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VSR10のシリンダー容量を減らすやつバージョンアップ、Ver3を作りました

記事作成日:2022年1月15日

昨年の5月にリニューアル版のVer2を作り、マイナーチェンジしたVer2.5を同年7月に作りましたが、更にバージョンアップを行った、Ver3を作成しました。

Ver3はVer2.5の仕様を踏襲しつつ、より便利に使えるようにしたバージョンになります。

VSR10のシリンダー容量を減らすやつ Ver.3を購入するhttps://evolutor.booth.pm/items/2588227

まず、大きな変化として10mmと15mmの2種類だったスペーサーが10mm、15mm、20mmの3種類になりました。
これにより、10mm、15mm、20mm、25mm、30mm、35mmの6パターンを設定する事が出来るようになりました。

シリンダーヘッド側に付いていた突起を排除し、東京マルイ純正以外のシリンダーヘッドとの互換性も向上させています。
ピストン側の面に付いていた十字の深さや周囲の削り込みの量を若干減らし、ピストンヘッドとの接地面積を増やしつつ、ピストンヘッドの張り付きは変わらず抑える仕様にしています。

シリンダーヘッドのテーパーに入り込む構造を排除
グリスによってピストンヘッドにスペーサーが張り付いてしまう問題を低減

Oリングは10mm、15mmはそれぞれ1個、20mmは2個設置する仕様にしています。

Ver2からエアダンパーに対応させましたが、東京マルイ純正以外での相性問題があったので、エアダンパーは東京マルイより若干太めの物が付いている、LayLax製ピストンで若干クリアランスが生まれるようなサイズまで穴のサイズを広げました。

『VSR10のシリンダー容量を減らすやつ』はピストンとシリンダーヘッドの間に挟まる形で取り付けます。
従来品と同様に重ねて使用する事も可能です。

シリンダーにシリンダーヘッドを締め込む時に一緒に入れる感じです。
Oリングのテンションによってシリンダーに固定される仕様にしている為、接着は不要です。

という訳で、『VSR10のシリンダー容量を減らすやつ』を組み込む前と組み込んだ後の比較を行っていきます。
まずは何も入れていない状態(ノーマル状態)から。
ボルトハンドルの後退量(シアーが引っかかる位置)と初速を並べて紹介していきます。
尚、使用弾は東京マルイ 0.20g 樹脂弾です。

まずは10mmを入れた状態です。
ボルトハンドルのストローク量は10mm短くなりますが、初速の変化は無し。(厳密には0.1m/s上がってますが、誤差の範囲)

続いて、15mmを入れた状態です。
ボルトハンドルのストローク量は15mm短くなり、初速は若干低下
これくらいなら誤差の範囲内とも思えますが…。

最後に20mmを入れた状態です。
ボルトハンドルのストローク量は20mm短くなり、初速は1m/s程度下がります。
ここまでストローク量が減れば体感でもかなり大きな変化を感じます。

尚、ボルトハンドルのストローク量を並べて比較するとこんな感じになります。

という訳で、VSR10のシリンダー容量を減らすやつ Ver3はこんな感じです。

尚、今までVer2.5とより多くのシリンダー容量を減らしたい人向けに初代を同時に販売していましたが、Ver3で初代と同じだけシリンダー容量を減らす事が出来るようになったので、初代の販売は終了します。

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