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Red Win Optics製ミニリフレックスサイト、Vision 1x24x17のレビュー

記事作成日:2022年8月24日

Red Win Optics Vision 1x24x17』を、MilitaryShop TORAYAMA様よりお借りしたのでレビューしていきます。

こちらは45口径までの弾薬に対応する耐衝撃性能を兼ね備えている設計になっている、実銃対応ドットサイトになります。
尚、色々なメーカーから同形状の物が発売されているので、見たことがある人も多いと思います。

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内容物はこんな感じで、ドットサイト本体(マウント、保護カバー付き)と調整用工具、説明書、クリーニングクロスです。

Vision 1x24x17には樹脂製の保護カバーが付いています。

外観と基本的な仕様の紹介

とう訳で、Red Win Optics Vision 1x24x17本体はこんな感じの製品です。
RMRやDocterサイトなどと同サイズのミニリフレックス ドットサイトになります。

正面から見るとこんな感じ。
対物レンズ下部にラバー製の輝度調節用のボタンが設置されているのが特徴的です。

レンズ左右のカバーには刻印が入っており、左側には「Super Light Weight」、右側にはRedWinのロゴが入っています。

上部には製品名が入っています。

エレベーションダイヤルとウィンテージダイヤルはそれぞれこんな感じで、ダイヤルをロックする為のネジが後部に付いている仕様となっています。

ロイン調整をする際にはまずこの「LOCK」と書かれている部分のネジを緩めてから行なう必要があります。
矢印方向に回すとゼロインをロックする事が可能で、逆側に回すとネジが緩むのでゼロイン調節が行えるようになります。

エレベーションダイヤルとウィンテージダイヤルはそれぞれこんな感じ。
ダイヤルは無段階調整になっており、最大の稼働量は共に110MOAとなっています。

エレベーションダイヤル
ウィンテージダイヤル

ゼロイン調整には付属のドライバーと目盛りを使います。
このようにドライバーと組み合わせてネジを回す仕様となっています。
1目盛り動かすごとに100m先でレティクルが3cm動く仕様になっているようです。

マウントベースは20mmレールへの取り付けに対応しています。
側面のつまみを回して締め込むシンプルな仕様です。

マウントベースを外すには2本のネジを外します。

内部を見ると分かりやすいですが、割とスカスカで、配線や発光モジュールがむき出しの状態、パッキンも無いので浸水すると発光モジュール周りはもちろん電池まで水が達する構造になっているので気をつける必要があります。
発光モジュール部からも浸水する構造なので、雨の日とかは使うのを控えた方が良いでしょう。
尚、電池はCR2032を使いますが、付属しないので別途用意する必要があります。

発光モジュール部も貫通しているので、普通に上から水滴が入ってくる構造
電池はCR2032

マウント形状について

マウントのネジ穴位置はDocterサイトと互換があります。
試しに自分が作っているT1/T2系マウントをRMR/Docter用マウントに変換するアタッチメント、T1/T2マウント→RMR/Docter変換アタッチメント『マウント変換くん』と組み合わせてみた所問題無く取り付ける事が出来ました。

マウント変換くんとVision 1x24x17
ネジ穴の位置はドンピシャ

組み合わせるとこんな感じで、むしろ専用品かと思える位にピッタリでした。
ちょうど輝度調節ボタンの膨らみがマウント変換くんのアールに沿ってるんですよね…。

ただし、マウントの前後に突起が付いているタイプの物の場合、相性があったりするので全てのDocter用マウントで使う事が出来るかどうかは不明です。
単にネジ固定だけの物であれば問題無く使う事が出来るでしょう。

レンズコーティングと覗いた時の様子について

レンズコーティングはオレンジ〜赤系のルビーコートが施されています。

真正面から見ると透明に見えます。

普通の方向から見るとこんな感じ。
ルビーコートの反射光が内側を赤く照らしています。

真っ直ぐ覗くとこんな感じで、周囲が濃い青色、中央付近は周囲に比べると透明度が高い感じです。
覗き込む角度によって若干青みが変わりますが、真っ直ぐ覗くとこんな感じに見えます。

レティクルを点灯させるとこんな感じ。
レティクルのサイズは4MOAで、輝度は5段階。屋内で覗くには輝度2がちょうど良い感じでした。
最大輝度は非常に眩しいまでの明るさがあったので、屋外でも問題無く視認出来るレベルの明るさはありそうです。

輝度調節ボタンは消灯の状態から押すたびに明るくなり、最大輝度の次が消灯という感じでループします。

パララックス計測について

という訳で、いつものパララックス計測を行っていきます。
2.5m先からチェック用の方眼紙を覗き、視点を上下左右に動かします。

結果はこんな感じ。
中央に描いている2cmの円からはみ出す事はありませんが、移動範囲の広い左右は先の上にがっつり乗っかっているので結構ギリギリな印象。

もっとも、この価格帯のミニリフレックス系だとだいたいこんな感じなので、特別に悪い訳でも無いですし良い訳でもない、無難な感じです。

むしろ、レンズの湾曲による歪みはそこまで気になる程では無いので、割と使い勝手は悪くはない印象があります。

製品によっては視点を動かす事でグニグニ像が動き気持ち悪くなる事もありますが、当製品はそういう事はありませんでした。


という訳で、Red Win Optics製ミニリフレックスサイト、Vision 1x24x17のレビューは以上になります。
この形状のリフレックスサイトは昔からノーブランドや色々なメーカーから発売されていましたが、恐らくRed Win製品もそれらと同一工場の製品と思われます。

最近だとSIG AIRがM17用に専用マウントとセットで発売しているミニリフレックスサイトが有名ですね。

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