修善寺虹の郷 ファスガン夜戦(広域)に行ってきました
記事作成日:2023年7月18日
静岡県の修善寺虹の郷にて、ファスガン(光線銃)を使った夜戦サバイバルゲームが行われたので参加してきました。
ブログ記事にはしていませんが、先月にも修善寺虹の郷 ファスガン夜戦が開催されています。
前回はイギリス村のみで行われたのですが、今回は修善寺虹の郷広域(幅約850m、奥行き約350mで高低差有り)で行われる、かなりの規模のゲームとなっています。
持っていった銃と装備、ファスガンの新装備について
今回持っていったのはCO2仕様のAction Army AAP01 アサシン(カービンキット組み込み状態)、載せている光学サイトはVortex AMG UH-1 Gen IIです。
また、普段はNVGマウントをナイトキャップに取り付けて使う事が多かったのですが、今回は長距離かつ長時間の移動が想定されていたので、疲れないようにヘルメットにしました。
銃は明るいうちにゼロイン調整を済ませておくと色々楽です。
どうしてもNVG越しのサイティングは難しいですからね…。
また、自分が参加してきた今までのファスガンゲームから追加されている要素として、ステータスを確認する事が出来るデバイスが配られました。
このデバイスは大きめのスマートウォッチのようなサイズで、ワイアレスでファスガンデバイスと接続され、チームとマガジン弾数、携帯弾数のような銃のステータスに加え、自動復活までのタイマーや寝返り回数などの情報が表示されます。
腕に巻いたり銃に巻いたりと取り付け方は自由ですが、画面が結構明るくて目立つのでチェストリグに貼り付けて使う時だけベルクロをめくってモニターを確認するようにしました。
使わない時はモニターがチェストリグ側を向くので光の漏れが抑えられるといった感じです。
ゲームルールの概要とチーム行動について
更に広大なフィールドを使ったゲームという事もあり、単なる戦闘だけではなく特殊なミッションが課せられるゲームになっていたのと、Ares Alphaというスマートフォン用アプリケーションを用いてチームメンバーの位置を把握出来るようになっていました。
これで展開している味方の位置を把握する事が出来ます。
このAres Alphaは味方の位置確認だけではなく、別の事でも使われましたがそれについては後述します。
この日のチームは赤色、青色、黄色の3チームで、各チームごとに「リーダー」「リーダー補佐」「通信手」と3〜4人構成の小隊(班)に分かれて行動を行っています。
通信手が運営とDiscordでやり取りを行い、それをチーム内に伝えたり、リーダーから作戦指示を受けたりといった事が行われます。
ゲーム内容とスタート地点の指示は運営サイドからディスコードのグループチャットにミッションの指示が入ります。
ここでミッション内容とマップを確認して各チームが行動を開始するといった感じです。
ちなみに運営スタッフは現場で行動する人が数人と、常時全チームのDiscordやAres Alphaを監視するオンライン参加の運営スタッフ2人という構成でしっかり人員を割いていました。
ゲームルールに関する指示を行う運営以外に、場を混乱させる為の運営側の攻撃チームも存在し、ゲームルール次第ではちょこちょこ無差別に攻撃を行っていたり、特定のチームと共闘をしたりしていたようです。
運営から指示されるミッションはメインミッションとサブミッションの2つが存在し、サブミッションをクリアするとと様々な特典が貰えます。
自分たちのチームが獲得したサブミッション特典は「位置情報漏洩」で、指定した時間から5分間、敵チームの位置情報がAres Alpha上に表示されるという内容でした。
これの要請もDiscordを使って行います。
こういう事が出来るのもリモート参加の運営が居るのと、Ares Alphaの恩恵ですね。
尚、Ares Alphaに表示される敵の位置情報はリーダーが確認し、各班に伝えられます。
Discordは運営との連絡以外にもチーム内の情報共有にも使われ、チーム内のボイスチャンネルは常時接続状態にしておき、リーダーと各班長が通話可能な状態、それ以外のメンバーはマイクミュートで聞き専の状態になっています。
全員通話可能にしてしまうと混線して情報が伝わらなかったりするので、必要最低限の人だけが会話出来るようにしています。
班長はボイスチャンネルで行われた連絡を元にどういう行動をするのかを考え、班員に伝える感じです。
また、攻撃・防衛系のミッションであれば作戦会議も重要になってきます。
各班がどのような行動を行うのか、敵がどういう行動をしたらどうするのかなどの打ち合わせを行います。
ちなみにスタート地点までの移動が長距離になる指示も少なくはないので、軽トラックが用意されました。
装備の重い人はこれにのって移動する事で体力の消耗を抑えられるといった感じですね。(重装備で徒歩行軍みたいな、そんなにハードな内容にはなっていない)
ちなみに車はスタート地点までの移動だけではなく、特典アイテムの「タクシーチケット」を使う事で任意の所まで車で来るまで運んでくれるという事も出来たようです。(自分たちのチームはタクシーチケットを持っていたものの、結局使いませんでしたが…)
ゲーム中の様子について
ゲーム中は常時NVGを付けていてもかなり暗く、結構激しい戦闘が乱立する状態だったのであんまり良い写真は撮れていませんが、一応「こんな感じでした」程度の物を載せておきます。
真っ暗闇を移動中の様子
ちなみに、NVGを装着していない人が2m隣を歩いていても、しゃがんでいるこっちに気づかないレベルの暗さでした。
新月の日という事もあり、本当に暗すぎて裸眼だと足元すらまともに見えないんですよ…。
高台から下の方を倍率付きのNVGで索敵している様子。
高台を確保し、味方の移動ルート上に敵が居ないかを確認するのは非常に重要です。
ちなみに、暗すぎて人を認識する事は無理なので、『怪しげな影を確認する』という感じになります。
「座標どこどこに怪しげな影がある」みたいな事を伝えると警戒しながら進んだり迂回したりといった判断材料になります。
尚、周囲が暗すぎる影響もあって僅かな明かりでも点けたら一発で位置バレします。
ガンガン動くミッションもそうですが、防衛戦も結構楽しかったです。
味方を広範囲に展開していてもAres Alphaによって味方の位置を把握出来ますし、Discordで繋がっているのでリアルタイムに状況を伝える事が出来ます。
こんなにしっかり作戦を立てて、各班が目的を持って行動するというのはかなり久しぶりな経験でしたし、今回のようにガジェット・アプリケーションをフル活用したようなゲームは初めてでした。
尚、4時ごろになると外もだいぶ明るくなりNVG無しで行動出来るようになりました。
これが最終ゲームだったのですが、ゲーム時間1時間の大移動を行うゲームで残りの体力をだいぶ奪われました…。
ちなみに最終ゲームでは敵チームがサーマルビジョンを搭載したドローンによる索敵が行われていました。
乗り物に乗ったり、ドローンを使ったりといったユニークな遊び方が出来るのも私有地の貸し切りゲームならではですね。
という訳で、修善寺虹の郷 ファスガン夜戦(広域)のレポートはこんな所です。
今まで以上にコンピューターゲーム感の強い内容になっていたと思います。
普通のゲームと違って体力をめっちゃ使いますがね…。
非常に楽しい10時間でした。