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バッテリーケースとして販売されているドンガラのレプリカNGALを購入、ちゃんと”バッテリーケースとして使えるように”加工しました

記事作成日:2023年4月21日

ELEMENT製のL3-NGAL(NO FUNCTION Ver.)を購入しました。
モデル名はEX469BKです。

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ボディーカラーは黒色ですが、ステッカーは黒とFDEの両方が付属しています。

ELEMENT L3-NGAL(NO FUNCTION Ver.)の外観紹介

バッテリーケースとして販売されているようですが、実態はレーザーモジュールやイルミネーター、基盤などが組み込まれていないドンガラのレプリカNGALでバッテリーケースとして使えるような構造にはなっていません。

レンズガード部には何も付いておらず、その奥も何も付いていません。
単純にパーツが外されているだけですね。

正面のネジを4つ外すと前側が外せます。
一応、ここを外してバッテリー交換をする想定なんだと思うのですが、モジュールを固定する為のパーツとかが飛び出したままなので、だいぶスペースは狭いです。

点灯スイッチはラバーで出来ており、一応押す事が出来ます。
スイッチが付いている訳では無いので、ゴムの柔らかさしか感じませんが…。

レティクル調整ネジは金属製で一応回す事が出来ます。
もっとも、回してもくるくる回るだけですが、ちゃんと別パーツになっている分ディテールは良いです…。
ただし、照射モード切り替えのダイヤルは固定されています。(内側からネジ止めされている)

照射モード切り替えダイヤルのストロボと高出力モードをオミットする為のネジはマウント固定部に付いています。
ちゃんとおなじみの青色のネジになっていますし、これを外す事も可能です。

マウントは20mmレールに対応しています。
側面のネジを締め込んでクランプする仕様となっています。

イルミネーターの拡散調整ノブは固定されており、回す事が出来ません。
照射モード切り替えレバーと同様に内側からネジ固定されています。

下部に付いているリモートスイッチ取り付け用のコネクタ部は穴が空いているだけです。
内側の端子類は排除されていますね。

バッテリー収納スペースは健在。
蓋も外せますし、ちゃんとアルミで出来ています。

バッテリー端子などは付いていませんが、CR123Aを入れる為のチューブが付いている状態です。

バッテリーの収納スペースについて

一応「バッテリーケース」となっているので、一応確認しておきます。
こんな小さなスペースにどんなバッテリーを入れるつもりなんでしょうね。

電動ガンで使う事が出来る出力ががあり、手持ちのバッテリーの中で一番小型なnano-tech 7.4v 300mAhを入れてみた所、セルがギリギリ入る程度で、このまま配線を這わせたりする事は難しそうでした。
そもそもバッテリーの配線を外に逃がす穴が無い為、入れたバッテリーの配線をどうやって外に出すのかという問題もあります。

まあ、メーカー側が提示している製品名に「NO FUNCTION Ver.」と書いている事からあくまで無可動のダミーアイテムとして使う想定なんだと思います。
バッテリーケースと言ってるのは販売元(問屋なのか小売店なのかは不明ですが)だけだと思いますし、ユーザーもこれがバッテリーケースとして使えない事は割と認知されている事だと思います。

そもそもNGALってレーザーモジュールの中でもだいぶ小さいですからね…。

バッテリーケースとして使えるように加工を行います

という訳で、このNGALをバッテリーケースとして使えるように加工していく事にします。
まずは分解から。

中身はこんな感じ。
本当にただのドンガラで、色々な部品を取り付ける為のネジ穴だったり隙間だったり溝だったりが残っています。

という訳で、内側を極限まで広くする為に余計なパーツを削っていく事にします。
まず、一番大きな要素としてはバッテリーの+極を通電させるための板が差し込まれるこの部分ですね。
ここを除去するだけでだいぶバッテリースペースが広く使えるようになります。

もう1つ、大きな出っ張りが付いているのですがこちらはマウント部で使われる部分なので、ここを加工する事は出来ないですね。

という訳で、色々と加工を行いました。
まず、バッテリー内側の削る事が出来る出っ張りを削りまくり、バッテリー収納スペースのアルミパイプをねじ切り部を除いて切除、調整ノブの高さも限界まで低くしました。

バッテリースペースのチューブはパイプカッターを使って切断した後、ボディに接着しました。
接着には瞬間接着剤とアルテコを使っています。

レティクルの調整ネジはEリングがはまる窪みから先を切除、こちらもボディに接着して固定させました。
これで調整ネジ部の出っ張りも無くなります。

そして、バッテリーの配線も通しました。
バッテリーの配線はリモートスイッチ用のコネクター部から飛び出すようにしています。

後は組み立てて完了です。
だいぶ内側が広くなりました。
まあ、これでもミニSサイズのバッテリーなんて全然入らないんですがね…。

また、バッテリーの交換をやりやすくする為に正面はネジ固定ではなくレンズガードを使って固定する仕様にしました。

これなら11.1V 300mAhくらいのサイズなら余裕で入れる事が出来ますし、バッテリー交換の手間も少ないです。
なにかに引っ掛けたりぶつけた衝撃とかで蓋が外れてしまう可能性がありますが、そんな激しい動きもしないのでとりあえず大丈夫でしょう。

尚、もうワンサイズ大きい(長い)11.1V 450mAhもギリギリ入ります。
こちらは余裕で入るという訳では無く配線の長さを調整したり、配線の取り回しを考えたりしないといけないですが…。

最後にステッカーを貼って完成です。
熱収縮チューブを巻いているおかげでNGALから伸びる配線がリモートスイッチケーブルっぽい感じになっています。
あくまで「配線むき出しよりかは違和感が少ない」程度の物ですが…。

MP7A1と組み合わせた際の様子について

こちらのNGALはVFC AEG MP7A1に取り付ける為に購入したので、MP7に取り付けました。

配線はこんな感じになります。
まだ配線をつなぐ事は出来ませんが、追々ちゃんとつなげる事が出来るようにMP7側も弄っていこうと思っています。

尚、NGALは背の低いレーザーモジュールなので、トップレールに取り付けた状態でもアイアンサイトを覗く事が出来ます。


という訳で、ELEMENT L3-NGAL(NO FUNCTION Ver.)をバッテリーケースとして使えるようにする加工は以上になります。
とは言え、地味に面倒くさい加工になる上に、加工しても使えるバッテリーの制限が厳しいのでこれをバッテリーケースとして使おうとするのはオススメ出来ないですね…。
ディテールは割と良いので、ダミーとしては良いと思います。

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