14インチバータイプ液晶モニター ITPROTECH LCD Bar Type Monitor 3840×1100(LCD14HCR-IPSW)
記事作成日:2022年3月16日
今のPC環境は普段使い用のMac mini、ゲーム用のWindows PC、仕事用のMac Book Proの3台あるのですが、ディスプレイは43インチの4Kディスプレイ1台のみです。
仕事をする時のみ43インチ 4KディスプレイとMac Book Proの15インチディスプレイのデュアルディスプレイ構成で使っているのですが、制作物に関する素材やチャットツールなど常時画面のどこかに置いておきたい画面を置いておく為の小さなディスプレイが欲しくてちょうどよいサイズのディスプレイを探していました。
そんな時に、超横長ディスプレイ、ITPROTECH LCD Bar Type Monitor 3840×1100(LCD14HCR-IPSW)が発売されたので、買ってみました。
普通のデュアルディスプレイのように横方向に画面を広げると目線というか首の移動が増えるので、メインモニターとキーボードの間に置ける、横長のディスプレイが欲しかったんですよね…。
他にも色々なメーカーからこういう形状の製品が出ていますが、この製品の良い所は3840×1100と高解像度である事と、IPSパネルを採用している事から角度が付いていても見やすいという点、入力端子が複数存在するという点に惹かれて購入しました。
内容物はこんな感じ。
ディスプレイ本体とスタンド、説明書、充電用ケーブル(USB TypeC)、モニター背面に貼り付けるタイプのスタンド、映像用ケーブル3種(VGA、USB TypeC、HDMI)です。
ディスプレイ本体はこんな感じで、192:55というアスペクト比という異様に横長なディスプレイです。
ベゼルは下部のみ分厚いですが、それ以外は約6mmと比較的薄めです。
背面はこんな感じで、左右に入出力端子とボタンが配置されており、下側にステレオスピーカー、下と左にディスプレイスタンドを取り付けるマウントが付いています。
また、75mm角のVESAマウントにも対応している為、モニターアームに取り付ける事も可能となっています。
小さな筐体の中に普通のディスプレイにあるような機能を全て詰め込んでいるの、凄いですねぇ…。
その代わりか、入力端子類は全て小型な物になっています。
左から順に3.5mmイヤホン端子(出力)、薄型のVGAコネクタ(microUSBっぽい?)、mini HDMI、DisplayPort(USB TypeC)、電源コネクタ(USB TypeC)となっています。
反対側にはディスプレイの操作を行うボタンが付いています。
ボタンは3つしか無く、単体のクリックや長押しなどで色々設定を行っていく仕様となっています。
ディスプレイ背面の中心部には75mm角のVESAマウントが付いており、M4のネジを使ってVESAマウントを取り付ける事が出来る仕様になっています。
マウントに干渉するケーブルやスイッチなどは無さそうなので、モニターアームを取り付ける事により何か別の機能が損なわれるような事は無さそうです。
入出力コネクター側と下部にはディスプレイスタンドを挿し込む為のマウントが付いており、このマウントは金属で補強されています。
付属のマウントは質感的にかなり安っぽい樹脂製で、見た目がスマートじゃなくてちょっとダサい…。
ディスプレイマウント裏面は全面がスポンジになっています。
プラスチックむき出しよりかは滑り止めの効果はありますが、ゴム足に比べると滑ります。
ディスプレイマウントは首の傾きが90度以上で若干であれば下側に向ける事も可能、回転は360度可能とかなり自由度の高いマウントのようです。
今回はこのディスプレイマウントは使わず、モニター背面に貼り付けて使用する、クイックスタンドと呼ばれるスタンドを使用します。
開くとこのような特殊なヒンジ構造になっており、モニターを地面に置きつつ角度を付ける事が出来る仕様になっています。
尚、赤い面に強力な両面テープが付いており、これをモニター背面に貼り付けて使用します。
モニター背面に貼り付けるとこんな感じ。
目印になるような物は無いので、適当に角に貼れば良いと思います。
クイックスタンドちょっと注意が必要で、ヒンジがだいぶ貧弱で、机に対してディスプレイを約70度以上の角度じゃないと安定しません。
最初は問題無くても暫くしたらディスプレイの重さに耐えかねてヒンジの角度が保てず、倒れてしまいます。
自分はメインディスプレイの下側も使って支えるような感じにして配置しているので、45度程度の角度でも問題なく使う事が出来ていますが、気づいたらちょっと角度が変わってズレてる事も…。
尚、3週間程使った結果どんどんヒンジが緩くなっていき、ついに自立させる事が出来なくなったので、今では接着剤を使ってヒンジを固定させました。
という訳で、このようなレイアウトとなっています。
左側にちょっとだけ映り込んでいるのが仕事で使っているMac Book Proです。
メインディスプレイが43インチで3840x2160pxなのに対し、今回購入したLCD14HCR-IPSWは14インチで3840x1100pxと、画面サイズは大きく違うものの横方向のピクセル数は同じなので、ドットバイドット表示だとこのような見た目になります。
ブログ記事を見てみるとこんな感じ。
ドットバイドット表示だとLCD14HCR-IPSWで文字を読むのは現実的では無いですね。
ただ、よく見たら読む事も出来ます。
当ブログのトップページを全画面で見るとこのような状態になります。(ドットバイドット表示)
解像度を1/2にする事で文字がちゃんと読めるサイズになりますが、今度は高さが550pxしか無いのでこれはこれで辛い。
解像度の設定を色々変えて試した所、一番使い勝手の良かったサイズが2560x733pxだったので、今はこのサイズで使用しています。
アプリ一覧表示(Launchpad)をするとこんな感じ。
メインディスプレイにデカデカと表示されていた時に比べると、こっちの方が使いやすいですね。
ディスプレイの設定は背面にあるボタンを押す事で色々行う事が可能です。
PBPやPIPなど画面分割機能もありますし、表示設定で縦横比の異なる画面を表示した時にどうするかの設定も可能です。
超横長なのでディスプレイの右と左で別の映像を流すのも良いかも知れません。
また、明るさやコントラストの設定はもちろん、入力端子の切り替えもこの設定画面上から行う事が出来ます。
尚、入力端子は1つしか信号が来ていない場合は勝手に信号が来ている端子に切り替わります。
とりあえず、一般的なディスプレイで行える機能や設定は一通り備わっているようです。
PBP/PIPに関しては安価なディスプレイだと付いていなかったりもするので、その辺多機能感がありますね。
という訳で、このディスプレイは購入して3週間程使っていますが、普段遣いはもちろん仕事でも大活躍中です。
仕事ではとりあえずチャットツールを常に表示させておく為のディスプレイとして使っています。
横長かつ高解像度なので、2つのアプリを同時に立ち上げても問題無く表示されています。
イロモノ製品として取り上げられたりしていますが、自分にはかなり合った製品でした。
という訳で、この超横長ディスプレイ、ITPROTECH LCD Bar Type Monitor 3840×1100(LCD14HCR-IPSW)のレビューでした。