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PVS-7/PVS-14用の官品3倍マグニファイアを買ってみました

記事作成日:2023年7月7日

PVS-7やPVS-14の対物レンズ側に取り付けて使用する3倍マグニファイアを買ってみました。

こちらは米軍官品放出品として流通している物で、私が購入したものは塗装されていたりレンズの汚れが付いたりと状態は割と悪い状態の物ですが、一度どんな物なのか見てみたかったので買ってみました。

接眼レンズ側にはPVS-7やPVS-14の対物レンズ側に取り付ける為のアダプターが付いており、真ん中がマグニファイア本体、対物レンズ側にはバトラーキャップが付いています。

アタッチメント部はこんな感じで、内側に突起とOリングが付いており、PVS-7やPVS-14の対物レンズの溝に突起がハマり、Oリングでテンション保持して固定する仕様となっています。
これ、対物レンズへのねじ込みとかじゃなくて圧入だったんですね…。

接眼レンズ側はかなり小さいです。
こちらはバトラーキャップのような保護が無い事もあってか、汚れなのかカビなのかが固着していてガビガビになっていました。
レンズクリーナーを使って拭いてみましたが、汚れは落ちなかったので結構頑固な汚れのようです。

対物レンズ側は結構綺麗な状態でした。
気になるような傷や汚れは無いですね。

尚、接眼レンズ・対物レンズ共に薄い青色のレンズコーティングが施されていました。
PVS-7や14の対物レンズに施されているコーティングとはだいぶ違って見えます。

という訳で、こちらの3倍マグニファイアをPVS-14に取り付けてみます。
まずは溝の位置を合わせてアタッチメントを取り付け、Oリングが潰れて固定されるまでグッと押し込みます。

続いて、アタッチメントにマグニファイアをねじ込みます。
これで完成です。

全体像はこんな感じ。
PVS-14とほぼ同じ長さがあるので、かなり大きいですし重いです。
かなりフロントヘビーになりますね。

PVS-7であれば双眼鏡みたいな使い方で運用できそうですが、PVS-14だと難しいです…。

NVGマウントに取り付けて覗くのは現実的では無いでしょう。
だいぶ重心が前側に来るので、カウンターウエイトがあっても首が疲れます。

マグニファイア無しと有りの見え方はこんな感じ。(屋内でしか撮影出来ていませんが…)

マグニファイア無し
マグニファイア有り

まず、視界がめちゃくちゃ狭くなります。
感覚的には70〜80%位狭くなってしまう感じです。

フォーカス調節を行えば数メートル先でもピントを合わせる事が出来ましたし、接眼レンズ側についていた激しい汚れも気にはならない感じでした。