エボログ

VSR10系用カップピストンを試作したので、ActionArmy T10Sに組み立てました

記事作成日:2022年5月20日

VSR10にカップピストンを取り付けるとどういう感じになるのか?というのと、RESIONE製のフレキシブルレジン、F69がピストンのような高速に移動しつつ擦れたり衝撃が加わるような部品に使う事ができるのかの検証をしたかったので、こういうカップピストンを作りました。

一応、東京マルイ純正のエアダンパーに差し込むタイプと、ピストンにネジ止めするタイプの両方を用意。

データ上はこういう設計にしており、カップの先端の最薄部を0.7mmにしています。
この厚みは手持ちのプリンターでRESIONE F69が破損せずに安定して出力できる最小の厚みになります。

ちなみに、このピストンカップは東京マルイのエアーコッキングハンドガンなどに搭載されている物の形状を参考に指定ますが、ASG/MODIFY STEYR SCOUTのような感じの肉厚タイプも一応作ってはいます。
0.7mmでの強度テスト後、この肉厚バージョンも試そうと思います。
3Dプリントはこういう細かい仕様変更を簡単に行えるのが良いですよね。

という訳で、こちらのカップピストンを30mチャレンジ用に色々弄っていたActionArmy T10Sに組み込んでいきます。
1年近く放置されていたので、久しぶりにこれを使って色々遊んでいこうかなと。

MapleLeaf A7075 ハイプレッシャーピストン for VSR-10にカップピストンを取り付けるにあたって、ピストンに付いているOリングを外し、カップピストンヘッドを先端にネジ止めします。

尚、カップピストンの厚みは10mmです。
その為、ボルトハンドルのストローク量とシリンダー容量が若干少なくなります。

また、バレル周りも少し手を加えます。
今まではVSR10 Gスペックのアウターバレルを使っていたのですが、VSR10 プロスナイパーのアウターバレルに変更しました。
これは性能を向上させたかったのではなく、見た目の変更という目的が大きいですね。

インナーバレル+チャンバーの構成はそのままで、バレルスペーサーをGスペック用からプロスナイパー用に交換しました。
今回使ったスペーサーはLayLax PSS フローティング式 バレルスペーサーです。

LayLax (ライラクス) PSS PSS10 バレルスペーサー エアガン用アクセサリーAmazonで購入する

ガタ取り用のOリングが外側に2つ、内側に1つついているバレルスペーサーです。

こちら側には内側のOリング付き
反対側はOリング無し

こちらのスペーサーをインナーバレルに組み込み、アウターバレルに取り付けていきます。
尚、このバレルASSYの構成はインナーバレルはKM企画のVSR10 Gスペック用(302.5mm) TNバレル、チャンバーはAction Army Hop Up Chamber for VSR10(NO.B01-013)、HOPパッキンは宮川ゴム MIYA 一撃 シリコン70度、HOPクッションはKM企画 ひょうたん型HOPクッションラバー フライングHITの赤(ハード)です。

アウターバレルに対し、奥まった位置にインナーバレルの先端が来る構造になっているので、隙間に消音材を入れる事にします。

消音材に使うのはガスガンの気化室確保用に昔購入したスポンジフィルターで目の細かさは粗め、厚みは5mmです。
こちらのスポンジを外径20mmの筒状にします。

外径20mm、内径10mmの極細消音材を作ったら、アウターバレルに差し込みます。

最大初速はこんな感じになりました。
0.20gで92m/s前後(0.846J)、0.28gで81.5m/s前後(0.93J)といった感じです。
まあ、セッティング的に順当な結果になったので悪くないんじゃないでしょうか。

しっかり気密を取れるセッティングにしているのと、硬めのHOPパッキンの影響で重量弾の方が同じHOP量でもジュール高めな感じですね。

とりあえず動作テストがてら100発程度は撃ちましたが、特に消耗も無く使えています。
一旦この構成で撃ちに行きたい所ですね。(暫くシューティングに行く予定も無いのですが…)