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Peltor製デジタルイヤープロテクター、Sport Tactical 100 Electronic Hearing Protector by 3M(TAC100)を買ってみた

記事作成日:2022年1月26日

冬場の耳への被弾ってマジで痛いんですよね…。
耳の軟骨に直撃とかしたら暫くヒリヒリして地味に辛いので、自分はよく耳まで隠せるニット帽をかぶっていたのですが、たまに帽子を被りたくなる事もあるので、その時用にイヤープロテクターを買ってみました。

とりあえず何買えば良いのかよく分からなかったので、王道メーカーで知人も使っているPeltor製品を選択
1万円前半で購入可能という手軽さと、民生品でかつ廉価グレードに位置する製品ですが、COMTACを作っているメーカーでもあるので、期待以下の性能という事は無いかなと。

遮音性能は22NRR。
この辺りのスペックについてはあまり詳しくなかったので軽く調べたのですが、どうやら22dB程度下げた状態で聞こえるという数値のようです。
簡単に言うと、例えば周囲の騒音が100dBなら78dB程度まで下げられるって感じのようです。

Peltor Sport Tactical 100 Electronic Hearing Protector (TAC100) by 3MAmazonで購入する

内容物はイヤープロテクター本体と説明書、オス→オスの3.5mmステレオイヤホンジャックの3点。
説明書は図解付きで分かりやすいですし、操作も単純です。

Peltor Sport Tactical 100 Electronic Hearing Protector本体はこんな感じ。
ケーブルレスのヘッドホンのような形をしています。

イヤープロテクター左右はこんな感じで、側面にPELTORのロゴ、バンドの根本に3Mのロゴが入っています。
また、右耳側の後ろにボリュームダイヤル、下にイヤホンジャックが付いています。

右耳側にボリュームダイヤルとイヤホンジャックが付いている
左耳側は特に何も無し

ヘッドバンドはクッションの入った革製。
サラサラとした滑らかな肌触りで、クッションも柔らかいです。
バンドのテンションは強めですが、装着感は悪くないですね。

ヘッドバンドの内側に右、左の表記が入っています。

右耳後ろに付いているボリュームダイヤルはラバーで覆われており、しっかりしたグリップ力があります・
ダイヤルも大きいですし、操作もスムーズなので厚手のグローブを付けていても操作しやすいです。

下部には3.5mmのイヤホンジャックが付いており、オーディオプレイヤーやインカムなどにつなぐ事が出来ます。
意外と音質も悪くはなく、普通にヘッドホンとして使う事も可能でした。

電池は左耳側に単4電池を2本入れます。
蓋には紛失防止用の紐がついています。

両耳のプロテクター部には前方向の音を捉える為のマイクが付いており、三角形のウインドスクリーンで覆われています。

プロテクター部はComTacで採用されているものと同形状のアームでヘッドバンド固定されています。

長さ調整はロック機構の無い無段階調整。
ヘッドバンドを掴んだ状態でプロテクター部を引っ張れば伸びます。
そこそこ硬いので、使用している最中に勝手に伸びたり縮んだりするような事は無さそうです。

パッドは細かなシボが入ったラバー+スポンジ。
この状態でも装着感は悪くないですが、別売されているジェルパッドに交換した方がより快適に使えそうな印象があります。

ジェルパッドへの交換はそのうちやろうと思っています。
ComTacにジェルパッド付けている製品を使った事があるのですが、あの装着感は凄く良かったですからね…。

ちなみに、パッドは爪で引っかかっているだけなので、引っ張ればカポッと外せます(COMTAC1〜3と同じ外し方)。
耳あて部分とスポンジ2つが付いています。

プロテクター部をヘッドバンドの内側に入り込ませるとコンパクトに収納する事が出来ます。

サバイバルゲームでの使用感について

実際にサバゲーで使ってみた感想もまとめてみます。
当日はこんな感じでベースボールキャップを被り、その上からPeltor Sport Tactical 100 Electronic Hearing Protector by 3Mを装着しています。

装着感について

グラスの耳掛け部分がイヤープロテクターのクッション部分に干渉していますが、集音性に大きな影響は感じず、かといって大きな圧迫感も感じませんでした。

装着感が悪くないので、長時間付けていても疲れないのが良かったです。

装着感としては密閉型のヘッドホン(特にゲーミングヘッドホンのような周囲の音を完全にシャットアウトさせるような機種)に近い印象がありました。

マイクの集音性能と音のカットオフについて

集音性能に関しては屋外で遠くの音までしっかり拾いたいなら音量最大にし、室内で会話をする程度なら音量最低の状態でも問題無い程度でした。

遮音性能に関してはかなり敏感で、ちょっとした音でもカットします。
電動ガン、ガスガンの動作音はもちろん、マガジンチェンジ程度の音でもカットされ、1秒程度の間周囲の音が小さくなります。
暫く使っていると慣れてきましたが、使い始めて数十分程度はちょっと違和感がありました。

音の方向についてはかなり明確に分かります。
遠くの銃声もしっかり拾う事が出来るので、割と便利に使えた気がします。(その分、ノイズも多く拾ってしまいますが…)

ただし、耳で聞くのと音の聞こえ方が違うので距離感の把握には少々慣れが必要な印象がありました。
1日使ってたら何となく感覚がつかめましたが…。

尚、当日強い風が吹いていなかった事もあって、風切り音の影響は確認出来ませんでした。


という訳で、Peltor Sport Tactical 100 Electronic Hearing Protector by 3M(TAC100)のレビューは以上になります。

とりあえず期待していた通りの性能はありましたし、気になった問題も慣れれば何とかなる物だったので、とりあえず暫くは使い続けようと思います。
夏場の使用感も気になりますしね。(流石に暑くて外す事になりそうですが)

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