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Q MINI FIX PISTOL STABILIZING BRACE+M1913 STOCK HINGEのレビュー

記事作成日:2023年1月6日

Q製300 BLK対応ボルトアクションライフル、MINI FIXに付属するピストルブレース 『MINI FIX PISTOL STABILIZING BRACE』とそのストックをピカティニーレールに取り付ける為のヒンジ、『M1913 STOCK HINGE』のセットを友人から借りたので紹介します。

ちなみにこの製品はピストルブレース(腕に巻き付けて安定させる為のパーツ)なので、これを取り付けたQ MINI FIXは『300 BLK PISTOL』として紹介されています。
銃のカテゴリーとしては「ボルトアクションピストル」になるんでしょうかね。

https://liveqordie.com/mini-fix-pistol/

重量は437g。
見た目の割にそこまでズッシリした重さは無くて案外軽いなと思いました。

長さは基部から約27cm。
何に使う為にとは言いませんが、”程よい長さ“があります。

ストック基部はピカティニーレールに取り付ける為のアタッチメントが付いています。
これが別売りパーツのQ M1913 STOCK HINGEです。

これだけで140ドルもするパーツなのですが、何か見た目が安っぽい…。
アルミの材質は結構良い材質使っていますし、アルマイトも硬質アルマイトのような感じで良いのですが、ネジが…。
もうちょっとデザイン何とかならなかったのでしょうか…。

レールに取り付ける面はこんな感じ。

ヒンジ部はこんな感じでスプリングテンションと凹凸によってガッチリ固定されています。
折りたたむには凹凸の噛み込みを解除する為にストックを下げたり上げたりしながら回します。

尚、レールに取り付ける際に締め込むネジは9/64インチの六角です。

この基部パーツはトルクスネジで固定されています。

中腹はこんな感じで、Q MINI FIXのボルトハンドルを避ける為の窪みが付いています。

後ろ側はこんな感じで、一応ピストルブレースなのでラバーの真ん中に切れ込みが入っており、後ろにベルクロテープが巻かれています。
尚、このラバーはめちゃくちゃ硬いです。

腕を通す部分はこんな感じ。(ストックでは無いのでバットプレートとは言えない)
後ろ側にはQの刻印が入っています。

ベルクロテープを剥がす事でピストルブレースとして使える(腕に巻き付ける事が出来る)と思ったのですが、ゴムが硬すぎてここに腕を通すのは不可能でした。
こういう製品は色々ありますが、ピストルブレースってもう形式的な物ですよね…。

ベルクロテープに腕を通せるほどの長さは無い
硬すぎてこれ以上開く事は出来ない

何のとは言いませんが、“使い勝手がよくなるような硬さや厚み”があるとこうなるのでしょう。

一応、真ん中の切れ込みを使わずにベルクロテープだけを腕に巻く事は出来ますが、テープの長さ的に手首に巻くのが限界でした。
まあ、ピストルブレースの多くは腕に巻くことを想定していない仕様になっていますし、そういうものなのでしょう。

このスタビライザーをSIG MCXに取り付けてみました。
右側に畳む仕様でヒンジのパーツが付いていたので、一旦そのまま付けてみました。

一応ちゃんと固定は出来ていますが、これ実質ボルト1本で全重量支えている構造になってるんですが大丈夫なんですかね…。
ネジ1本に全負荷が掛かってる気がします。

スタビライザーを畳む為にストックを押し下げます。
その状態でヒンジを回す事でスタビライザーを折りたたむ事が出来るのですが、MCXではボルトフォアードアシストノブがスタビライザーに干渉する為こっち側に畳む事は出来ないようです。

という訳で、基部のパーツを逆に付けます。
こういう構造の製品はストックの展開方向が簡単に切り替えれるので良いですよね。

こっち側であればスタビライザーを畳む事が出来ました。

真横から見るとこんな感じ。

ボルトハンドルを逃がすための部分の膨らみがレシーバーに接触した状態になりますが、しっかりロックされます。

という訳で、Q MINI FIX PISTOL STABILIZING BRACE+M1913 STOCK HINGEのレビューは以上になります。

正直スタビライザーとしての使い勝手よりストックとしての使い勝手のほうがめちゃくちゃ良い製品ですね。
これ。
狙ってそういう仕様にしてるんでしょうけど…。