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SNOW WOLF M3A1 電動ガン(中古)のレビュー

記事作成日:2022年11月24日

最近欲しい物が無くて友人に「なんか無いかなー」と相談したらSNOW WOLFのM3A1が面白いよと言われたので、買ってみました。
尚、あんまり詳細を調べずに買ったのですが、S&TのM3A1とSNOW WOLFのM3A1はだいたい同じらしいですね。

という訳で、中古ですがSNOW WOLF M3A1を買ってみました。
箱などは無く、電動ガン本体とマガジンのみです。

ではSNOW WOLF M3A1の細部を見ていきます。
尚、使用感のある中古品なので多少の擦り傷などが付いている状態になります。

SNOW WOLF M3A1の外観レビュー

バレル周りはこんな感じで、シンプルな筒。
アウターバレルから少し奥まった所にインナーバレルが設置されています。

基部はこんな感じでローレット加工やシーバー基部の溶接痕もしっかり再現されています。

こういう溶接痕もそうですが全体的に塗装の安っぽさというか、厚みのある塗料がべっとり付着している感じが“M3グリースガンらしさ”を醸し出していると思います。

ちなみにレシーバー、マガジンキャッチ、トリガーガード、ストックなどはスチールですがそれ以外はアルミのようです。

マグウェルはこんな感じ。
マガジンキャッチは黒色で塗装されています。

マガジンを挿すとこんな感じ。
案外ガタツキも無く、スムーズに抜き差しする事が出来ます。

尚、マガジンキャッチは結構固めで強めにしっかり押さないとマガジンは抜けませんでした。
割と安心感のあるロックですね。

マグウェルの上辺りにはスリングスイベルが付いています。
シンプルイズベスト。

フロントサイト、リアサイトはそれぞれこんな感じで、「とりあえず付けときましたよ」感が溢れているデザイン

サイトピクチャーはこんな感じ。
狙える…といえば狙えますが、本当におまけ感がすごいサイトですね。

ちなみにフロントサイトの左半分位はダストカバーのヒンジに隠れているので、アイアンサイトが使いづらい原因の1つになっている気がします。

実銃でもこういう見た目なんでしょうか…。
だとしたら昔の兵士がサイトを使わずにばら撒いていたのが分かる気がします。(銃自体の命中精度も良くないらしいですし)

ダストカバーはこんな感じで非常に大型な物が付いています。
実銃におけるダストカバーはホコリなどを防ぐ他、セーフティの役割も担っているようです。

ダストカバーを開くと大型のダミーボルトが確認出来ます。
ボルトはテカテカしている黒色。

ダミーボルトの下辺りにはコッキングハンドルが付いています。
SNOW WOLF M3A1ではこのハンドルがセーフティレバーになっており、引く事でセーフティ状態になり、トリガーが引けなくなります。

ダミーボルトを動かす方法が分からなかったのですが、指でボルトを動かす事でHOP調節レバーにアクセスできるようでした。
HOP調節はAKのようなスライド式。

尚、本来はもっと動いてレバーが視認出来るらしいのですが、何かに引っかかってしまっているようでこれ以上ボルトを動かす事が出来なくなっていました。

また、SNOW WOLF M3A1にはピストンに連動してブローバックする機能(EBB)が付いているのですが、今回中古で購入した物はブローバックが機能しなくなっているようです。

この辺りは新品の個体とちょっと挙動が違っているように感じました。
分解した時に原因とかも見ていけたらと思っています。

グリップ周りはこんな感じでプレスされたカクカクしたグリップです。
お世辞にも握りやすいとは言えず結構疲れます。
また、トリガーガードはめちゃくちゃ大きく、分厚いグローブを装着した状態でも使えるようにする為の設計になっているのかなと思いました。

トリガーはこんな感じで思いの外薄いです。
ボルトと同じテカテカした黒色の塗装が施されています。

グリップ底部には蓋が付いており、ボルトっぽい見た目のパーツをスライドさせる事でロックを外す事が出来ます。
ユニークな形状ですね。
蓋を外すとバッテリーコネクタを取り出す事が可能です。

ロック状態
ロック解除状態
蓋を外してコネクタを出した状態

グリップ内にバッテリーを入れる都合上結構サイズはシビアですが、ギリギリストックチューブインサイズの7.4V 1000mAh LiPoバッテリーを入れる事が出来ます。
ただ、かなり配線を圧迫する事になるので800mAh未満の方がスムーズに入れる事が出来そうな気がします。

レシーバー後部には前側と同じデザインのスリングスイベルが付いています。

ストック基部にはロックボタンが付いており、このボタンを押すとワイヤーストックを伸ばす事ができるようになります。

ストックを縮めた状態と伸ばした時でそれぞれこんな感じ。
ポジションは2段階のみです。

尚、このワイヤーストックは限界まで引っ張れば外す事が出来ます。
外したストックは分解やリロードツールとして使う事が出来ます。

レシーバーの後ろ側はこんな感じで、溶接跡とリベットが打たれています。

SNOW WOLF M3A1のマガジンについて

SNOW WOLF M3A1のマガジンは装弾数520発の多弾数マガジンです。
S&Tから出ているM3A1のマガジンも多段数マガジンのみなので、多分このタイプの製品にはノーマルマガジンは無いんですかね。

ノーマルマガジンが欲しいならICSかARES製品を選ぶ必要があるのかもしれません。
ARESはマガジン内蔵バッテリーなのでちょっと特殊なモデルではありますが…。

BB弾はマガジン上部から流し込み、下部のダイヤルを回してゼンマイを回すというよくある仕様となっています。

尚、数百発程度撃ってみた程度の感想ではありますが今の所弾上がりの悪さは感じませんでした。
まあ、問題があったら調整すれば良い話しだと思います。

SNOW WOLF M3A1の初速と発射サイクルについて

という訳で、箱出し状態の初速と発射サイクルを測っていきます。
バッテリーは7.4V 1000mAh 25CのLiPoバッテリー、BB弾はHITCALL 0.20g バイオBB弾です。

この銃にセミオートは無いので、フルオートのみでの計測になります。

結果、初速は73m/s〜76m/s程度、発射サイクルは12.1発〜13.7発程度といった感じの振れ幅がありました。
尚、ノンHOPでこれくらいの初速でHOPを上げていくと初速は下がっていく感じでHOPを強くしすぎると弾詰りします。

とりあえず作動性に関しては問題無いものの色々と要調整な感じがするので、この後調整しようと思っています。

やろうと思っている事はもうあるのですが、特殊なメカボックスの製品でもあるのでやりたい事が全部出来るかは分からず、最終的には分解してから決めようと思っています。