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FCW MPX AEG/GBB ハンドガードセットの6インチと8インチを買ったのでAPFG MPX GBBに取り付けてみました

記事作成日:2023年4月6日

FCW製のMPX用カスタムパーツ、『FCW MPX AEG/GBB 6 inches Handguard Set -Toy』と『FCW MPX AEG/GBB 8 inches Handguard Set -Toy』を買ってみました。

こちらのハンドガードはAPFG製GBB MPXとSIG AIR製AEG MPXに適合するハンドガードで、SIG SAUER MPXの初期型ハンドガード(2013年頃のモデルで、Keymodハンドガードモデルが登場するより古いタイプ)を再現している製品になります。

6インチと8インチ、どちらを買おうか悩んだ所決めれなかったので両方買って試してみる事にした感じですね。
これと言ってやりたいセットアップがあった訳でも無かったので、興味本位で買ってみたパーツです。

パーツはメッシュで出来た巾着袋に入っています。

付属品の紹介

内容物はハンドガード本体と20mmレール2枚、ハンドストップ、エクステンションアウターバレル、固定用基部です。

ハンドガードの長さが違うだけで付属品は同じようです。

ちなみに、8インチの方は若干緑っぽい色味になっていました。
アルマイトの個体差(染料の配合具合や浸漬時間、電圧・電流制御の差などの影響)で緑っぽくになったり青っぽくなったりする事はよくある気がします。
8インチだからこうなるという訳では無いと思うので、気になる人は現物を見て買った方が良いと思います。

ハンドガードとバレルエクステンション以外は3Dプリントパーツとなっており、材質はPA12(ナイロン12)っぽい感じがします。
PA12は比較的強度の高いナイロン素材ではあるものの、所詮はナイロンなので高強度なパーツを期待している人は注意が必要です。
特に基部パーツもナイロンで出来ているので、無茶な負荷を掛けると破損する可能性があります。

20mmレールパネルは予めハンドガードにネジで固定された状態になっており、左右に1枚ずつ付いています。

取り外すとこんな感じ。
出力時の単価を落とす為だと思うのですが、ギリギリまで薄くなっています。
重かったり使用時に負荷のかかるアクセサリーを取り付けるのはあまり現実的では無いでしょうね…。

フィンガーストップはこんな感じ。
固定用のネジと樹脂製のワッシャーが付属します。

取り付け基部パーツはこんな感じ。
純正はネジ固定ですが、こちらはハンドガードに引っ掛けるタイプのようです。
レールとかフィンガーストップは3Dプリントで良いのですが、このパーツは金属で作って欲しかったですね…。

アウターバレルは一般的なM4用バレルエクステンションと同じもののようで、こちらはアルミ製です。
6インチも8インチも同じ長さ100mmの物が付属しています。
尚、ねじ切りは14mm逆ネジです。

尚、一般的なバレルエクステンションと同じ太さなので、APFG MPX GBBのアウターバレルよりも太いです。
APFG MPX GBB純正のアウターバレルが15.94mmなのに対し、FCW MPX AEG/GBB Handguard Set付属の物は19.05mmと3.11mmも違っています。

また、バレルエクステンションの内径も電動ガン用で一般的な8.5mmではなく10mm近くあるので、注意が必要です。

FCW MPX AEG/GBB Handguard Set -Toyの紹介

とりあえず6インチの方を使ってハンドガード本体を紹介していきます。
左右には独自規格のマウントが付いており、6インチモデルには8個のネジ穴が、8インチモデルには10個のネジ穴が空いています。

今更独自規格のマウントかよと思う人もいるかも知れませんが、MPXってプロトタイプ時代を含めると2012年(11年前)の製品ですからね…。
この当時はKeymod製品がポツポツと出始め、「これが今後のスタンダードになるんだ!」みたいに騒がれてたような時期だったと思います。
結局今やM-LOKの方がシェア大きいですけどね…。

時代の流れは速いです。

上下はこんな感じ。
上面は20mmレールで6インチが6コマ、8インチが10コマとなっています。
底部には側面と同様の独自規格のマウントで6インチには5個のネジ穴が、8インチには7個のネジ穴が空いています。

ハンドガード内側はこんな感じ。
特に言うことは何もありませんね。

所々塗装ハゲがあり、激しい所は油性ペンっぽい物で黒く塗られていました。
アルマイトの乗りが悪かった箇所とか製造工程で傷付いてしまった所とかをこうやって修正しているのだと思います。
中華パーツあるあるですね。

APFG MPX GBBのハンドガードと並べるとこんな感じ。
上からFCW 8インチ、FCW 6インチ、APFG MPX GBB純正(4.5インチ)です。

FCW MPX AEG/GBB Handguard Setの取り付け

FCW MPX AEG/GBB Handguard SetはMPXのハンドガードを置き換える形で取り付けます。
また、アウターバレルがそのままだとハンドガードの内側にフラッシュハイダーが入り込むような形になってしまうので、揃える為に付属のエクステンションバレルを使う感じです。

尚、冒頭でも説明しましたがAPFG MPX GBBのアウターバレルよりもキット付属のバレルエクステンションの方が太いので、取り付けるとチャンバー側に段差が生まれます。
また、内径も少しルーズな為インナーバレルの固定が甘くなります。
APFG MPX GBBのインナーバレルはエクステンションバレル側でインナーバレルのマズル側を固定する仕様なんですよね…。

動作に支障をきたすようなレベルの問題では無いですが、気になる人は気をつけた方が良いでしょう。

ハンドガードをMPXに取り付けるにはまず基部パーツをハンドガードに取り付けます。
ハンドガード根本に付いている穴に3Dプリントのパーツの凹凸を合わせて差し込みます。

ドンピシャな寸法になっているので少し圧入するような形で取り付けられ、不意に脱落してしまうような事は無さそうでしたが気になる人は接着してしまっても良いかも知れません。

後はレシーバーにハンドガードを差し込みます。
PA12なのでこの作業がちょっと怖いですね。
しかも3Dプリント部品に対してピポッドピンを圧入するような形になるのでちょっと怖いですし、若干ピンを擦る形になっているので最初の差し込みは硬いです。

とりあえず問題無く取り付ける事が出来ましたが、ハンドガードとレシーバーの間には少し気になる程度の隙間が出来ました。
一応ゴムハンマーで叩いたりしてみたのですが、隙間がこれ以上縮まる事は無さそうでした。(6インチ、8インチ共に)

基部側はピッタリですね。
特に違和感はありません。

尚、MPXのアッパーレシーバー中央には窪みがありますがハンドガード側にはありません。
これは純正もそうですね。
実銃の話ですが、MPXの上面レール中央の窪みはロットというかモデルによってあったり無かったりします。

こちらは6インチハンドガードとバレルエクステンションを取り付けた状態です。

横から見るとこんな感じになります。

8インチの方を取り付けるとこんな感じで、バレルエクステンションを付けてもマズルがハンドガードの内側に隠れる感じでした。

横から見るとこんな感じになります。
こうやって見るとハンドガードの色味の違いがハッキリ分かりますね。

ハンドストップを取り付けてみました。

全体像はこんな感じ。

6インチハンドガード
8インチハンドガード

尚、8インチの方はAPFG MPX付属のバレルエクステンションとフラッシュハイダーを取り付けると丁度よい感じになるので、こういう使い方でも良いと思います。
バレルエクステンションの段差は横からはほぼ見えないので気にならないと思いますしね。


という訳で、FCW MPX AEG/GBB 6 inches Handguard Set -Toy』と『FCW MPX AEG/GBB 8 inches Handguard Set -Toy』のレビューは以上になります。

付け替えて色々見たりしましたが、結局どっちを使うかは決まりませんでした…。