマグニファイア最大の特徴と言えばこの小ささでしょう。

フルサイズのマグニファイア(HOLOSUN HM3X)と比較するとこんな感じで、HM3XTの方が約23mm短いです。
HM3Xのくびれを減らして圧縮したような見た目になっています。

両サイドにはHOLOSUNのロゴが入っています。

対物レンズ側はこんな感じで、ハウジングに対して小さめの対物レンズが組み込まれており、その周囲には乱反射防止用と思われる段差が設けられています。

バーティカル/ホリゾンタルアジャストダイヤルは対物レンズ側に配置されており、付属の調整工具やマイナスドライバーを使って回す事が可能です。
ダイヤルはカチカチとしっかりしたクリック感があります。

接眼レンズ側には視度調節ノブが付いています。

マウントはHOLOSUNらしいデザインのQDスイングマウントが付属。
ロックボタンやレバーなどが付いておらず、テンション保持のタイプなのでスムーズな操作が可能となっています。

QDレバー周りはこんな感じ。(写真はQDレバーを解除した状態)
レールはピカティニーレール規格に対応しています。

このスイングマウントにはホリゾンタル/バーティカルアジャストダイヤルを回す為に使うドライバーが付いています。
小さいので操作性はそこまで良くないですが、工具を持っていなくても調整が出来る仕様になっているのは有り難いです。

マグニファイアを倒すとこんな感じになります。

ヒンジ部に銀色の板バネが確認する事が出来ます。
グリスが塗布されており、引っかかりの無いスムーズな操作を可能にしています。

尚、もし使っている最中にスイングマウントがゆるくなってしまった場合、写真赤矢印部のマイナスネジを調整すると改善する事があります。(何度も操作してるとたまにここが緩んできます)

個人的にこのスイングマウントで気になったのは若干マグニファイアが斜めに配置されるという事です。
写真を見て頂けると分かりやすいと思うのですが、マウントに対して垂直に引いている白線に対して、マグニファイアが若干傾いています(赤線がマグニファイアのセンター)

ただ、この若干の傾きによってマグニファイアレンズ位置がマウントのセンターに来ているので、そういう仕様のマウントなのかも知れません。
個体差…という可能性も十分考えられますが…。

ライザープレート無しの状態だとマグニファイアの高さはAbsolute co-witness、付属のライザープレートを取り付けるとLower 1/3 co-witnessの高さになります。
ライザープレートを使うには付属の長いネジを使用します。

このライザープレートを取り付けるにはマウント下部に付いている2本のネジを外します。

マグニファイアとスイングマウントの間にライザープレートを挟み込み、付属の長いネジを使って取り付けます。

ライザープレートを取り付けた状態のHM3XTはこんな感じ。

ライザープレートを取り付けるとより一層マグニファイア自体の傾きが気になりますね…。
まあ、一応これでも大きな問題は無いんですが…。

HM3XTのレンズ周りについて

HM3XTの対物レンズ側は奥の方に紫色の反射が確認できますが、グリーンマルチコート。
接眼レンズもグリーンマルチコートです。

コンパクトマグニファイアと言えばプリズムの構造体を毎回確認しているのですが、このHM3XTでは確認出来ませんでした。
全部丸型のレンズっぽい…?

ただ、遠くから少し角度を付けて覗くとかなり独特なケラレ方をする事に気づきました。
「なんか変わった事してるのかな?」と思ったのですが、これ、フルサイズマグニファイアのHM3Xも同じケラれ方をしてました…(今の今まで気づかなかったです)

HM3XTでは普通のレンズ構成のままコンパクト化を実現している、コンパクトマグニファイアの中ではかなり珍しい製品なのかも知れません。

HM3XTを覗いた時の様子

という訳で、HM3XTを覗くとこんな感じ。
アイレリーフ・アイボックスなどの覗きやすさに関わる部分やフチの太さはフルサイズマグニファイアのHM3Xとほぼ同じです。

ドットサイト/ホロサイト(Vortex Razor AMG UH-1 Gen2)と組み合わせるとこんな感じ。
左はマグニファイア越しで覗いた時の様子、右はマグニファイアを倒してホロサイト単体を覗いた時の様子です。

使い勝手に関しては本当にHM3Xとまんま同じなので、マグニファイアが短くなった分、マグニファイアの位置を後ろ(ストック側)に持ってくる必要があります。
その為、ストックを伸ばした状態で使おうとするとリアのバックアップサイトの位置にマグニファイアを配置する必要があり、リアサイトを外す必要があります。

HM3Xではリアサイトの前にマグニファイアを配置しても覗ける位置に配置出来るが、HM3XTではリアサイトの位置にマグニファイアを設置する必要がある。

最近、ドットサイト+コンパクトマグニファイアの構成で使っている方の中でドットサイトの前にリアサイトを付けてる人をちらほら見かけるのですが、多分マグニファイアがリアサイトに干渉するからでしょうね…。

これに関しては他のコンパクトマグニファイアでも似たような感じなので、こればかりはコンパクトマグニファイア系の宿命な気がしますね…。

あきゅらぼ製HOLOSUN HM3XTマグニファイア専用レンズガードについて

ポリカーボネート レンズプロテクター製品で有名なあきゅらぼから、こちらのマグニファイアで使用可能なレンズガードが発売されます。
内容物はポリカーボネートのプレートとレンズガードを貼り付ける為の両面テープになります。

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あきゅらぼ製レンズプロテクターはレーザーカット時にフィルムとポリカーボネートが溶けてくっついてしまっているので、フィルムを剥がすのに工夫が必要です。

まず、溶けて膨らんでいる部分をカッターナイフで削ぎ落とした後、周囲をヤスリで削って整えます。

溶けている箇所が少なめならヤスリだけでも大丈夫だと思います。

これでフィルムを綺麗に剥がす事が出来ます。

両面のフィルムを剥がしたら両面テープをレンズガードに貼り、HM3XTの対物レンズ側に貼り付けます。

これでHM3XTにレンズガードが付きました。

尚、レンズプロテクターを装着した状態でも純正のレンズカバーを取り付ける事が可能でした。


という訳で、HOLOSUN HM3XT 3X Magnifierのレビューは以上になります。

記事中にも書いた通り、HM3XTは純粋にHM3Xを小型化した製品といった感じで、EoTech G33とEoTech G43、Vortex VMX-3TとVortex Micro 3X Magnifierのような特徴が全然違う製品という訳では無い感じでした。

分かりやすい製品といえばそうですが、既にHM3Xを持っている人におすすめ出来る製品か?と言われるとそういう訳では無いですね。

ただし性能的には申し分のない製品で、HM3Xと同様バランスの取れた製品ではあるのでコンパクトマグニファイアを試したいという人にはオススメ出来る製品だと思います。

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