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レプリカ DEAD AIR SANDMAN-S比較、ARRON SMITHとIRON Airsoftを見比べていきます

記事作成日:2023年5月24日

ちょうどARRON SMITH製2023年モデルのDEAD AIR SANDMAN-Sレプリカと、IRON Airsoft製第3ロット(2023年5月現在最新モデル)のDEAD AIR SANDMAN-Sレプリカが手元に揃ったので、比較してみる事にしました。

尚、自分は実物のSANDMAN-Sを見たことが無い上に実物にも細かなロット差が存在するらしいので、当記事ではどっちがリアルかとか、そういう事に関しては特に触れません。
仕様についてや「ここがこう違う」と紹介していく形になります。

という訳で、黒色のモデルとFDEカラーをそれぞれ比較していくのですが、色味以外共通の部分に関しては黒色の方の写真で紹介していきます。

色味と質感について

まずは黒色から。
ARRON SMITHがセラコート、IRON Airsoftがアルマイトなので、質感・色味が異なっています。(IRON Airsoftにはセラコートブラックも存在します)
こう見比べるとセラコートの方がマットで重厚感があります。

FDEはこんな感じ。
こちらは共にセラコートモデルになりますが、ARRON SMITHの方が色がくすんだ感じ、IRON Airsoftの方が若干赤みが強い感じです。
共にマットで重厚感のある質感となっています。

尚、並べてみて微妙に長さと太さが違っている事に気づいたので計測してみた所、ARRON SMITHの先端部の太さが36.6mm、中腹部の太さが37.85mmなのに対し、IRON Airsoftの先端部の太さが37.53mm、中腹部の太さが38.95mmと1mmほどIRON Airsoftの方が太い事が分かりました。
また、長さに関してはARRON SMITHが175mm、IRON Airsoftが174mmとこちらも1mmの差がありました。

サプレッサー先端の蓋について

蓋の仕様はそれぞれこの通り、だいぶ違っている事が分かります。
まずARRON SMITHはスチール、IRON Airsoftはアルミで出来ており、色味・質感共に大きな違いがあります。
また、キャップ自体の大きさ、周囲に開いているガス抜き穴の大きさも違っており、ARRON SMITHよりもIRON Airsoftの方が蓋のサイズが大きく、ガス抜き穴が少し小さいです。

FDEモデルに関しては更に色も違っています。
ARRON SMITHは黒色のままですが、IRON Airsoftは本体と同様のFDEカラーになっています。

蓋を外すとこんな感じ。
ARRON SMITHはサプレッサー内部が空洞になっていますが、IRON Airsoftには内側に筒状のパーツが組み込まれています。

ARRON SMITH製品の蓋を外した状態
IRON Airsoft製品の蓋を外した状態
IRON Airsoft製品の中身

蓋を外した状態で比較すると大きさの違いがよく分かると思います。
ARRON SMITHの外径が31.75mm、IRON Airsoftの方が34.54mmでした。

サプレッサー内側はこんな感じ。
共に筒なので、内側に消音材を入れたりトレーサーを入れたりする事が可能となっています。

ARRON SMITH
IRON Airsoft

溶接跡の再現について

サプレッサー先端に付いている溶接跡の再現はARRON SMITHのみ存在しています。
溶接跡と言っても単なる膨らみなので、厳密な溶接跡では無いのですが…。

刻印について

ブラックモデルの刻印(DEAD AIRロゴ側)の違いはこんな感じ。
大きさがだいぶ違うのと、そもそも記載されている内容が異なっています。
尚、刻印の深さに関してはARRON SMITHの方が深いです。

ARRON SMITH
IRON Airsoft

FDEカラーの方はこんな感じ。
ロゴのサイズや文字の内容は同じですが、刻印の位置や文字の太さが異なっています。

ARRON SMITH
IRON Airsoft

メーカー名とシリアルNOが記載されている側はこんな感じ。
こちら側はだいぶフォントが違っている上に、記載内容が異なっています。
ARRON SMITHの方はジョージア州ノークロス、IRON Airsoftの方はジョージア州ローレンスビルになっています。
また、ARRON SMITHの方のシリアルNOはユニークな数字ですが、IRON Airsoftの方はシリアルNOは固定というか、モデル番号をもじった内容?になっています。

ARRON SMITH
IRON Airsoft

FDEモデルの方も違いは同じですね。
IRON Airsoftの方のシリアルNOがSMS-2012Eになっています。

ARRON SMITH
IRON Airsoft

中腹部の窪みについて

DEAD AIR SANDMAN-Sの中腹部には滑り止めと放熱を兼ねたセレーションが付いているのですが、これの形状もARRON SMITHとIRON Airsoftとで異なっています。
ARRON SMITHよりもIRON Airsoftの方が溝の幅が広くなっています。
また、セレーションの個数も異なっており、ARRON SMITHが9本、IRON Airsoftが8になっています。

QD基部について

QD基部パーツはARRON SMITHとIRON Airsoft共にスチール+バネという構造になっているのですが、大きさと色味が異なっています。
全体的に寸法が異なっている感じでですね。

また、スプリングの奥の方に見えるパーツがARRON SMITHはブラウンカラーなのに対し、IRON Airsoftは基部と同じグレーになっています。

ARRON SMITH
IRON Airsoft

尚、IRON AirsoftのFDEモデルは内側のパーツもFDEカラーになっています。

QD基部には上方向を示す印として窪みが設けられているのですが、この窪みの形状もARRON SMITHとIRON Airsoftで異なっています。
ARRON SMITHの方が溝が長く、IRON Airsoftは短いです。
これは単純にIRON Airsoftの方が基部が短い事が理由のような気がします。

フラッシュハイダー差し込み口には3つのラグが付いており、それぞれが125度、125度、110度と不均一な角度になっています。
この仕様はARRON SMITH、IRON Airsoftで共通となっています。
尚、IRON Airsoftの古いSANDMAN-Sはこの爪の角度が120度と均一になっており、新型のみ不均一な角度になっています。
また、内側の色はARRON SMITHがブロンズ、IRON Airsoftがシルバーとなっています。

対応フラッシュハイダーについて

ARRON SMITHとIRON Airsoftのフラッシュハイダーについても比較していきます。
尚、ARRON SMITHはSANDMAN-Sに付属する『ARRON SMITH DEAD AIR FLASH HIDER タイプ レプリカ』、IRON Airsoftの方は『2011N IRON Airsoft Dead Airタイプフラッシュハイダー リアルサイズ版』になります。

共に材質はスチールで出来ていますが、表面の塗装が異なっています。
ARRON SMITHは光沢感のある黒色、IRON Airsoftはマットなグレーです。

先端の形状はこんな感じで共に三叉になっていますが、ARRON SMITHは内側に緩いテーパーが掛かっているのに対し、IRON Airsoftは先端が平らになっています。

三叉に分かれている部分の中央には窪みが付いており、この窪みの位置は3本共に異なっています。
全体的にARRON SMITHの方が浅く、IRON AIrsoftの方が深いです。
また、前後の位置や溝の長さもARRON SMITHとIRON Airsoftで異なっています。

溝が手前側にある面
溝が真ん中辺りにある面
溝が先端側にある面

SANDMANのQDパーツと干渉する部分はこんな感じ。
ぱっと見はよく似ているのですが、フランジの厚さがARRON SMITHよりもIRON Airsoftの方が分厚くなっており、面取りの深さも違っています。

14mmネジ部分はこんな感じ。
共に14mm逆ネジ対応なのは変わりませんが、IRON Airsoftの方はネジ部分に段差が付いており、少し奥まった所から14mmネジが始まります。

フラッシュハイダー・サプレッサーの互換性について

最後に互換性を見ていきます。

まずはARRON SMITHのフラッシュハイダーにIRON Airsoft SANDMAN-Sの組み合わせを見ていきます。
結果、取り付ける事は出来るもののかなりガタつきます。
限界まで締め込んだ状態でも前後に1〜2mm程度動く感じですね。

このようにしっかりロックされておらず、前後にカタカタ動きます。

尚、違うARRON SMITH製ハイダー(KEYMOUNT MUZZLE BRAKE)で試した所、ガタツキ無く取り付ける事が出来ました。

しかし、2クリック位しか回せなかった上にサプレッサーが大きく傾いた状態で固定されてしまっているので、実用性がありません。

続いて、IRON AirsoftのフラッシュハイダーにARRON SMITH SANDMAN-Sを取り付けてみます。

こちらも限界まで締め込んでもガタツキが消えなかったのですが、ARRON SMITHのフラッシュハイダーとIRON Airsoft SANDMAN-Sとの組み合わせ以上に大きなガタツキが存在しました。

ガタツキがかなり大きい事が分かります。

尚、IRON Airsoft MICRO BRAKEにARRON SMITH SANDMAN-Sを取り付けた場合でもガタツキは同じような感じでした。

フラッシュハイダーとサプレッサーの組み合わせは同メーカーで合わせた方が良さそうな気がします。


という訳で、ARRON SMITHとIRON Airsoftのレプリカ DEAD AIR SANDMAN-S比較は以上になります。

ぱっと見の外観は同じですが、メーカーごとに細かな差があるのがレプリカ品の特徴でもあります。
手元にある製品がARRON SMITHとIRON Airsoftのみなのでこの2機種でしか比較が出来ていませんが、他にもRGWやANGRY GUNからも出ているのでこの辺りと比較するとどうなのかは分かりませんし、どのメーカーが一番リアルなのかどうかを判断するにはそれ相応の知識が必要になりますが、現状はARRON SMITHが一番リアルさを追求しているメーカーであるというのも事実だと思います。

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